全警察官と自衛官に謝れ!
日本ボクシング連盟(アマチュアボクシングの競技統括団体)の山根明前会長が一月三十一日、大阪市内の病院で亡くなられました。衷心よりお悔やみ申し上げます。
ボクシングは、実は五輪大会出場などを目指すアマチュアのほうがプロよりも何かと厳しいのですが、山根前会長がわが国のアマ選手育成に大いなる力を発揮してきた分、氏を超えられない指導者たちが「体制転覆」を画策して、いわゆる「奈良判定問題」を起こした際、山根前会長の言動や出自を中傷する声がありました。
読者の中にも山根前会長に批判的意見があるかもしれませんが私は、山根前会長でなければ成しえなかったことをよく聞かされていましたので、あの転覆劇の顛末を今でも気の毒に思っています。連盟は、あれからよくなったかと申せば、結局大きな力を失ったままです。
政界でも財界でも、時に大志を抱いた「ブルドーザーのような」人物が或る閉塞した状況を文字通り打破するもので、まして国家を動かす大きな決断は、そのような人物にしか成しえず、余人をもって代えがたい指導者がいます。残念ながら、岸田文雄首相のことではありません。
それが良くも悪くも、贈賄側に逮捕者がいない事件で旧隠匿退蔵物資事件捜査部(東京地検特捜部)に消された日中国交正常化の田中角栄元首相であり、台湾訪問を目前にして暗殺された中共包囲網(クアッド)提唱の安倍晋三元首相でした。
さて、昨日記事の末尾で「全国の警察官に謝って」と申しましたが、十三日記事で取り上げた件の最終見解が防衛省から示されていましたので、もう一度この問題について、私たち国民が政府へ提言すべきことを申します。
まず、わが国、私たち国民を守るために闘った、闘わずにはいられなかった、闘わざるをえなかった、さまざまな想いを胸に散った先人たちの御霊が祀られている靖國神社を参拝することは、何人からも何一つ制限されるいわれがありません。
よって靖國神社は、未だ果されない「官軍」に対して「賊軍」とされた英霊の御霊も、直ちに合祀すべきです。今はもう言葉として存在しない「A級戦犯」の合祀が問題なのではなく、官軍の立場でしか合祀していない姿勢に問題があるのです。
そして、同じくわが国を、私たち国民を守るために自然災害を含む「見えない敵(現行憲法=占領憲法下では「見ざる敵」か)」と闘っている自衛官が靖國神社を参拝しただけで処分の対象になるような国家なら、今すぐ畳んでしまえばよろしい。
陸上自衛隊の幹部に丸腰で靖國へ行けと言うのですか? 公用車の使用は当然であり、仮にも首相以下閣僚が永田町から九段下まで一人ずつ徒歩で参拝したら、私たち国民は何と言いますか? 「どんな危機管理しとるんか」と。
最後に、やはり昭和四十九年十一月十九日公示の旧防衛庁事務次官通達(殉職隊員の合祀などの項目)を直ちに廃止しなければいけません。この種の「ゴミみたいな」通達は、内容の間違いを認めるよう強く申し入れましょう。
すべての自衛官に謝って。