オバマを取っても利なし

皇紀2674年(平成26年)9月24日

 http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014092201002149……
 ▲47NEWS(共同通信社):政府、プーチン氏の秋来日断念 米の理解得られず

 とうとうこの話が表に出ました。
 私は二十一日の講演で、事前に提示した「なぜ北朝鮮は拉致事件調査を先送りにしたのか」という問いに、最新情報でお答えしたのが、「北朝鮮は日露関係が少し遠のいたのを知ったからだ」と申しました。

 むろん、共同通信社の記事が正しいかどうかは、まだ何とも申せません。しかし、少なくとも先日の安倍晋三首相とウラジーミル・プーチン大統領との短い電話会談でも、亜州太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた首脳会談開催の約束しかしておらず、今秋の大統領訪日は、やはり見送られたとの見方が優勢です。

 九月十二日記事の冒頭でも申したように、露政府は訪日を打診し続けていたのであり、これに対して外務省がろくに対応せず、首相官邸で調整を試みていたのは間違いありません。

 なぜなら、共同が書いた「オバマ米政権がプーチン氏来日を見合わせるよう日本に求めている」というのは、一貫した外務省の姿勢であり、安倍首相はこれを知って、官邸で対処していたようです。

 北朝鮮が拉致事件の「再調査」などと言い出したのも、第二次安倍内閣発足以来、頻繁に日露が首脳会談を重ね始めたためであり、これが一旦停滞するのであれば、北朝鮮は「すでに分かりきっている日本国民拉致被害者の情報」を出すのも、様子を見てからということになったに違いありません。

 この一点をもってしても、日露間に距離を作ってはならないことが分かります。何度も申しますが、これまでの露国のどの指導者でもなく、プーチン大統領と日露講和を実現させ、領土問題に終止符を打ち、経済交流も深めることに意義があるのです。

 環太平洋経済連携協定(TPP)にも見られる、まるで「新世界秩序(New World Order)、或いは世界統一」のような危険思想に対し、危険思想だと知って抵抗するプーチン大統領とここへ来て距離を置くことは、安倍首相自らが新自由主義で、世界統一政府に組すると宣言するようなものでしょう。皇国の為政者は、そうであってはなりません。

 これまた何度も申しますが、ウクライナ問題におけるプーチン大統領の責任など何一つないのであり、創出された対立に煽られて、わが国まで莫迦をみることはないのです。

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『オバマを取っても利なし』に11件のコメント

  1. 危険:

    >ウクライナ問題におけるプーチン大統領の責任など何一つない

    これは間違っています。
    少なくとも、東部ドネツク、ルガンスクへの露軍の直接的介入(今もしらを切っていますがウクライナからの
    情報ではまぎれもなく直接的に介入し、露分離主義者のなかも指導層は露軍である)を行っている。
    ミサイル、戦車、銃も露軍からわたっている。
    露軍の介入がなければ今頃は東部ドネツク、ルガンスクの紛争はほぼ制圧されているはずです。

  2. yuzuruw:

    「ウクライナ問題におけるプーチン大統領の責任など何一つない」とは驚きの意見ですね。
    プーチンは北方領土など全く返還しようなどとは思っていません。それが択捉島での軍事演習であり、四島の施設の整備拡充です。「サハリン2」を忘れましたか。シベリヤ抑留105万人、うち50万人の死傷者に対してもソ連、ロシアは全く謝罪はおろか賠償もしていません。
    遠藤氏よ、なぜ日本が日清、日露の両大戦をせねばならなかったのかお忘れですか。中立条約の一方的な破棄を見てもわかるように、ロシアという国は相手を侵略するために条約を締結することはほぼ世界の常識です。
    ロシアによるウクライナのクリミア併合は侵略ではないのですか。東部ドネツィク等への侵攻も侵略ではないのですか。
    スコットランドの独立運動も大事には至りませんでしたが、ロシアの工作が大きく影響しました。
    またロシアと支那は一枚岩ではないとは言え、軍事同盟を締結している国同士ですよ。支那の尖閣・沖縄への侵略と同時に、ロシアの北海道侵略が開始されます。今のままの防衛体制では。
    日本にとっても、世界にとってもロシアと支那は最悪の侵略国家です。

  3. 林 正:

