ヤジの排除、その実態がコレ

皇紀2684年(令和6年)2月25日

小池百合子東京都知事に「差別をやめろ」と叫んだ瞬間に強制的に連れて行かれた…排除したのは民間人だったという恐怖「ヤジのステルス排除」という指摘も

 2019年に安倍首相(当時)にヤジを飛ばした市民を北海道警察が排除した問題を追ったドキュメンタリー映画「ヤジと民主主義 劇場拡大版」が全国で上映されるなか、1月に行われた東京の八王子市長選挙で…

(HBC北海道放送|JNN)

 東京都の小池百合子知事を「ボロクソ」に野次りたい心情はお察しします。しかし、この「差別をやめろ」というのは、一月二十一日投開票だった八王子市長選挙と(大正関東大震災時に発生したとされる真偽不明な事件への言及の是非とは)何の関係もありません。

 安倍晋三元首相の街頭演説に対して継続した暴力行為が見られ、ついに警察がやむなく排除した当時も申しましたが、たとえ左翼・極左弁護士のお歴歴が屁理屈を述べても公職選挙法違反の選挙妨害に該当していました。

 あれから安倍元首相が演説中に暗殺され、実は「何かと動くのに制約がある中で苦悩、奮闘している」警察はもとより、選挙事務所自体が非常にピリピリしています。応援演説に駆けつけた「大物」にもしものことがあれば、という心配は、与野党を問いません。

 多くの被災者を出した大正関東大震災に一部朝鮮人(当時)の不幸だけを取り上げる傾向の対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)は、それに抗う言論(主として保守系)に対して暴力行為を繰り返すわりに、自分たちが批判されるととんでもなく逆上します。

 自分たちの「カウンター(保守系に対する対抗行動)」は「正義」であり、自分たちがカウンターを受けると途端に被害者面全開で「差別だ」「暴力だ」とわめく限り、私たち多くの国民から理解など得られるはずもありません。彼らの歪んだ正義感こそ、逮捕者が相次いだいわゆる「私人逮捕系」とほぼ同じなのです。

 よってこの記事で扱われた人物を現場から「お帰り願った」選挙運動員は、あくまで公選法違反事案の発生を未然に防ぐためだったと考えられ、事前に警察の静止に対しても全く言うことを聞かなかった様子から、選挙事務所側が危機感を募らせた結果だと思われます。そのような行動にしか出なかった人物の問題です。

 街頭演説という重要な、私たち国民が権利行使のために聞かねばならない言論の自由を妨害しておいて、自分たちの「言論の自由が」も何もあったものではありません。

 ここで私の経験を申しましょう。中共の胡錦濤国家主席(当時)が来日した際、私も「歓迎しない」旨の掲示物を持って待ち構えました。そこでやはり、声も出さないうちに警察に排除されたのです。

 当然私なりに抗議しましたが後日、警備部公安に「どうか堪えてください。あそこは天皇陛下も御行幸になる場所なので」と言われまして、それで納得しました。天皇陛下を御護りすべく一切の政治活動を認めていない場なら、私も引かねばならぬ、と。

 中共と北韓(北朝鮮)や政府に言いたいことは、いくらでも言えるのがわが国です。

 そこでもう一つ。北韓の金正日氏が起こした日本国民拉致事件の解決をわが国政府に訴える署名活動中、在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)大阪支部の連中に文字通りの暴力で妨害された時には、それこそ大阪府警察が間に入って必死に止めてくれました。

 総連側は、警察に「排除された」と思っているかもしれませんが、わが国政府の「腰砕け」を批判しているのに配布物をこれ見よがしに道に投げ捨てるわ、大声で怒鳴り込まれるわで、街頭演説会場から排除されそうになったのは私たちのほうです。

 私たちは、警察のおかげで助かりました。警備部公安がついてくれていなかったら、どうなっていたか分かりません。とても怖かったです。

 東京放送(TBS)系報道は、ことほど左様に「ヤジのステルス排除」などと煽りますが、これが野次の実態です。このような言論に対する恐ろしい妨害行為は、今後も適切に対処されるよう強く求めます。

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