全国知事会の横暴に国民よ、怒れ
昨日記事の冒頭で速報した台湾の林佳龍外交部長が電撃訪日した件ですが、実は、面会した日華議員懇談会(日華懇)の古屋圭司会長と高市早苗元経済安全保障担当相くらいにしかわが国側に訪問の予定を知らせていませんでした。
不意打ちを喰らった中共(支那)の北京政府外交部は早速、猛抗議してきましたが、遠慮することはありません。現政権の「外相もどき」も定めし舌打ちしていることでしょうが、来月までの政治生命です。
しかし、中共寄りの国民党が立法院(国会)で「数の暴力」に及んでおり、それはまるで、北韓(北朝鮮)系の共に民主党が韓国国会で暴力の限りを尽くし、ついに尹錫悦大統領を叩き出してしまったのにも似て、与党・民主進歩党の国会運営をことごとく妨害(防衛費等予算案を削減、凍結したり、人事案を嫌がらせ否決)しています。
よって国民党を批判してきた民間団体主導の解職請求(リコール)投票が昨日、台湾史上初となる二十四名もの立法委員に対して実施されましたが、すべての選挙区で否決されてしまいました。
第二弾となる七名に対する同投票が来月二十三日にありますが、極めて厳しい情勢です。立法院(定数百十三)では、民進党が五十一議席を有する一方、国民党が五十二議席に加え、八議席の台湾民衆党がこれに加勢して頼清徳政権に嫌がらせを続けています。
何を申したいか……北韓の工作が浸透して「民主化」と称する韓国が左傾化したように、中共の工作が経済的のみならず人的(人口侵略に近い)に浸透し始めている台湾でも、屈中政治に抗うことが難しくなっているのです。
もはや「外省人と内省人」という区別だけでは、屈中派を計れません。中共がわが国に対しても計画しているのは、まさにこれであり、日本を人口侵略してしまう気なのです。
そこへ協力する左傾化した自民党や左翼野党たちに、私たち国民を守ることはできません。その最中、これほどまでの規模では「初めて」と申してよい国政選挙に於ける保守派の大躍進が起きました。
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最新動画【C国に抗議】実は共産党軍は日本と戦っていない?~日本改革党・せと弘幸候補
二十五日記事の後段で触れたタイ王国(泰国)とカンボジア(柬国)の泰柬国境紛争にしても、私が泰国内の大学講師や政府職員からの情報で申すのを、読者諸氏が「親泰派の話か」と差し引いて解釈していただいて結構ですが、そもそも泰柬国境の非武装地帯に塹壕を掘っていた柬国が戦闘の引き金を引いたのです。
泰シーサケート県の寺院「プラーサート・プラウィハーン」を、柬国側からは辿り着かないのに「プレアヴィヒア」と呼称して柬国領にしてしまった国際司法裁判所(ICJ)の判定も、のちに歴史的・文化的誤りが多くの学者から指摘されており、にもかかわらず柬国の侵略行為に対応した泰国軍司令官を莫迦にしてまでフン・セン前首相に擦り寄ったペートンターン・チンナワッタ首相が猛烈な国民的非難を浴びているのは、当然ではありませんか。
柬国のこうした侵略行為は、恐らく中共の振り付けによるものです。中共寄りの「タクシン一族」に泰国の政権が戻ったのをいいことに、泰国民もまた、国家存亡の危機を目にしています。
一方、宮城県の水道を仏国資本に叩き売り、さらに回教徒の地にしようとする知事の村井嘉浩氏ら全国知事会議の面面は、欧州をはじめ亜州の水面下で起きているこうした世界の混乱が全く見えていないのです。
外国に身を委ね、わが国(郷)を自分たちで破壊してしまうような政治に、私たち国民が「ノー」を突きつけても、一度走り出した「利権政治」の甘い汁(麻薬のようなもの)に依存して「日本人ファーストは危険な排斥主義だ」などと言い訳してしまう程度の「政治屋」に、もうこれ以上、国政も地方自治も任せてはいけません。
現行憲法(占領憲法)政治で対米依存が日常化し、私たち日本人の「外国に依存する感覚」が麻痺してしまいました。中共に依存し、北韓の工作にまんまと嵌り、欧州の愚かな権利闘争の数数に自ら巻き込まれにいく左翼・極左の言うことを訊き続けて、わが国はこうなってしまったのです。
そのような連中をすべて引きずり下ろすには、私たち日本人の力を結集すればよい、と今回の選挙ではっきりしました。皆様お住まいの都道府県の知事(都道府県庁)に対し、知事会の提言を問い正してください。