犠牲者を政治利用する左翼
ケルトの穢れ払いが基のハロウィーン(三十一日)を単なる「莫迦騒ぎに興じる日」にしてしまった日韓共に、今やその日が近づくにつれ社会的不安を喚起するようになってしまいました。
昨年十一月六日記事で申したように、韓国ソウル特別市龍山区梨泰院で起きた雑踏圧死事故を、北韓(北朝鮮)工作員が反尹錫悦政権運動に悪用したのは明白です。彼らは事故発生直後から、どうにかして「尹大統領のせいにしよう」と屁理屈をこねくり回してきました。
北韓政党の共に民主党(李在明代表)が平成二十六年に起きた世越号(※警告 漢字表記はこれが正解であり二度と的外れな指摘をしてこないこと)事故を朴槿恵大統領(当時)弾劾の端緒にできた「悪の成功体験」に酔いしれ、文字通り「柳の下の二匹目の泥鰌を狙」っています。
追悼式を北韓左翼・極左の集会に仕立てのは、共に民主党ら自身であり、百五十九名もの犠牲者を出したそれぞれのご遺族の哀しみを政治利用したのも彼らです。尹大統領の直言は、あまりにも事実であるため、北韓工作紙のハンギョレ新聞が連日のようにこの件で出鱈目な記事を配信し続けています。
二十六日には、学術書「帝国の慰安婦」で自称・元妓生(かどうかも不明)の連中に名誉毀損で訴えられた著者で世宗大学校の朴裕河名誉教授の上告審が韓国大法院(最高裁判所)であり、罰金刑を命じたソウル高等法院(高等裁判所)判決が破棄され、審理を高裁に「無罪の趣旨」で差し戻しました。
朴教授に「親日有罪」のレッテルを張って喜んでいた北韓左翼・極左は、さぞ悔しがっていることでしょう。これも反尹政権に利用するに違いありません。そうして都度都度に日韓関係を破壊してきたのが彼らです。
大韓帝國(李王朝)と大日本帝國の各全権が調印した日韓併合条約発効下の韓半島(朝鮮半島)について、まだまだ北韓主導の異常な「被害意識」から脱却できていない学術書でさえ、ほんのわずかな「日韓が分かり合える可能性」を見逃さず、徹底して攻撃するのですから、左翼・極左に決して気を許してはいけません。
わが国でも、何か悲惨な事件や事故が起きると、必ずと言ってよいほど左翼・極左が被害者ご家族に近づき、腸捻転でも起こしそうな「国非難」の手段を手ほどきするのです。そのやり方は、人の不幸につけ込む創価学会や統一教会(世界平和統一家庭連合)ら対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)カルトと何ら変わりません。
そのようなことをしているうちにも、やはり韓国では、今後梨泰院で起きたような事故を繰り返さないための有効な対策を、未だ論じきれていないのです。何度でも犠牲者を出し、韓国が疲弊していくのを、北韓や中共が手ぐすねを引いて待っているのでしょう。
私たち国民はこれまで通り、絶対に同じ手は喰わぬ、と正気を保ち続けることです。