印パの陰に中国、ひれ伏す日本

皇紀2685年(令和7年)5月11日

日本産水産物の輸入再開巡り日中協議…中国外務省「日本側は中国の基準にのっとることを表明した」

【読売新聞】 【北京=吉永亜希子】中国外務省は9日、福島第一原子力発電所の処理水放出を巡って中国が停止している日本産水産物の輸入再開に向けて、中国の税関当局が8日、輸入再開時の水産物の検査やモニタリング(監視)方法などについて、日本…

(讀賣新聞社:読売新聞オンライン)

 核戦争に発展する可能性を危惧された印巴対立は、印国ジャンムー・カシミール州で巴国(パキスタン)の過激派「ラシュカレ・タイバ」の分派組織が観光客二十六名を殺害したことに端を発し、両国軍が空中戦を繰り広げるに至ったものです。双方落としどころを探る中、米国のドナルド・トランプ大統領の仲介により昨日、完全停戦で合意しました。

 巴国軍の背後には、中共・共産党人民解放軍がいます。印国空軍機を共産党軍製「殲10」が撃墜したとの情報もあり、カシミール地方に絡もうとする中共の悪影響も勘案すれば、トランプ大統領が動いたのは至極当然です。

 しかし、懸念されたのは、昭和四十七年締結のシムラー協定に代表される「第三者の介入はたとえ連合国(俗称=国際連合)であっても排除する」という印巴の姿勢で、よって核保有国どうしの最終戦争すら懸念されたのですが、そうであればこそ「矛を収めたい」という印巴の本音もあったでしょう。

 定めし面白がっていたに違いない中共を尻目に、トランプ大統領が「うまくやった」わけです。一方、確か現行憲法(占領憲法)を惨めに振りかざして「平和国家」を自称する亜州の大国があったはずですが、一体彼らは何をしていたのでしょうか。

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 その恥ずかしい「亜州の大国」「彼ら」とは、わが国であり私たち日本人です。「世界平和を希求する」という占領憲法の文言は、米軍(或いは米民主党)に対する「服従」を意味して有効であり、決して無益な戦争を止める能力の保有を認められていません。

 占領憲法第九条の「国の交戦権は、これを認めない」という珍妙な国語は、原文の「The right of belligerency」を無理矢理に日本語訳したもので、いわば外交上好戦的国に敵対してでも「反戦」「平和」を主張することも認められていないのです。

 だからこそ米軍の始める戦争に、わが国は反対できません。米民主党が煽って始まったウクライナ侵攻も、イスラエルのパレスチナ人大虐殺も、同じ亜州で起きた印巴(南亜)対立を仲裁することもできませんでした。

 中共産党軍が比国(フィリピン)や越国(ヴェト・ナム)らを酷く困惑させる領土・領海の侵略や、台湾を取り囲む挑発行為にも、世界平和を希求するはずのわが国は、占領憲法を「憲法」とする「非自立国家」であるがために何一つ平和に向けた外交ができないのです。

 四月二十六日記事で、わが国政府が中共産党に水産物輸入の再開を説いた姿勢について「中共産党に『再開してくれたらコレもします、アレもします』と頭を下げたでしょうが」と批判しましたが、讀賣新聞社記事にある「中共の基準に則る」がまさにそれであり、自立することをやめてしまったわが国外交の無残な姿を露わにしています。

 先日の外務省の発表で、昨年訪日外国人の査証(ヴィザ)発行件数のうち七割超が中共人であり、二番目に多い比国人の九倍以上だとわかりました。こうした関係にありながら中共産党の横暴さえ止められない政府に、私たち国民が不安や不満を抱かないとでも思っているのでしょうか。

 占領憲法の「護憲」を唱える者は、同じ口で「平和」や「人権」を説きますが、実は全く相容れない二つのことを主張しているのであり、そのようなこともわからない政治家や政治活動家に、私たち国民はもうこれ以上、誤魔化されてはいけません。

