差別は言論の自由じゃないのでは
神奈川県内のみならず「高市早苗候補を支持する党員票の消し込みが全国各地に拡がっている」という疑惑まで浮上した今回の自民党総裁選挙をめぐり、最後の候補者演説会が昨日午後、大阪市北区のサンケイホールブリーゼ(会場は出席者以外には伏せられていた)にて開かれましたが、小泉進次郎、林芳正両候補の登壇はありませんでした。
そもそもこの日程もおかしなもので、一日記事でも申しましたように党員票の必着が三日である以上、二日に地方遊説を行なったところで党員の心を動かす効果は、初めから期待できません。小泉、林両氏が「大阪を捨てた」のは、公務(小泉氏については国外逃亡)が理由でも何でもないのです。
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以前にも申しましたがいわゆる「菅義偉ライン」の週刊新潮とは違い、自民党内で「小泉内閣」を既定路線に動き回る連中に一泡吹かせたい(別に高市候補支持ではない)週刊文春は、小泉陣営の犯罪行為を暴くのみならず林(リン・ファンヂャン)氏の政治家としての所業そのものを批判材料として取り上げました。
ともすれば「小泉、林、高市の順」とさえ煽られている議員票の背後に、何としても「高市内閣」を阻止したい中共(支那)共産党と財務省があるのは、改めて申すまでもありません。
大型財政出動を嫌悪し、年度内にも倒産で溢れかえりそうな公立・私立の医療機関への予算付けに抵抗する財務省を「シメる」とまで明言した高市候補を徹底して追い落とすべく岸田文雄氏らが暗躍していることも、既にバレました。
結局は来たる政治空白を生むだけの存在だった石破茂氏は、支那事変を批判した斎藤隆夫元衆議院議員のいわゆる「反軍演説」の大半が議事録から削除されていたのを「復活させる」という余計な指示だけはするようです。
のちに旧ソヴィエト連邦共産党の工作(朝日新聞社記者の尾崎秀実らが関与)だったことがバレた支那事変について、当時の帝國議会で疑義を呈してみせた斎藤代議士は正しかったと思いますが、当時は当時の価値観で「不適切な発言」とした議会の判断を覆すべき特段の根拠が(前例も)ありません。
左傾化して私たち国民から離れていった自民党の象徴である石破氏がしたかったのは、立憲民主党ら対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動=反日)にすぎない左翼野党との協調であり、立つ鳥跡を「濁しまくる」とはこのことです。
議会制度協議会が石破氏の指示の可否を判断しますが、今後定めし立民や社民党らの左翼・極左活動家たちがこぞって「辞めないでほしかった石破さんの遺産」などと下手な芝居と共に国会内外で「可」を求めて喚き散らすのでしょう。石破氏は、見事に分断を煽ったことになります。
沖縄県内で分断を煽ってきたのも、左翼・極左暴力活動家たちでした。九月十四日記事で取り上げた沖縄市(旧コザ市)のエイサーの一件や、那覇市立金城小学校で開催予定だった航空自衛隊音楽隊の演奏会が中止になった事件は、まさに自衛隊員に対する職業差別がもたらしたヘイトクライム(憎悪犯罪)です。
左翼諸氏は、かねてより「差別を煽るような言論は自由の範疇にない」と主張してきたではありませんか。その訴えを自ら破ってしまったのが沖縄での一連の事件です。
このような人たちが政治を動かすようでは、私たち国民のほとんどが幸せにはなりません。沖縄ではことほど左様に、自民党会派の県議会議員が踏ん張っていますが、中央は一体何をしているのでしょうか。
昨日記事でも申した通り左翼野党に首班指名の対抗馬は出せません。ならば自民党の首班指名を小泉氏や林氏にしておく必要など全くなくなったのです。
堂堂と「高市新総裁」を出してもう一度国民的支持を取り戻してごらんなさい。離れていった国民はもう、ちょっとやそっとでは帰ってこないでしょうが。