風岡宮内庁長官と罵声男

皇紀2673年(平成25年)4月16日

 映画『飢餓海峡』(内田吐夢監督)や『マルサの女2』(伊丹十三監督)など多数の作品に出演した役者の三國連太郎さんが十四日午前、九十歳で亡くなられました。衷心よりお悔やみを申し上げます。

 報道ではまず『釣りバカ日誌』シリーズへの出演が取り上げられており、三國さんに対して「好々爺」といった印象を紹介していますが、私にとってやはり三國さんは演じるためなら何でもするとても怖い役者であり、人生を役者として全うするためなら家族や親子といった関係までも無視したように思えてなりません。

 この方には元からそうしたものへの怨念が感じられ、だからこそ『飢餓海峡』の出自を偽って樽見京一郎を名乗る犬飼多吉役は、まさに三國さん以外に演じられる役者はいなかったとさえ思うのです。『マルサの女2』の鬼沢鉄平役も、巨大権力とつるんで宗教法人を運営しながら家族といったものとは疎遠で虚ろに見えます。

 『八甲田山』(森谷司郎監督)や『皇帝のいない八月』(山本薩夫監督)などにも出演されましたが、その存在感の大きさから役柄に対して観る者の印象を大きく支配し、時として他の役を喰っていました。これほどの役者はそういないでしょう。

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 http://www.asahi.com/national/update/0412/TKY20130412……
 ▲朝日新聞:「オランダ訪問早く決めて」 皇太子ご夫妻に宮内庁苦言

 宮内庁の風岡典之長官は十一日、今月三十日に蘭王国(オランダ)で開かれる新国王即位式に招かれた東宮の皇太子徳仁親王殿下および徳仁親王妃雅子殿下に対し、御出席なさるのか否かの御回答を「一刻も早く出していただかないと……」などと苦言を呈しました。

 翌日には東宮の小町恭士大夫が会見で、医師が雅子殿下の御病状を見極めてまもなく回答するとの説明がありましたが、辛辣な表現になってもはっきり申します。なぜ皇族の内のことを、せいぜい霞ヶ関上がりの木っ端役人が自らの感情をむき出しにわざわざ会見で表沙汰にして言い合っているのでしょうか

 調整能力がないのなら今すぐ辞任していただきたいと思います。ただでさえ風岡長官には「皇室を『天皇制』としてなくしてしまおうと画策し、自身が熱心な創価学会員ではないか」という噂がつきまとっており、そもそも国土交通省(旧建設省)から宮内庁へ異動させたこと自体が不適切だったはずです。

 先月二十六日には東京駅から長野県へ御出発になる東宮御一家に向けて「仮病・さぼりの税金泥棒! 皇室から出て行け!」などと暴力的言辞を弄した六十歳の男性が逮捕(※注)されましたが、この行為に対して賛辞を送る自称保守論者がいる始末。(※=身柄一時拘束のみという情報もある)

 東宮批判の工作とその目的について、私は保守系機関紙からの原稿依頼も受けて皆様に警告してまいりましたが、まんまと「雅子殿下は皇室を潰す」という作られた恐怖、または皇族の人気投票(占領憲法第一条の底意)が臣民に広められ、そこへ風岡長官がとどめを刺しにかかるという段階に突入しました

 蘭王国と申せば、国際司法裁判所に栄転した民間人の小和田恆元外務事務次官が皇族の御静養日程にまで介入し、雅子殿下が「悪者」になるのを承知で徳仁親王殿下にまで蘭王国へ「来させる」という暴挙を犯した現場となった国です。こうして小和田家が罪を重ねれば重ねるほど、雅子殿下の御病気は症状が重くなられました。

 十四日朝には自称英国籍の男性二人が皇居に侵入しようとして皇宮警察に逮捕されていますが、これが単なる個人的犯罪ではなくわが国の「皇室防衛」の出方を探られている可能性もあり、私たちがいよいよ皇室を軽んじればこの手の外国人犯罪が横行し始めます。

 風岡長官が皇族に苦言を呈したいわば「犯罪行為」に対し、政府の見解を求めましょう。今回の態度はとても看過出来ません。

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『風岡宮内庁長官と罵声男』に7件のコメント

  1. :

