韓国に注文をつけた米国
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140224/……
▲日經ビジネス:「歴史は棚上げしろ」と韓国に命じた米国 「オバマ誘致で勝った!」と喜んだのも束の間
ここで鈴置高史氏が指摘したことの兆しは、私が昨年十月十二日記事「韓国の反日を見破った米国」で申しました。この時点で既に米政府は韓国政府の「中共寄り」に気づき、彼らの「反日」の正体を見抜いていたのです。
外交能力が殆どないバラク・オバマ大統領やジョー・バイデン副大統領、或いはヴァージニア州議会などの動きから、私の申したこととは逆の方向に米国政治が動いているように見えていた方もおられるでしょうが、訪韓したジョン・ケリー国務長官が朴槿恵大統領につけた注文は、選挙の票とカネが絡んだ話ではありません。
ケリー長官も中共とは「話せば分かる」と思っている程度の政治家ですが、それでも日韓関係に於いて改善の努力を韓国側にも強く求めたものですから、二月二十六日記事で申したように、朴政権はオバマ政権の「事なかれ」要求に応じて南北融和に舵を切って見せました。
この全体が安倍晋三首相の進める日露・日朝交渉の妨害になり、その意味では、オバマ政権下でも米国は強かなのですが、わが国の対米工作は占領憲法(日本国憲法)有効論の現状、全く弱いままです。
日米関係は、今や占領憲法を「憲法」とするからこそ危機的になり始めています。日露講和も危ういでしょう。私たちがすべきことは、これで明らかではありませんか。