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『印パの陰に中国、ひれ伏す日本』に2件のコメント

  1. ナポレオン・ソロ:

    250511―2 カシミ-ル地方の領有権を巡る印パ間の紛争は既に50年を経過していますね
    遠藤さんお早う御座います ソロです。
    掲題した様に、この問題は両国にとって、永年懸案となっている問題で、この地方で買われている羊毛がカシミヤと呼ばれる高級羊毛で高い値段が付くので、国家の資源として重要なので揉めているのですが、そのカシミヤの最大の市場である米国が、両者の仲裁に入るのは、至極理に適ったものですから、テロを焚きつけたシナも此処迄は読んで居た筈です。

    ではこの盲動にどんな意味があるのか、と考えた¥ても、何もそれら敷物が見当たりません.詰まり、シナに因る一種の「紛れ」と考えれば好い事案だと思っていいと思います.今やシナを人口で抜き去り世界一の労働資源国となったインドはカシミヤの利権も大事だが、米国でAI 開発に多くの若者が頭脳を提供し、進化させているので、少々なら譲歩は可能です。

    其れより、インドとしては、此の件で揉めると、シナが反対が和の東端からの侵入を図るって、交戦状態に陥阿される恐れがありますからね。之は1っ種の御嫌がらせでしょう。 まぁ斯うした事を繰り返していれば、mシナ派、共産主義体制に専念して鎖国状態を習近平は求めているらしいが、其の理想と真逆に周辺国を侵略しているのですから理解不能です。

    この習近平も此処迄無能と歯思わなかったが、全山の機を統べた刈り取ってはげ山にしたうえで、全残胃対k¥要綱パネルを敷き詰めるというバカな真似をして見せたり、その太陽光パネル=S・Pを生産し過ぎて過剰在庫を抱えて終い、生産工場を止めざるを得ない事態に追い込まれているという自滅劇もアチコチでやって居る。 

    まぁ先ず、此の指導者ではシナが世界をリ-度する話には絶対になりませんね、先見の明らしき資質が欠片も見当たりませんから。 彼が持っている優れた資質とは、ル-チン・ワ-クを効率良く熟せるとか、他人が定めた計画をより早くより正確に熟すと言う事でしょうか、何れにしても、資質としては有益でも、トップに立てる判断力、総合的な計画力は無い。

    何より、自分より評価の高い他人を露骨に嫌がると言う器量の狭さは、誰が見ても「ちょろい奴だ」としか見えません。感情の抑制が効かないのは, 自分に正直だからなのは、特定の人に看方であって大概では「狭量で自分勝手な奴」にしか見えません。一方でトランプ氏との会談で香港の処分で、江一派を封じれたのに、逆にコロナパンデミックを起こされた。

    トランプ氏も、習近平のル器量についてに認識は、こうした実績からかっばふぁ^が得て、決して高いものではないでしょうから、日本は自国形の防衛手段をとって、詰まり、憲法改正を頭に入れ手、其れを実行に移すべき、詰り高市さんに政権を渡朱べきでしょうね。

  2. 素浪人:

    今日は。

    印パの陰に支狂有り、で全て納得です。定めし、パキスタン過激派を支援しているのは、イランがヒズボラを支援している構図と似ていると愚察致します。

    さて、遠藤様の今日の記事後段。毎度おなじみながら、愚生が日本国民(愚生の身内も含めて)に呼び掛けたいのは、『アナタ方はいつまで自国の現状や国史に無関心なのですか?そんなに自民族の誇りを捨ててまで、日常生活が忙しいのですか?アフォでお莫迦なドラマや遊びに興じているクセに』という一言です。こうした日本国民の総意・集合知ならぬ集合恥が、現下の『戦後ニッフォン』であることを認識しない限り、東亜どころか世界平和の足かせ・足手まといになっているのが我が国の存在なのです。

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