新党作りの最中なんだから

皇紀2672年(平成24年)10月27日

 東京都の石原慎太郎知事が辞任、新党結成を表明し、その場で他の勢力との連携を否定しなかったにもかかわらず、もう周囲が勝手に大騒ぎを始めています。

 たちあがれ日本の中からも日本維新の会やみんなの党との連携を否定する声が上がり、確かに維新やみんなは組織として「蚊帳の外」ですからつい言ってしまいたくなるのでしょうが、なぜ新党を作っていく途上で「人を寄せつけない」ような発言をするのか訳が分かりません。

 無論自民党や民主党のごとき「烏合の衆」をもう一つ作ってもまったく意味はありませんが、それは一度大風呂敷を広げて「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」と人を集めてみてからでも遅くはないでしょう。「はい、あなた、入って来ないでちょうだい」はあとで言えばよいのです。

 石原都知事が「なぜ大同団結しようとしないのか」と不快感を示したのは、決して維新やみんなとどうしても連携したくてのことではありません。その真意が(「薩長」の話なんかなさるから余計に)私にも分からないところはありますが、本気で新党を作るには多くの労力と財力を消耗します。真剣に人を集めようという時に仲間から横槍を入れられるのはさぞ不愉快でしょう。

 結果としてこの新党も駄目ならまた別の方法を探りますが、今は石原都知事に対する個人的な印象など棚に上げてでも私はこれに賭けてみます。氏があくまで維新らに寄っていくというなら最初から彼らと合流しているはずですが、現実は違うわけでそれがすべてです。

 石原都知事が「政策(原発とか消費税など)が違うとかじゃないんだ」と言ったのは私が最近どこかで話し合って基本合意した台詞そのままでして、ねぇKMさん、それは来月十一日の占領憲法無効衆議院請願大会(東京・日比谷野外音楽堂)へと繋がります。何のことかはお越しいただければ分かるでしょう。「何」をもってわが国の政治を変えるのか、それが重要なのです。

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『新党作りの最中なんだから』に1件のコメント

  1. 滋賀県民:

    遠藤さま

    いつもブログを拝読させていただいております。
    僭越ながら私も 石原氏が日本維新の会と合流を考えていること、
    私にとっては外国人参政権や人権擁護法案などの考えが違う点で
    ありえないことではありましたが
    石原氏は もっと根本的な改革を必要としとりあえず 数が必要で
    それからすり合わせていくことを考えていらっしゃるように
    思えてきました。

    遠藤先生はこの際 石原氏と合流されてこの機会に
    国政に出られてはいかがでしょうか?
    もしかしたらもう模索されているのでは?

    そうなれば本当に嬉しいです。

    このコメントは掲載していただく必要はありません。
    一ファンとしての希望を書きました。