作れず・売れず・運び出せず

皇紀2682年(令和4年)6月11日

中国と豪州が双方非難 南シナ海で両軍機接近:時事ドットコム

【北京時事】中国国防省の譚克非報道官は7日の談話で、オーストラリア軍のP8哨戒機が5月26日、南シナ海西沙(英語名パラセル)諸島付近の「中国領空」に接近したなどとして「断固とした反対」を表明した。これに先立ち豪州側は、中国軍の戦闘機「殲16」が豪軍機に近づき、危険な進路妨害を行ったと非難していた…

(時事通信社)

 南支那海上にも東支那海上にも、そのような中共の領空も領海も存在しません。何度口でいっても分からないなら体で分からせましょうか、と。東南亜諸国の悲痛な訴えに、日米豪が警戒行動をとっているのです。

 日米豪が中共と戦争をしようとしているのではありません。中共が既に東南亜諸国を脅かし、戦争になっていてもおかしくない状況を生み出したのです。日米豪は、それをやめさせようとしているだけです。

 共産党人民解放軍は、英連邦加州の哨戒機にも交戦行為をとり、同豪州の哨戒機を迎撃しました。それは、五月二十三日記事で取り上げた豪州の政権交代に対するものです。

 豪労働党のアンソニー・アルバニージー首相に、屈中政治をやらせるための脅迫行為でもあるのでしょう。このような「やりたい放題」を許してはなりません。

 武漢ウイルス(新型コロナウイルス)狂乱で莫迦をみた私たちの世界は、一つ大きな真実を全員で見ました。それが中共の加虐的正体です。

 事実を隠蔽して人命を奪い、経済を混乱させ、自国人民を虫けらのように扱い、私たちにも致命的迷惑をかけ続ける……それが中共なのです。

 共産党の稚拙な方針に振り回され、そうなると警告し続けた数多の声を無視して対中依存を続けるわが国企業は今、とりわけ砂上の供給網(サプライチェーン)に翻弄されています。売りたいものを作れず、売れず、運び出せず……どこかで聴いたような三原則です。

 中共なんぞで製造してきた弊害のみならず、目下共産党の「ゼロコロナ脳」によりわが国で製造した良品を中共で販売することもままなりません。対中輸出品の通関手続きが突然変わってしまったのです。

 やれ「詳細な成分表を提出せよ」だの「追加資料を出せ」だのといい出し、恐らく中共市場を魅力的と判断してモノを売ってきた全世界の企業を直撃しています。彼らは、こうした輸入品が感染源だといい張っているのです。

 少し前に韓国で似たような騒ぎがありました。中共からの輸入品で感染したという主張の蔓延です。

 それはともかく、特に中小企業はこうした共産党の横暴が「命取り」になりやすく、今からでも本気で中共との取引をやめねばならないのです。

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『作れず・売れず・運び出せず』に3件のコメント

  1. 日本を守りたい:

    そもそも、歴史の嘘と捏造で 日本人と日本国の名誉を汚し貶めるデマ宣伝を 毎日世界に流布し続けているシナ共産党が 日本人・日本企業に金儲けさせてくれるはずが無い。朝鮮半島も同様。進出して工場を建設するなど 愚の骨頂。「豚は太らせてから」で、いずれ全てを奪われて 生命からがら 逃げ帰るのがオチ。日本人なら、第二の通州事件を心配しなければなるまい。台湾有事ともなれば。無いとは言い切れぬ情勢だから。

  2. 八百万の神の自由:

    > ~今からでも本気で中共との取引をやめねばならない~

     そうなんですよね。
    その為にも企業が戻ってきやすいように内需拡大が必要だが、財務省、緊縮派は相変わらず財政規律。
     「供給力(生産力~自給自足力)」が無くなる事こそ、コストプッシュインフレを増発させ、外債に頼らざるを得ず、財政破綻に繋がる事をエリート達が理解できぬはずが無い。
     財政健全化で国滅ぶ。
    財政破綻論は正に「自己実現的予言」ですね。

  3. ノンポリではいられない!:

     上海のロックダウンの状況を見て、中共に進出するリスクがまだ分からない企業が多いのが不思議で仕方がない。国防動員法のリスクもまだ知れ渡っていない。情報を忖度するマスコミのせいか・・。また、政府にしても中国企業に情報・技術協力を惜しまないような考えでは、もう終わっているとしかいいようがない。