東京五輪まで…を逃すな!

皇紀2674年(平成26年)11月24日

 勤労感謝の日……なんぞと言われると、ただ「報われないよなぁ」と改めて思い知らされるわけですが、五穀の収穫を祝う「新嘗祭」と言っていただけると、素直に「なんとかメシは食えている。まぁそれだけで丸儲けか」と思えます。

 占領統治で祭祀の祝日が書き換えられたせいで、心に痛く刺さるんですよね、祝日の名前が。なんだか嫌味なんですよ、もう。傷つきます。

 http://www.sankei.com/economy/news/141120/ecn141120……
 ▲産經新聞:ついに2年物も…国債ゼロ金利、金融緩和で「異常な状況」

 そうです。国債の金利低下が止まりません。日本銀行が(そもそも無根拠だった)国債保有額の限度を撤廃してくれたおかげで、政府はとてつもなく積極財政策を採りやすくなっているのです。

 だから二十日記事でまとめたように、「財政の問題をどうするのか、基礎的財政収支(プライマリー・バランス)の黒字化は」などと言っている人が国を滅ぼすのだ、と申しました。

 昨年のうちに失敗した安倍政権の経済政策(アベノミクス)が、なぜ本年に軌道修正できなかったかと申せば、消費税率の引き上げと補正予算規模の引き下げをやったせいです。

 政府の「借金」と呼ばれるものは、日銀が国債の保有額を増やすだけでどんどん減っていきます。消費税率の引き上げで税収が減る(五%引き上げ後から減り続けてきた)ことのほうが、財政を圧迫しかねません。

 何度でも申します。安倍晋三首相は、勝負に出るべきです。私たちは、財務省や増税派議員、経済評論家たちのつく嘘に騙されません。

 円高デフレーション対策の有効期限は、東京五輪開催の前年ぐらいまでです。それ以降は、円安インフレーション対策で増税しなくてはならなくなる可能性が極めて大きく、日本経済再生の最後のチャンスを絶対に逃してはなりません。

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『東京五輪まで…を逃すな!』に1件のコメント

  1. KURIHARAtoshi:

    戦後70年になろうとしています。いつまでも占領統治を言い訳にするのは政治の怠慢です。そろそろ辞める時期でしょう。日本人の正名運動として祭祀の祝日名を取り戻しましょう。