朝鮮半島?骨肉の争い
平成22年3月26日、韓国軍哨戒艦が沈没し、46名が死亡しました。国際合同調査団は20日、その原因が北朝鮮人民軍の魚雷攻撃によるものだったと発表しています。私は、これをにわかには信じられませんでした。たとえ「瀬戸際外交」の北朝鮮とはいえ、いきなりこれほど愚かなことをするものでしょうか。しかし、もう韓国と北朝鮮の対立は深まり始めています。
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201005260004.html
▲CNN:北朝鮮、韓国との全関係断絶を宣言
この同一民族が骨肉の争いを始めた朝鮮戦争について、私たちはもう一度よく知っておいたほうがよいかもしれません。中でも観やすいのが、平成16年製作の韓国映画『ブラザーフッド』(原題:太極旗を翻して)でしょう。監督は『シュリ』のカン・ジェギュ、主演は「あなたが好きだから?」のチャン・ドンゴン(笑)と、日韓合作ドラマ『フレンズ』のウォンビンです。
本作は、ジェギュ監督の前作『シュリ』でも散見された編集のおかしな部分がまだあり、映画としての完成度はさほど高くありませんが、冒頭と最後のつながりはよくできています。私は劇場で不覚にもつい涙ぐんでしまいました。
しかし、本作のもっとも優れていた点は、それまでタブーとされた保導連盟事件を描いたことでしょう。これは、反共のために韓国国内の自警団が20万人以上もの韓国人を自ら大虐殺した事件です。虐殺された韓国人の中には、共産主義とはまったく無関係の人もたくさんいたと言います。
このような事件は、島根県竹島を韓国領と言い出した李承晩軍事政権下で多発しており、例えば済州島四・三事件から逃れるために日本に不法入国し、そのまま在日韓国人となった方々が非常に多いのだそうです。ちなみに、日韓併合下で労働のために日本に渡ってきていた韓国人は、昭和20年8月15日以降、そのほとんどが朝鮮半島へ帰りました。
韓国国内で、北朝鮮を「主敵」とするのは6年ぶりのことです。金大中・盧武鉉政権の10年で対朝「対話」を主軸とした結果、北朝鮮に何らの平和的変化をもたらすことはできず、李明博大統領は上海万博開幕中の中共を横目に見ながら、何らかの報復を試みるかもしれません。
恐らく、韓国も中共も米国も北朝鮮・金王朝の崩壊を直ちに望んではいないと思います。ただ、米中は北朝鮮の存続を前提とし、上海万博終了後に金王朝を崩壊させるに違いありません。鳩山由紀夫首相が「抑止力」を今ごろ改めて思い知ったらしいのですが、在日米軍の、特に海兵隊が動くときはきます。そこに日本の意志などまったく考慮されないでしょう。
日本はこれらの国の中で唯一国軍を持っておらず、米軍がベッタリ張りついている国です。北朝鮮に自制を求めたくても、或いは何らかの行動に出たくても、何もできません。東亜の混乱が起こるとすれば、必ず日本は巻き込まれるというのに、ただ文字通り「巻き込まれる」だけです。
日本の国防に在日米軍ありきで語りたがる右翼も左翼も間違ってはいませんか? 日本を守るために、在日米軍より自前の憲法を守ることが先ではありませんか? 自前の憲法とは大日本帝國憲法のことですよ。
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皇紀2670年(平成22年)5月27日 12:37 PM
言われる通り、自立が有りて国家と呼べるのですが日本はまだ日本国で有っても「日本国家」では有りません。国家観が無いからで現在の日本人は敵も味方も区別がつかない?日本を知らないからでしょう。日本の歴史を齧れば日本とは道徳心・自立心・羞恥心を知る世界唯一の民族で有った事が理解できるのです。