米台に変化?…愚かな日本

皇紀2675年(平成27年)1月5日

 http://japan.cna.com.tw/news/apol/201501020006.aspx
 ▲中央社フォーカス台湾:断交以来36年ぶり 旧駐米大使公邸で国旗掲揚式/台湾

 「国際社会の中で日本は取り残されます」……わが国の国民性(習慣など)に起因した制度をこう批判するのが大好きなグローバリストは、なぜか中韓のご機嫌を著しく損ねるような各国の動きにのみ日本が同調する必要を決して説きません。取り残されてもよいようです。

 それゆえにか、駐美國台北經濟文化代表處(駐米台湾大使館に相当)が一日、ワシントンD.C.にある旧中華民国駐米大使公邸で、台米断交以来三十六年ぶりに元日の国旗掲揚式を行なったことすら、わが国の報道企業は伝えてもいません。

 政府は、この事態をどう把握しているのでしょうか。

 台湾の独立問題について、簡単に改めて申しますと、中華民国国民党が台湾を領土とする国際法上有効な根拠は現状ないのですが、少なくとも中華人民共和国共産党の領土でないことだけは間違いありません。

 しかし、中華民国を名乗った台湾がわが国とは昭和四十七年、米国とは昭和五十四年に国交断絶を確認したのも確かであり、日中国交回復を急いだわが国に対し、今度は米台国交回復を先にやられてしまうかもしれないのです。

 私たちは、本当にそれでもよいのでしょうか。米中の経済相互依存関係やわが国に浸透した中共の対日工作の効果により、その可能性を強く否定したがる人がほとんどでしょうが、政権が死に体化した馬英九総統とバラク・オバマ大統領は、必死で「最後に笑い」たがるかもしれません。

 そのとき中共は台湾侵略を始めるでしょう。だから日本が知らん顔できない案件なのです。

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