米が日本に「ガス分けて」

皇紀2682年(令和4年)2月3日

米、日韓にガス融通可能か打診 対欧州、ウクライナ有事の際

 【ワシントン共同】米ブルームバーグ通信は2日、米国が日本や韓国などのアジアの主要天然ガス輸入国に対し、ウクライナを巡る有事の際に欧州にガスを振り向けられるかどうか打診していると報じた。…

(一般社団法人共同通信社)

 露国と欧米のウクライナをめぐる緊迫が「利権の奪い合い」であるとすれば露国は、ウラジーミル・プーチン大統領が欧州への天然瓦斯供給を止める可能性はあるでしょう。

 記事中にも、欧州連合(EU)の天然瓦斯輸入先が露国で約四割を占めていることが書かれていますが、止められて最も被害が出るのは間違いなく独国です。

 東独出身のアンゲラ・メルケル前首相がプーチン大統領との「蜜月」で輸入を拡大させた背景には、東日本大震災で東京電力福島第一原子力発電所事故が発生し、慌てて「脱原発」を進めたことが大いに関係しています。

 福一原発事故に関連し、福島県内の子供が「甲状腺癌に苦しんでいる」などと全く科学的根拠もなくEUの欧州委員会に書簡を送った五人の元首相(村山富市細川護熙小泉純一郎鳩山由紀夫菅直人)は、欧州委が原発を地球温暖化対策に資する「グリーンな投資先」に認定しなければならなくなった事情も分からないのでしょう。

 EUにとってもわが国にとっても迷惑甚だしい行為に奔った五人の「太陽光パネル利権」の代弁者たちは、そうわめけばわめくほど石炭や石油の需要が高まることをどう考えるのでしょうか。

 地球温暖化だの持続可能な開発目標(SDGs)だのは、まさしく利権の提唱でしかなく、凍える冬を暖房もつけずに厚着で凌ぐ目下の英国国民に対して極めて残酷です。

 英国でも燃料費などの高騰に多くの国民が苦しんでおり、根拠不明な「環境問題」ではなく生活の実利を確保する政策が求められています。

 いよいよ給与下落のまま物価上昇(スタグフレーション)局面に突入してしまったわが国はさらに深刻で、国家安全保障に於いても自国の資源開発、海上交通路(シーレーン)の安全確保、既に国内企業が有している「安全な原発」技術への移行(現行軽水炉型原発の廃止)を直ちに進めねばなりません。

 米政府は、わが国に欧州への天然瓦斯の振り分けを打診してきたといいますが、先達ての石油備蓄の放出といい、本来であればわが国の安保体制を脅かす要請であり、一切応じる必要はなく、ならば「日米原子力協定を見直せ(軽水炉型や取扱量の問題)」「日本の海底資源開発に協力せよ」と突きつけて応じさせるのが先です。

 五人の「死にぞこない」がチマチマしたカネを懐に入れて妄言を吐き散らしているのは、あまりにもお粗末であり、わが国ももっと大きな利権を奪いにいけばよい。

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『米が日本に「ガス分けて」』に2件のコメント

  1. ナポレオン・ソロ:

    スイマセン書き直し分も読み返してみると可笑しなところだらけなので、下記再度書き直しました、お手数をかけて本当に申し訳ないですが、前分削除下さい。
    ソロです。
    >>もっと大事な利権を奪いに行けば良い
    はて? そんな利権あったかな、と考えてみましたが出てきませんので岸田君に習って先送りしておきますww

    唯、原発反対の5人の元首相の出自の内訳は、3人が帰化人の子孫「=管、小泉、鳩山」1人が共産主義者「=村山」もぅ1人が国賊公家「=細川」で、日本には何れも要らない人材で、日本の国益など関心が無い政治家がなんと首相をやっていたのですから、日本の政治土壌は最悪の状態だったのです。

    その状態から日本を引き継いで9年間懸けて立て直したのが安倍さんですね、当に日本の救世主と言って良い歴史的に名の残る名宰相だろう、良い指導者の下には良い人材が育つのが安定した文明社会の筈だが、先経つての総裁選候補の酷さは、眼を覆わんばかりだった。

    それでも「改革仕事人」の高市さんを選ぶのなら未だしも、可も無く不可も無さそうな岸田を選出して大外れにする辺り、自民党支持者は「明きメクラ」かと言いたい、幾ら売国マスコミに毎日ネガティブなニュースを垂れ流しされているとは雖も、目先の生活さえ良ければればなんでも良いのか? 日本が滅ぶぞ!

    中には自分の好き嫌いだけで、主張の中身も聞かずに判断をするから、投票を制限すべきだなんて、後退した議論も出て来る。特に女性で高市さんの「顔が嫌い」「声が嫌い」から「主張が難しいので嫌い」とか言い出すが、是も1票、否、投票所に足を運ぶだけマシなのが日本の現実です。

    掲題の「ガス分けて」ですが、何故、米国でシェール・ガスを増産する話に繋がらないのですかね? DSの中核だった石油メジャーのロックフェラー一族が健在でもあるまいし、替え玉バイデン「=実弟だろう」にそんな判断は出来そうにない、すると、実際に執権しているNSC内部で、愛国チームと民主党勢力間での紛争が起こっている可能性が出てきた。

    だがどの途、ウクライナは唯では済まないだろう、何故なら今回の原因は、主に対ロシアの長い経済制裁にあるが、ウクライナの信義無き外交姿勢にもあるからで、ウクライナ領内にある軍需産業の工場から勝手に軍事技術がシナにダダ漏れで、挙句にNATO軍に加盟を希望しているなんて、自国には一千発もの核ミサイルが配備してあるのだから冗談じゃなく正面の敵じゃないか。

    是を元コメディアンのゼレゾフスキー大統領がロシアの恫喝にビビり上がって、しきりに助けを求めて居るのが現状ですから、ドイツなどはヘルメット5000個を送っただけ、肝心の米国は打撃艦隊所属するLAH「=強襲揚陸艦」4隻の8500人の海兵隊とかですから、どうも、本腰は入れて居無い、でも、弱小国のバルト三国でもミサイルを供与してますがね。

    この辺りどっちもどっちの処があるが、この「ガスをよこせ」は、ガスの国際価格を吊り上げる意図が見え見えで100%DSの指示でしょう、NSC内部の紛争はそれが絡んでいますね。 本当に人類の未来の為に潰して排除すべき勢力は、このDS勢力なのです。

  2. 心の病・中国依存から抜けようとしない愚の骨張2022.2.8 – 心に明かりを!ジロコのブログ:

    […]  中共に依存した供給網は一瞬で破壊されます。三日記事で申した独国と同じ目にわが国が遭うのです。❞遠藤健太郎オフィシャルブログ » Blog Archive » 中国に輸出止められたら? (shinho […]