愛知県43万筆という重み
この運動について、正式に始まる前からここでとりあげてきましたが、いよいよ高須克弥会長らが署名を提出しました。愛知県では法定数八十六万名分が必要とされたこの制度は、最初からあまりにもハードルが高く、莫迦な知事を引きずりおろそうにもそう簡単にはいきません。
高須会長は総数を明かしませんでしたが、おおよそ四十三万名分の署名を集めることができたようです。これは大変な人数です。
運動をしてこられた方がたと署名してくださった県民の皆さんに、衷心よりお礼を申し上げます。お疲れ様でした。早速高須会長は、闘病中の癌の検査結果が悪く出たようで、東京へ戻りました。体調のご回復を祈念します。
当初こそ連携を模索していた愛知県の大村秀章知事と名古屋市の河村たかし市長でしたが、大阪維新の会との関係悪化を招いた大村知事が一人はじき出されて以来、その怨念からか頭がおかしくなったように次つぎと問題を起こしました。
もともと大村知事はルサンチマンの塊のような人物でしたから、愛知県に県庁所在地の政令指定都市があって、そこにまともな市長がいてくれて助かったようなものです。東京都の失敗を見ても歴然としていますが、阿呆が知事になった途端、都知事・都庁に権力を集約させていますと区長や区議会ではどうにもならず、中心地の区は全て「一発アウト」と申して過言ではありません。
かつては国政よりはるかに投票率が高かった地方選挙は、近年では多くの興味を引いておらず、しかしながら私たちの暮らしに密接であるため、いわゆる「ピンポイント且つ濃密に莫迦な自治」をやられると大変なことになるのです。近年ますます増え始めた変な条例がまさにそれです。
私たちはもっと、地方自治に確かな情報を得て確かな判断をしなければなりません。