大学教授が莫迦になった…

皇紀2675年(平成27年)10月27日

 http://news.livedoor.com/article/detail/10749768/
 ▲livedoorNEWS:「B級国民」慶應義塾大学教授の金子勝氏によるツイートに批判集まる

 二十一日記事に引き続き、著名な金子勝先生を批判の対象にしてどうこうしようという気はありません。そのような行いに大した意味もないでしょう。

 しかし、昨日記事で申したことに関連する報道に於いて、学問の府で言論、表現、研究の自由が脅かされ始めているという主張は、全く筋違いなのです。

 なぜなら、どうしていわゆる「安全保障関連法」に集中して立教大学や放送大学のような対応が取られるかと申せば、あれほど報道各社も加担して「安保反対」「反安倍」を扇動したにもかかわらず国民の約半数しか異議を唱えなかったこと、一方で彼らの闘争運動に共感できないと答えた国民が半数以上もいたことに表れているように、私のごとく法案に疑義を呈した者でも批判したほど彼らが差別的で排外主義的で、まるで誇大妄想にでも憑りつかれたように事実を無視した言辞を弄し続けた結果、これが言論や表現、研究の自由の範疇にない破壊行為と受け取られることが多くなってしまったからに他なりません。

 法整備によって「日本は戦争をする国になった」という類いの論述は、例えば「○○人は人間ではない」などの根拠のない主張と何ら変わらず、安倍晋三首相が憎くて経済政策を批判する際、その政策に期待しようとする国民を「B級国民」と断じるのは、戦時下に於いて非協力的な国民を「非国民」と指差したこととほとんど同質の愚行なのです。

 こんな言論のどこが学術的な研究でしょうか。むしろ学問の府に於いて諫められるべきであり、思い込みで事実に反することを叫びまくる集会を断行した法政大学は、多くの国民に「もう近寄ってはならない珍妙な大学」と思われても仕方がありません。

 施設使用を認めなかった立教大や試験問題から不適切な記述を削除して放送した放送大に対し、もっともらしく不平を述べた大学教授らは、言論と妄言の違いも分からなくなったようであり、わが国の知の凋落こそ憂うべきではないでしょうか。

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『大学教授が莫迦になった…』に1件のコメント

  1. kacchan:

    10月21日、慶應義塾大学にて「ゲーテ研究会」と称して行われた内容です。
    ご参考までに。

    https://www.facebook.com/keioyushi

    個人的には粂川麻里生教授の思い込み、偏向の酷さが特に目につくような感じがしました。
    しかしなぜ「ゲーテ研究会」なのだ。。。???