河野防衛相にガッカリ?

皇紀2680年(令和2年)8月25日

 昨日、配信ミスがありました。大変申し訳ありませんでした。
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 中共の習近平国家主席は、もう訪日など眼中になく、韓国の文在寅大統領を恫喝する目的で訪韓したがっている、といっていたら本当にそうなりました。しかも楊潔篪共産党外交担当政治局委員を極秘日程で釜山広域市へ送り込み、青瓦台(大統領官邸)に訪韓を承諾させるという手口でした。

河野防衛相が女系天皇容認論 次の天皇「内親王のお子さまも」

 将来の首相候補の一人に数えられる河野太郎防衛相は23日夜、インターネット動画サイトのライブ配信で皇位継承のあり方について「1000年以上続く男系が続くなら男系がいい」と断った上で、女系天皇の容認も検討すべきだとの考えを示した…

(産経新聞)

 さて、外相のころから人気が急上昇してきた河野太郎防衛相ですが、これは大変残念な考え方です。

 どれほど個別の政策に優れていても国家の基本がブレるような政治家は、全く使い物になりません。いくら数字にゼロをかけてもゼロにしかならないのと同じです。

 中には「ここへきてやはり『紅の傭兵』こと河野洋平元自民党総裁の血が顔を出す」といった声も聞かれ、私の周りでも「がっかりした。これで絶対に首相にはなれない・させない」といった意見も聞かれました。その通りでしょう。

 皇室のことに政治家風情が介入してはいけません。所詮はどこの馬の骨とも分からない民にしかすぎないからで、それは私たちも同じです。ただ、そんな政治家も含めて(陳やR4のような外国人を除き)私たち国民は、祖先が全て神武天皇に繋がる大和の一族です。この神話を(「信じろ」と強制もしませんが)莫迦にされるいわれはありません。

 その私たちが、皇室のありようを勝手に変えられると思い込んでいることが極めて危険なのです。

 女性天皇は過去に例がありますが、女系という言葉と天皇という言葉はそもそも結びつかず、言葉として存在しません。例えば「空席満員」とか「無症状重症」みたいなもので、思わず「どっちやねん!」と突っ込みたくなります。

 こんな簡単なことも分からず、近代合理主義のような話をする河野防衛相は、これで「残念な人」確定です。しかし、彼は考えを改めないでしょう。職責を与えればそれに忠実に仕事をこなす優秀な政治家ですが、全く人の話を聞かない(考えを改めたりしない)ことで有名ですから、治らないと思います。

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『河野防衛相にガッカリ?』に5件のコメント

  1. きよしこ:

    それでも私は河野大臣をポスト安倍の最有力と思いますが、やはり皇統をめぐる意見に関しては確たる知識と信念を持ちながら男系絶対維持のために静かに各方面に裏から手を回すいい意味での「工作」が必要だと思います。河野大臣はそういうことは好まないでしょうが。しかし、皇位の安定的な継承が期待できるならまだしも現下の状況において皇統に言及するのはとても賢明とは言えません。失うものは多くても得るものはとても少ないと思います。河野大臣には熱狂的なファンもいればアンチもいるのですが、その理由もなんとなく理解できます。ある意味戦後リベラルを象徴するような政治家とも言えるでしょう。しかし、これを機に我々が皇統というものに謙虚に向き合う世論が醸成されれば、今回の「自爆」も悪くはないのではないでしょうか。

  2. js:

    河野大臣は皇位の存続に大変な危機感を持つがゆえにこの発言をされたと思います
    したがってむしろ、最も信頼できる人と私は思います
    男系でなければだめ、簡単に人は言いますが、現在の縛りのきつさは、憲法九条と同じく、マッカーサーの率いるあの組織が無理に決めたことです
    だから今これを変えるのは九条を変えるのと同様の難しさがあると、なぜ人は思わないのでしょうか
    私は彼こそが一番この問題を真剣に考えていると結論します

  3. js:

    連投失礼。ちょっと言葉足らずのため、さも女系容認のように読めたと思います
    そうではなく、いま男系が絶対であると言うことは、保守派からは喝采されるでしょうが、総理の道からは遠ざかることであると認識します
    そして何もしないでおれば将来自然に皇統は途絶えるのであるとすれば、縛りを変える必要がある
    私はまずもってこの問題に言及しただけでも、河野大臣は十分勉強されておられると思います
    GHQの仕掛けた時限装置によって人々の意識が女系容認に染まっていることをまず考えるべきです

  4. 遠藤 健太郎:

     おっしゃりたいことは分かります。それを前提に、河野太郎防衛相の発言の何が駄目なのかを改めますと、それこそGHQがやらかした十一宮家の皇籍離脱に対して、これを皇統復帰させることに反対したことです。私は以前にも、十一宮家全ての(特に竹田宮の)皇統復帰を諦めても皇位継承上位の御家柄は今なお複数存在し、男系男子の御子がおられることに着目すべきだと申しました。

     本当に皇室の現状を心配するというのなら、筋を曲げずに論じるべきです。万世一系を曲げて論じることに、私はやはり(あなたには莫迦げているといわれるかもしれませんが)強烈な民族としての違和感を拭えません。

  5. js:

     ご返答を感謝いたします
     遠藤様のご意見を莫迦げたものとは寸毫も思いません。これほど巨大な国家が、皇室のある意味極めて些細な望みをかなえて差し上げられないことに情けなさを感じるものです
     大臣が頑固な性格であるとは、私の知らない情報をお持ちゆえその通りだろうと推察します。ただ大臣が本気で考えておられるなら、理屈っぽい性格とも見えますし、意見を変える余地はあるのかなと思いました
     傍流の問題とお考えであるなら、男系を確定させればレジェンドになる、ここで女流を認めたら日本破壊者として永遠に名を残すと、ちゃんと教えてあげれば案外簡単に転ぶかも、とも
     まあ、もちろん何が何でも河野氏を推したいわけではないのですが、ちゃんと所信を述べただけでも上等かなと思った次第です