「環境ポリコレ」との闘い
【日曜休題】
まず、川口マーン惠美さんら著の『SDGsの不都合な真実 「脱炭素」が世界を救うの大嘘(宝島社刊)』というご本を紹介します。
わが国が高度経済成長と共に味わった水俣病、イタイイタイ病や四日市喘息などの公害は、まさに自然の持つ希釈力を遥かに超える有害物質の垂れ流しから局地的に起きたもので、これを克服する新技術を開発してわが国は真の先進国となりました。
しかし、今日のいわゆる「地球温暖化論」は、どうにもこの自然の持つ力を軽視し、あくまで人間の力だけで地球を変えたかのような話である点に著しい違和感を禁じ得ません。
それに多くの科学者が指摘していることですが地球は現在、緩やかな氷河期へ突入しています。いつの日か、温暖化対策なるものに血道を上げた現世私たちがどこかで莫迦呼ばわりされるのだろう、と思わずにはいられません。
まるで気候変動を初めて見た赤子のように喚いているのが、目下の「脱炭素」工作です。人類が大きな気候変動を目の当たりにするのは、その長い歴史から決して初めてではありません。
それでも「脱炭素」に突進していくのは、この世界をポリティカル・コレクトネス(綺麗事莫迦)がすっかり犯してしまったからでしょう。
海洋ゴミ問題でも、プラスチック製品を規制するより不法投棄の世界的厳罰化、国際法の確立が必要なのに、誰も何もいいません。私が以前ここでそれを提言したら「あなたは保守ではないね」などとののしりにきた輩がいました。
何かしらの「不都合」があるようです。それを知る良書がこの一冊ですので、お薦めします。
皇紀2681年(令和3年)11月29日 8:42 AM
SDGsの議論が胡散臭いのは、人口の問題に言及しない点。
地球が、75億人の人口の負荷に耐え兼ねって、アップアップしているのだから、
人口を減らすのが、一番の正道。
しかし、現実に論じられているのは、どうやって人口を増やすかということばかり。
(前回の投稿を修正しました)