    こんばんわ。何時もブログを拝見しています。東京ではデモとか講演会に一人で参加しています。
    今年の東京都知事選挙では田母神閣下の応援(街頭演説会等)には頭数の一人で参加していました。
    今度(明日)新党立ち上げは非常にうれしいです。遠藤先生も大阪で活躍中で期待しています。

  4. matu:

    >ウクライナ問題におけるプーチン大統領の責任など何一つないのであり、創出された対立に煽られて、わが国まで莫迦をみることはないのです

    全く同意見です。
    ウクライナキエフ政権は英語をしゃべる傭兵テロリストが作ったものです。
    マレーシア航空機撃墜についてはどうだったでしょうか。「冷静に調査結果を待とう」といったロシアに対して欧米は制裁で答えました。それで調査は行われたのでしょうか。
    ウクライナ南東部での停戦を呼びかけ合意に持って行ったのはロシアであり、その合意を破って今なお一般住民女子供を殺害しているのはキエフ軍です。多くの住民がやむなく国境を越えロシアに救いを求めました。ロシアでは20年前まで同じ国の彼らを温かく迎えました。人道上のことであり、
    >露軍の介入がなければ今頃は東部ドネツク、ルガンスクの紛争はほぼ制圧されているはずです。
    とおっしゃる方は、この住民達が皆殺しにされれば良かった、とでも??

    かつてのソ連軍の行いを今のウクライナでの対立の原因に求めるのは全く筋違いです。

    わが国では「ロシア革命」といいますが、私は実態に即して「ユダヤ革命」といった方が良いと思っています。なぜなら、ロシア革命を主導したのはロシア人ではなくユダヤ人でありソ連の最初の政権も85%(99%という人もいます)以上がユダヤ人であったからです。
    (日露戦争もユダヤ人の画策によって「創出された(日露)対立」であったのです)
    プーチン大統領もそう明言しており、今のロシアではそのユダヤイデオロギーが崩壊したことを喜び、現ロシア政権とソ連の最初のユダヤ政権とは違うことを演説しています。(ユーチューブで確認できます)

    米国支配層(ユダヤ人)の言いなりにならないロシアをつぶすために「ウクライナでの対立」は「創出された」のです。そう、目的はプーチン大統領潰しです(元ウクライナ大使の馬淵睦夫さんもそういっておりますよ)。ですからプーチン大統領に責任はありません。

    日本は彼らの圧力から今なお抜け出せない占領下にありますから、仕方なくロシア制裁に加担していますが、もういい加減占領下から出ましょうよと、国益を考えたらロシアとも協調する道を探るべきだと遠藤さんは述べているわけです。

    ネットをされる皆様にはぜひ「ロシアの声」で直接ロシアからの発信を見ることをお願いしたいです。

    日本のマスコミの問題は朝日新聞だけではないのです。すべて厳しい検閲下にあります。
    (米国支配層のやり方は朝日新聞のやりかたと似ておりますね、火種を作っておいてそれで利を得るのです・・)

  5. 日の君:

    日本人はロシアのプロパガンダに騙されやすい性質だそうですが(元KGB発言)

    ロシアはソ連時代から一貫した日米離反が対日外交の根本だそうですね。
    ソ連時代は日本社会党に反米活動をさせ、日米安保改定への安保闘争にも資金を提供する一方で、
    反共を謳い自主独立を掲げるあの自民党青嵐会にまで接触して、「自主独立」「対米隷属」感情を利用して煽り操る工作を繰り広げた。

    今のロシアも変わらず。
    ソ連共産主義が終わり日本左翼は親中派で使えないから、反米感情が強い右派民族派(ナショナリスト)に目をつけて、目標を転換。
    いわゆる新右翼の一水会などは反米観点からロシアと親しい代表でしばしば訪ロして政府要人と面会している。

    コミンテルンが、他国で他国民のナショナリズムを煽り、他国で紛争を起こして利権を得るのは常套手段ですものね。
    日本がソ連工作で大東亜戦争へ巻き込まれたように。
    フランスとイギリス植民地統治後のどさくさにロシアが中東へ入りこんで、ナショナリズムを煽って紛争を起こし産油権を獲得し武器兵器輸出や軍配備契約をしたように。
    クリミアやスコットランドの独立の裏にロシアが居るように(地政学的にも最も有利となる)。