    >「仮病・さぼりの税金泥棒! 皇室から出て行け!」などと暴力的
    >言辞を弄した六十歳の男性が逮捕されました

    「逮捕されました」とありますが(4月16日10時時点)、本当ですか? ネットや新聞等を検索しましたが、そのような記事はみつかりません
    でした。もしよろしければ、ソースを示していただけるとありがたい
    です。
    日本は言論の自由が保障されている国です。危害を加えたあるいは
    加えようとしたわけではなく、単に「仮病・さぼりの~」と発言した
    だけで逮捕されるような国なのでしょうか。とても信じられません。
    また、(実際は逮捕はされていない場合)遠藤様が意図せず(確認せず
    に)「逮捕された」と発言されたとしたら、このブログの信頼性を
    損ねます。また逮捕されていないことを知っているにもかかわらず、
    「逮捕された」と発言したとすれば、ミスリードをするという点で、
    遠藤様自身も、日頃このブログで批判をしている人たちと同じという
    ことになります。

  2. 愛信:

    【「南京事件なかった」発言の根拠】
    http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-8210.html

    「慰安婦問題はなかった」と衆院予算委員会でブチ上げて話題になった日本維新の会の中山成彬衆院議員(69)
    が10日、今度は「南京事件はなかった」と主張して再び注目を浴びている。

    本当を言うと支那共産党軍(工農兵)は武器がなっかたので日本軍と戦へずに、支那の得意な戦術36計
    に専念していた。 逃げて逃げて逃げまくり、エベレストを超えて逃げていただけ、所謂革命の聖地延安に
    逃げ込み身の安全を図っていただけ、これを支那の歴史では大長征として偉大な業績としている。 
    理念なき若い革命家達が大同に赴いた。 いまの支那の歴史教育は僅か50年足らず。 嘘と欺瞞に満ちた、
    この荒涼たる大地には人間の資質、文化など何一つ語るに値するものは無いのです。

    詳細は
    【マスコミ隠蔽の掲示板】最新版
    http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj4.cgi
    【マスコミ隠蔽のタイトル一覧】最新版はこちらをクリックして下さい。

  3. allco:

    天皇は民族宗教と価値観の指導者である。至高の存在である。
    神聖にして侵すべからずである。明治憲法の規定に戻るべきだ。
    まさに皇族は日本民族の宝石である。尊い。
    我々は反皇室反天皇反日宣伝を否定し、無条件で皇室を支持する。

    宮内庁人事を学歴から「家柄・血統」に戻すべきだ。
    日本は早く皇族を戻して皇統を盤石にしたい。
    日本人は敵を撃退し、古来の掟に従い無条件で粛々と皇室をお守り致します。

  4. 読者:

    ついに大逆教団の「地金」が出ましたね・・・。

    今度こそ、安部自民党政権の真価が問われますよ。
    (問題は憲法のみではありません。
    また、公明党を連立から離脱させて済む問題でもありません)
    不敬罪の復活・創価学会への再適用を望みます。

  5. 愛信:

    H25/4/16 衆院予算委・西村眞悟【外交・安保等集中審議】
    http://youtu.be/kM-ZhkvzyQM
    (動画)

    平沼赳夫氏率いる旧立ち上がれ日本の国会議員は所謂売国奴橋下徹配下の維新の党とは別ものであると
    認識して下さい。 
    愛国系日本人の望む日本のお国柄を守る為には日本人の為の日本人による政治と日本民族の独立が
    必要なのです。 この事に反対するのは、支那や朝鮮に支配された反日売国テレビ局・マスコミそれに
    同調している反日売国政党と反日売国勢力です。

    【動画ニュース掲示板】最新版
    http://www.aixin.jp/axbbs/kzsj/kzsj6.cgi
    【動画ニュース最新版タイトル一覧】はこちらをクリックして下さい。

  6. 遠藤健太郎:

    http://www.news-postseven.com/archives/20130405_180736.html
    ▲NEWSポストセブン:スキーに向かう皇太子ご一家に東京駅で男性が罵声浴びせる

     新聞社または通信社配信記事の中に、件を扱ったものが見当たりませんでした。申し訳ありません。

     上記配信記事中には「4、5人の警察官に取り押さえられ」とありますが、私は「逮捕された」と聞いたのでそう書きました。この記述および私が聞いた情報の正確性はよく分かりません。またご指摘通り、物を投げつけたり危害を加えたりはしていないため、すぐに釈放されています。

     これが現段階で確認できる事実です。

  7. mgmg:

    橘よ 工作員であることを認めろよ
    おまえの書き込みこそミスリードだよ

    皇太子・雅子妃殿下がらみになると必ず現れる卑怯な印象操作部隊

    遠藤氏に対する信用を勝手に都合よく書きかえようとする卑劣な手口

    本筋じゃないことをあげつらって何をどう説明してもだめなように追いこみ
    あたかも信用ない人物が言ってるだけかのように仕込んでいく三流工作

    事実だけを確認した遠藤氏は見事だが一切気になさるな