歴史的継続性のない中共
祝・こどもの日「端午の節句」
東アジアでは、5月5日の「牛の月・牛の日」に「端(初め)」を冠して「端午の節句」を祝います。無論、この起源はシナ(チャイナ)大陸にあり、決して朝鮮半島にはありません。
シナに古くから伝わる『荊楚歳時記(けいそさいじき)』に魔除け・厄払いに関する記述があり、特に菖蒲を口にすることから、同音の「尚武」をとって日本では奈良時代以降、男子の行事と化したようです。
一方で、田植えを前に身を清める意味から、女性のための行事であったことも、いかにも日本らしく、今日総じて命の成長を祝う「こどもの日」とした所以でありましょう。
このように、シナ大陸には素晴らしき伝承が数多く、わが国は古来より様々に学び、取り入れてきました。その日本には2669年の歴史があり、なぜ「中華人民共和国」にはたった59年の歴史しかないのでしょうか。
彼らはよく「4000年の歴史がある」と口にしますが、共産党独裁体制には現に59年の歴史しかなく、それ以前にあった同地域の核となる体制とは継続性がありません。近代で申しますと、清と中華民国、中華民国と中華人民共和国はそれぞれ断絶しているわけです。
日本人は、やはり大陸から律令制を取り入れても決して天皇陛下を権力とはしませんでした。あくまで権力は民衆の中に誕生し、地方の豪族たちが荘園などの私有地を治めていたのです。つまり、国家そのものであるご皇室をわざわざ倒す必要のない国の在り方を自然に形成していったと言えましょう。
この点に於いてシナは失敗したのです。欧州でも同様の失敗が各国でありました。ですから、UNESCO指定の「世界遺産」には(自然遺産を除いて)遺産というより「遺物」と呼ぶべき歴史的建造物が殆どであり、シナ大陸に確かに古くから文明が存在していたことを示す過去の遺物は、中共にとってまるで無関係な代物でしかありません。
多くの先人たちが築いてきたものを時の理性で破壊していく行為がどれほど虚しいことか、それは隣国を見て明らかであり、朝鮮半島に至っては、高句麗・百済を倒して唐の属国に墜ち、新羅を倒して明に属し、李王朝は大日本帝国との併合なくして民を救えないほど半島を荒廃させてしまいました。やはりここにも歴史的継続性などないのです。
私たち日本人がこうした自国の素晴らしさと真摯に向き合い、世界に説いていくことが即ち「世界平和の希求」なのであって、そこに高慢も偏見もありません。史上、西南戦争に終わる幾多の内戦を経ても皇統を絶やさぬようにした民族の本能とは何であったかをこそ知るべきではないでしょうか。そこに「平和」のヒントが隠されているのです。
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皇紀2669年(平成21年)5月8日 9:28 AM
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