移民あふれ、ああ欧州が沈む

皇紀2683年(令和5年)9月23日

Germany has ‘reached limit’ of its migrant intake, says president

Frank-Walter Steinmeier called for stronger controls on Europe’s borders to help nation, which takes in third of those who reach EU…

(The Telegraph)

 軽く翻訳しますと、独国のフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー連邦大統領が伊国紙の独占取材に対し、欧州連合(EU)に流入する移民の三分の一が独国へやってくることを「限界に達している」と述べたという英国デイリー・テレグラフ社の記事です。

 アンゲラ・メルケル前首相が移民・難民大量受け入れ政策に踏み切って以降、ついにこのような顛末を迎えたわけですが、彼女も政権末期、移民政策の間違いを認めていました。因みに独国は先日、協定違反を理由に伊国経由の移民受け入れを拒否しています。

 また、対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)活動家がその目的を達するためによく持ち出した「北欧は素晴らしいのに」という「作られた常識」も、もう嘘でも語れないほど既に崩壊しました。

 高い税率の対価として社会福祉を充実させた例に挙げられてきたスウェーデン(典国)は、移民受け入れを同時進行させた結果、学ばない・働かない移民や難民による福祉のタダ乗りが横行し、凶悪犯罪が頻発、国家的治安の程度が欧州最悪を疑うにまで堕ちたのです。

 典国犯罪防止評議会の統計では、薬物関連に限った犯罪件数だけでも、この二十年の間に約四倍にまで膨れ上がったことが分かります。平成十二年に約三万件だったものが令和二年には、なんと約十二万件を超えたのです。

 何かと私たち国民に「見習え」と例示されてきた典国は、福祉制度破綻の可能性すら出始め、街は麻薬や銃犯罪にまみれて国民的疲弊も限界を迎えつつあります。これが、左派・社会民主労働党のマグダレナ・アンデション前首相が辞任に追い込まれた原因です。

 しかし、八月四日記事でも申したように、この欧州の惨劇を知らぬはずがないわが国の政治家、官僚、報道権力の記者や極左暴力活動家たちは、相も変わらず移民・難民大量受け入れを提唱し、脱法的行為でそれをゴリ押ししてでも、まさにわが国も大惨事の淵へ追い落とそうとしています。対日ヘイトは、文字通り「日本が嫌い」ですから、私たちの安全な暮らしを破壊しようと必死なのです。

 岸田文雄内閣が先月四日に突如、外国籍の未成年者百四十人に認めてしまった在留特別許可は、国家的秩序を根底から破壊する違法行為を、脱法的既成事実化する法治国家の死を意味しました。わが国は、岸田内閣と法務省と極左暴力活動家に殺されたのです。

 私たちは改めて、もうとっくに欧州各国の福祉政策が瓦解している現実を直視し、彼らと同じ轍を踏んではならないという強い決意をもって政策の大修整を行政や立法に求めねばなりません。

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『移民あふれ、ああ欧州が沈む』に3件のコメント

  1. 日本男児:

    所詮は、UNも国際連盟の二の舞。機能不全、世界社会主義・共産主義勢力に乗っ取られているUN解体、5カ国常任理事国特権・核保有国に正当性無し。現行UN解体の後、新たな公平・自由・平等・国際条約制定順守機関組織結成こそ、最も急務の運動課題。

  2. 波那:

    シリアの内戦が終わったのでアサド大統領が逃げ出した国民に国に戻るよう言っているらしく難民を帰そうとしてるデンマークの動画を見ました。ベルギーも金をやるからと言って難民を追い出そうとしてるらしいです。ドイツは例のケルン大聖堂前に大晦日に集まった群衆の中に居たモスレム難民に襲われレイプされた被害者女性のビデオを見ましたが、彼らはイスラム教以外の女性には何をしてもいいと思っている蛮族です。肌を見せてる女が悪いと殴るそうです。北欧でもイギリスでも何処でも女性達が犠牲にされています。共生など有り得ないです。何故彼らはイスラム教の国に行かないのかと皆怒ってますが、どうやら彼らは先進国に入り込んでイスラム教の国にしようと本気で思っていているらしく、このビデオの中では、いみじくもUAEの外務大臣がdecision making が出来ないポリコレに染まった政治家の国の行く末を予見していて、マクロンが例に挙げられています。4分ほどの短い動画ですので見て頂きたいです。

    ∇’France Will Become Islamic Country’: Why This Muslim Cleric’s Startling Prediction is Going Viral…
    https://youtube.com/watch?v=wNQb75PwOHE&si=N3fpiHojS4vs_f88

    ≫この欧州の惨劇を知らぬはずがないわが国の政治家、官僚…
    果たして本当に彼らは知っているのでしょうか?LGBT法案を成立させてしまって御満悦な岸田首相が国家国民を守るとは思えないのです。ヨーロッパの失敗から学ばずに昨日のヨーロッパを明日の日本にされるのではないかと不安です。首相の弟が外国人労働者を受け入れる会社をしていますし。岸田首相は安倍総理が築いて来たものを悉く打ち壊して第二次安倍政権前のあの古い体質の悪しき自民党に戻してしまいました。国民の間には虚脱感や絶望感が蔓延しているのを汲んで志ある議員は、あの人がトップでは自民党は勝てないと決起してほしいです。

  3. きよしこ:

    以前にも申し上げたかもしれませんが、我が国ほど移民・難民の受け入れに適さない国はないと思います。言語も生活環境も風習も極めて特殊で、そもそも日本人にとって外国人は「もてなす」ものであり、「共に暮らす」ことを想定していないのだと考えます。他の国もそうだと思いますが、やはり街の風景も衣類のデザインなども元々そこに住む人々の肌の色に合わせて作られており、非常に差別的だと思われてしまうでしょうが、例えば私が住んでいるような田舎の山奥だと、白人もそうですが、どうしても黒人の方々は悪目立ちしてしまうのです。逆に日本人がアフリカ先住民の村に行けば奇異な目で見られても仕方ありません。

    ここ最近になってようやく外国人による犯罪や迷惑行為が(決して大手メディアではなく)勇敢なジャーナリストや現地の方々の発信により明るみになりましたが、それでも日本を呪いたくて壊したくて仕方がない面々は「日本は外国人に冷酷」などと嘘ばかり並べたてます。

    何度も言いますが、そんなに外国人に来てほしければ自分で金を出せ。日本人の子供を大事に育てるための提言もせず、人間をモノ扱いする輩が軽々しく「人権」とか口にするな。