    『1991年のロシア保守派によるゴルバチョフ監禁軍事クーデターによってエリツィンがソ連共産党の活動を停止させる大統領令を布告してモスクワ市民も結集、ゴルバチョフもエリツィンに強要され、ソ連共産党の解散を命じ自らも書記長の職を辞す、わずか6日間で国家体制の実質的な転換(白色革命)をテレビ放映したロシア。

    この軍事クーデターの首謀者が実は、ソ連共産党もソ連軍も内務省軍(治安部隊)も政府も国民も全てを監視しているKGBの議長クリュチコフ、ソ連軍を率いるソ連国防相ヤゾフ、内務省軍を率いるソ連内務相プーゴ、他にソ連副大統領ヤナーエフ、ソ連首相パブロフ、ソ連最高会議議長ルチャノフなどであったのだから負ける道理などなく、
    一方のロシア共和国大統領のエリツィンには動かせる一兵の軍もなかった。

    人口1千万人のモスクワの大部分が、エリツィンの下に結集?
    実際はわずか三万人の非武装。
    それなのにクーデター軍は三日間で分裂して降伏。死者わずか三名。

    エリツィンが反共産主義で、自由主義・民主主義の新ロシアを目指したのであれば、
    東欧の新政権がそうであったように、
    自国民6,600万人を虐サツしたソ連共産党・KGBの大犯罪を裁判で裁くはずだが
    サツ害された人々の遺族や被迫害者が糾弾するデモも無ければ、告訴・告発もなし。
    もちろん74年間の大犯罪を裁く裁判も皆無。

    そればかりか新ロシアは、「ソ連共産党」を「ロシア共産党」として復活。
    国家反逆罪で逮捕されていたクーデター主謀者たちも、全員が恩赦で自由になり、
    KGBもそのまま存続。
    KGBの「総局」や「局」に独自の名称を名乗らせることで、言葉の上だけで六分割しただけ。
    なによりもエリツィンはKGBの幹部を次々と首相にしていった。
    プリマコフ、ステパシン、プーチン。
    そしてプーチンを大統領代行に指名して辞任し、次の”選挙”でプーチンは大統領になった。』

  6. mgmg:

    上2つのコメひでぇな~

    ウクライナ工作は完全に欧米

    だって兵士はほとんどアメリカンとヨーロピアン

    スコットランドにロシアの工作なんか入ってねぇよ

    こんな恥ずかしいこといってるから日本人はだましやすいってナメられる

  7. あき:

    さて、この問題を考える場合のキーワードを思いつくままに書いてみます。
    オバマ、イスラエル、ユダヤ、シオニズム、アシュケナジ、ハザール、キエフ、AIPAC、ソビエト、ロシア、シオンの長老の議定書(プロトコール)、アルバート・パイクの“予言”(未来計画)、旧約聖書、タルムード・・
    とりあえず。

    さて、オバマは、ハーバード大学ロースクールでユダヤ人のマーサ・ミノウ教授にスカウトされユダヤ人コミュニティの全面応援で大統領までなります。

    在米ユダヤ人は、640万ほど(2006年)ですが、最強のロビー組織(AIPAC)を有し大統領も議員も選ぶ立場にあります、豊富な資金力でマスコミも自由になり反ユダヤの議員に対しては、徹底的にネガティブキャンペーンを張って落選させます。

    そして、アメリカは、年間約30億ドルもイスラエルに対し支援しています。アメリカ国内で約3000万人の人々が飢餓の恐怖に晒されているそうですのでいったい誰のための国なのかと思います。
    アメリカは、ユダヤ・イスラエルのために動くのを国是としているようです。

    イスラエルは、1897年8月のバーゼルでの会議でパレスチナにホームランドを作る(シオンの丘から シオニズムと称す) ことを決めた。

    パレスチナにイスラエルを作る大義名分は、旧約聖書のエジプトにより追われたことによるが・・現在のユダヤ人の9割は、ハザール帝国の末裔でパレスチナとは関係ない。

    ハザール帝国は、7世紀から13世紀にモンゴルにより滅びるまでウクライナからカスピ海一帯を支配した巨大な帝国です。9世紀に突如ユダヤ教に改宗しました。

    ロシアは、キエフが発祥の地でハザール帝国と戦います。そのあたりからロシアとユダヤの戦いは続いているのでしょう。

    アルバート・パイクが1871年に、イタリア建国の父であるジュゼッペ・マッチーニに送った書簡(手紙)の内容(要約)
    「第一次世界大戦は、ロシア皇帝を倒しロシアをイルミナティの支配下に置く」
    「第二次世界大戦は、ドイツの民族主義者とシオニストの意見対立により発生、イスラエルが建国され、ロシアの影響拡大」
    「第三次世界大戦は、シオニストとアラブ人の間にイルミナティエジェントが引き起こす」

