蓮舫史上最大のブーメラン
安倍晋三元首相が李登輝元総統のお墓参りに台湾を公式訪問しようとしたのが令和四年七月三十日で、その予定を知った中共・共産党が北韓(北朝鮮)の工作員まで使って「何が何でも阻止せよ」と動いた結果、同八日に奈良市内で暗殺されてしまいました。
その後、わが国に残ったのは、北韓カルトの統一教会(世界平和統一家庭連合)をめぐる話だけでした。
同九日記事でも申しましたように、対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)の極左暴力集団とその周辺がやり散らかした「反アベ」狂乱が一国の元首相を殺し、そして私たち国民にとって重要な選挙をも殺したのです。
いわゆる「北海道野次裁判」で、札幌地方裁判所(広瀬孝裁判長)が下した北海道庁・道警察敗北の判決は、公職選挙法違反を野放しにし、街頭演説会の妨害を容易いものにしてしまいました。その結果が現在のこれです。
二十日記事冒頭でも言及しましたが、政策も思想も何もない暴力集団が堂堂と妨害行為を楽しむべく、三百万円の供託金を納めてでも破壊活動に興じているにすぎない有り様は、すべて野次裁判の顛末から始まったと申せましょう。
先述の「反アベ」狂乱集団を前に、当時の安倍首相が「こんな人たちに負けるわけにはいかないんです」と街頭で力んで見せた際、朝日新聞社(該当記事)を始め、立憲民主党ら野党が一斉にこの演説を批判しました。演説の妨害、すなわち私たち国民の「知る権利」を侵害することを大いに認めてしまったのです。
その一翼を担った立民の謝蓮舫参議院議員が一体どの口で「警察の対応が遅くて怖かったです」などと憤れたものでしょうか。政治家以前に、まず人としての神経を疑います。
暴力集団「つばさの党」の黒川敦彦氏(代表)や根本良輔氏(候補者)は、自分たち以外のすべて政党、候補者に暴力行為をして回り、とうとう東京都大田区の荻野稔区議会議員(無所属)を路上に張り倒しました。
あろうことか根本氏は、その言い訳に「大袈裟に彼が転んだ」などとし、内縁の妻らしい斉藤ゆり氏までも「綺麗な後ろ受け身を取られているあたり、こうなる状況もある程度想定内だったのではないかと」と開き直っています。こちらの人びとも、到底まともな神経の持ち主とは申せません。
これが今、わが国の国政選挙の現場で起きていることです。こんな日本に誰がしたのですか?
さまざまな政策の失敗もあった安倍元首相への批判は当然のこととして、しかしながらそれを暴力行為で表した連中を擁護し、むしろ応援すらした立民ら立法権力の野党と、朝日ら報道権力の責任を徹底追及しなければいけません。
いざ自分が安倍元首相と同じ目に遭って初めて「怖かったです」ではないのです!