粗雑な言葉に揺れない政治
これが同志社大学大学院の教授かと思うと、わが国の経済学論壇が駄目な理由も瞬時に分かろうという代物で、お読みいただく価値など皆無なのですが、この浜矩子教授がかねてより安倍前内閣の経済政策を「アホノミクス」などと呼称してきた言葉の粗雑さに、学者なら大いに問題があると指摘せずにはいられません。
私も成長戦略なき日本銀行の量的金融緩和が始まった時点で「アベノミクスは失敗」と申してきましたが、今さらこれほど筋違いな論評が出ることも、立憲民主党がこれまた慶応義塾大学の金子勝名誉教授なんぞを招いて「検証」したことも、ゆえにわが国の経済政策が無風のうちに(有用な議論がないままに)駄目な方向へ流れていくのだと申しておきます。
少子化による人口減少国家が財政出動をしても無駄などという頓珍漢な人物までいる中、その少子化の原因が著しい内需委縮によるデフレーション(給与下落)だと気づいていない「有識者」が多いことにもうんざりさせられます。
小規模なばら撒きしかせず、社会基盤再整備(国土強靭化)や新資源開発、農業の再興といった成長戦略のための大型財政出動(国民への大型投資)なくして内需回復も少子化対策もありません。
内需型のわが国は、いわゆる「インバウンド(ちまちました外需依存)」を失った武漢ウイルス(新型コロナウイルス)禍こそ、逆に絶好の機会なのです。経済学者なら「こうすればよくなる」という提案をするだけの知性くらい持て、といいたい。
彼らのこうした「ただの嫌がらせ」は、自民党総裁選挙候補者のうち、特に大型財政出動を打ち出して財政規律など無視してよいものは無視すると断言した高市早苗前総務相(元政務調査会長)に向けられています。
本日、いよいよ投開票の日です。
報道権力が訳の分からないデマを飛ばし、総裁選そのものを弄んできましたが、任期満了に伴う民意(議員・党員・党友投票)反映のシステムを揶揄する姿勢は、そのまま民意に対する冒涜以外の何ものでもありません。
決選投票に持ち込まれれば、その結果は午後四時前後にもつれ込むでしょう。そうしてでも決めねばならない闘いなのです。
内需の危機と好機が同時に訪れている今、こうして選ばれる次期総裁、すなわち次期首相がわが国の将来を左右します。現行憲法(占領憲法)政治の出鱈目が露呈していることもあり、非常に重要な時期なのです。
最後の最後まで悩まれている自民党議員各位に於かれましては、どうか選択の粗雑さを指摘されないよう行動してください。
奇しくも映画館ではわが国初の女性首相が誕生しています。(映画『総理の夫』 配給=東映・日活)
皇紀2681年(令和3年)9月29日 5:53 PM
高市(経済、軍事安保)政策、非常に残念でした! しかし「財政破綻論争」が少しでも進み救いでした。
「財政破綻論」を調べて行くと、平成経済学の頽廃、不誠実に驚き、「そりゃ、日本衰退、国民貧困化するわっ!」と呆れますね!。
メディアに出る8~9割の竹中、アトキンソン的、ネオリベ、グローバリズム主流派(新古典)経済学者等は、 平成から今日迄、「財政破綻論」を煽って、
『 財政・金融・税制 』
という国家の主権の三つの武器の一つ、デフレ対策武器、「財政」出動を封じてしまい、内需疲弊で、ネオリベ、グローバリズム政策のやり放題でした。
これ等からの脱却の為に、国民が認識すべきは、
◎『 (自国通貨発行国、変動為替相場制で自由に金を刷れる日本の)自国通貨建て国債で“財政破綻”はあり得ない 』
◎『 財政出動(国の借金)の制約、制限は、対GDP比率や財政規律で無く、インフレ率(供給力)。』
そして今更、自戒の念も込めてですが、
◎『 経済学は理系ではなく、甚だ文系(思想、思惑、政治的)の学問 』
という事で、政官財学メディアの頽廃、不誠実な現実を国民自体が糾さねば、国体が壊れる時代になってると肝に銘ずべきですね!
自民で一番、経世済民、経済安保の『財政・金融・税制』を熟知してると思われる安藤裕議員が、ブログを再始動し、日々警報を発しています。
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