    プーチンは、ロシアに寄生していたユダヤ人達を追い出しました。
    ロシア人の国に戻したのです。

    平和を愛するアメリカは何をやってきましたか? そこらじゅうで戦争をやってきましたね。それも理由なく・・ 言いがかりで
    そこの人々を不幸にしてきました。
    オバマは今、何をしているのですか?
    アメリカは、ユダヤのために動いています。
    世界平和のためなどとは眉唾です。

    アメリカとロシア どっちが日本にひどいことをしましたか?

  8. mgmg:

    日本人はアメリカのプロパガンダに騙されやすい性質出そうですが(元GHQ発言)

    アメリカは占領統治から一貫して日ソ(ロ)離反が対日外交の根本だそうですね。

    ・・アホくさ

    白色革命は国際金融資本の革命だよ

    イデオロギーじゃねぇから利用できるもんは全部残して利用した

    それをも利用して国際金融資本からロシアを取り返そうとしてんのがプーチン

    だからプーチンは嫌われここにまで工作コメがやってくる

    見抜いてこんなこと書く遠藤氏は凄すぎとしかいいようがない

  9. あき:

    ロシアの声より 最新の情報を

    >少なくとも、東部ドネツク、ルガンスクへの露軍の直接的介入(今もしらを切っていますがウクライナからの情報ではまぎれもなく直接的に介入し、露分離主義者のなかも指導層は露軍である)を行っている。
    ミサイル、戦車、銃も露軍からわたっている。<

    OSCE「ロシア軍のウクライナへの侵入の証拠、無し」
    http://japanese.ruvr.ru/news/2014_09_26/277827959/

    OSCE: 欧州安全保障協力機構

    ウクライナの情報は正しいのか?
    正しいことを前提に述べておられますね。
    明らかにおかしい

    >露軍の介入がなければ今頃は東部ドネツク、ルガンスクの紛争はほぼ制圧されているはずです。<

    国連、ドネツク大量虐殺現場の視察へ
    http://japanese.ruvr.ru/news/2014_09_26/kokuren-ukuraina/
    「大量虐殺された市民はウクライナの国家親衛隊に殺害されたとの見方を示している。」

    ろくなことしていませんね。
    ウクライナ政権に正当性はあるのか?
    それこそテロリストの集まりですね。

  10. 素浪人:

    >ウクライナ問題におけるプーチン大統領の責任など何一つない

    小生も遠藤様のご意見に同意します。ヤフコメにコメントすると欧米側に立つ者の何と多いことか。少なくともウクライナ問題では先に手を出して政変を起こさせたのはどう考えても欧米側であるのに、ロシア悪玉説を疑おうともしない。この神経と事実確認のいい加減さには呆れるばかりです。マレーシア航空機の墜落でも、親露派やロシア軍が関与したという証拠は未だに無いのです。

    また、ロシア軍がウクライナ領内の親露派の支援に動いていることを非難する人も居ますが、国境地帯付近が不穏な情勢で、拱手傍観せよ、と言うのでしょうか?小生は、ロシアの動きは自国防衛につながるとみなして、ありとあらゆる手立てを講じているだけにしか見えませんし、否定的な捉え方もしません。たとえそれが我々日本国民の感覚とは違っていても、です。

    小生も露助が我が国に為し、現在も続いている不法行為(北方領土問題)は許せませんが、それとこれ(ウクライナ問題)とは全く別です。

  11. あき:

    北方領土ですが・・
    アメリカ・ユダヤの属国である日本
    そんなものに返すことができないのは自明の理です。

    「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」
    (日本国憲法 前文)

    ・・・・ 誰に誓うの?
    当時の占領統治者 マッカーサーですよね
    それが今や UN(連合国)の親玉 アメリカ・ユダヤに誓っています

    「我々は、世界征服を企み侵略戦争を行い平和を愛する諸国民に迷惑をかけました
    このような事は二度と致しません、あなた方の忠実な奴隷となります。」

    ですから アメリカの言うことに逆らえないのです
    本当の主権国家ではないのです。