民設民営カジノは言語道断

皇紀2672年(平成24年)6月19日

 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120618……
 ▲讀賣新聞:公務員に厳しい橋下市政、府民の8割「賛成」

 日教組などを含む公務員の組合による政治活動は、公務の何たるかをもう一度問い直さねばならない問題であり、この点に厳しく迫る大阪市の橋下徹市長が高い評価を受けるのは当然でしょう。

 市職員の「刺青」問題にしても、過ちから立ち直る機会は誰にもあるのですから、かつて刺青を彫ったことが問われているのではなく、あたかもその過ちを「個性」と称して現在も開き直っていることに、市民から疑問と怒りの声が寄せられていると職員は理解すべきです。

 しかし、震災瓦礫の処理は政府の責任問題であり、そもそも受け入れの是非が大阪市長に一任されることではありません。

 何度も申してきましたように、瓦礫は阪神淡路大震災時と同様に発生した地元で処理すべきであり、これを産業廃棄物処理業者との利権構造にもつれ込ませたほど何ら対応しなかった民主党政権の罪はあまりに重いのです。

 それでも大阪湾岸の埋立地である夢洲に持ち込みたいということであれば、橋下市長の勝手にすればよいだろうとも思います。

 と申しますのも、いつの間にか大阪市の顧問団に加わっていた溝畑宏前観光庁長官は、この夢洲に民設・民営のカジノ建設を推進する立場で橋下市長と組んでいるのです。溝畑氏のいわゆる「大分トリニータ問題」は以前に言及したことがありますが、観光庁長官時代にもその怪しさを全開にしました。

 私は博打の類いが大嫌いですが、この構想の何が問題かと申しますと、決して民間主導で賭博施設を運営してはならないということです。公設・公営が原則であり、市街地にあふれるパチンコの一掃を条件に新たな行政法人を設立してカジノを運営するというのが、私のかねてからの提案でした。ですから決して私個人の理性と意思と心情をもってカジノを否定しているのではなく、設立に利があるとした政策提言もしているのです。

 ところが、橋下・溝畑構想では澳門(マカオ)特別行政区での大成功体験を持ち込もうと、中共人の経営者集団を招こうとする動きがあります。一体私たちはいつからこれほど「自分で学ぶ」「自分で気づく」ということを放棄してしまったのでしょうか。

 確かに澳門のカジノは米国ラス・ヴェガスの規模を超えましたが、その成功の法則をそのまま持ち込んでも(他国の失敗からは大いに学べますが)必ずうまくいくとは限りません。大抵うまくいく法則というのは、自分で気づいたものでなくてはならないのです。

 カジノはいわゆる「ドレス・コード」が厳格なものであり、治安や貧困の問題とは最初からほぼ無縁の存在ですが、自治体の効率的な収入源とするには、文字通り公務の責任が問われます。これで大阪市の財政が潤い、ゆとりが生まれ、経済を活性化させるかもしれないのです。

 橋下市長や溝畑氏は、その一番大切なところを分かっているのでしょうか。私たちはこの問題についても決して流されてしまうことなく、注視しましょう。

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『民設民営カジノは言語道断』に3件のコメント

  1. 一読者:

    こんにちは。
    つくづく、いわゆるB層には「学習能力が無い」のだろうと言わざるを得ません。
    いまだに橋下支持率が高い現実には、暗澹たるものがあります。
    カジノなど論外も論外です。断固反対です!
    なお、橋下氏についてですが
    気になる資料を見つけました。
    「お仲間」からこのような形で批判されているというのは
    極めて重大な事だと思います・・・。

  2. allco:

    スレと外れます。ごめんなさい。

    公立で朝鮮教師だと?

    知らない間に、在日が公立学校の教師をする制度が出来上がってた。

    在日韓国人など日本国籍を有しない者の公立学校の教員への任用について。

    公立学校の教員採用については、覚書の記の4にあるとおり、在日韓国人について、教員採用への途をひらき、日本人と同じ一般の教員採用試験の受験を認めることとするとともに、公務員任用に関する国籍による合理的な差異を踏まえた日本国政府の法的見解を前提としつつ、身分の安定や待遇についても配慮することとされています。

    http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/p40932.html

    時間は戻らない。怒れ!戦え!暴動だ!

  3. さくら:

    表と裏。

    カジノについては深くは知りませんが、

    マカオのカジノは確か地元民も使えて、そのせいでそこに住む
    住民がカジノ中毒になって更生させる病院まで作ったとか?
    カジノエリアの裏側には貧民街が広がっていて・・・・という
    格差もあるとか?

    一方、

    モナコのカジノは住民は立ち入り禁止。
    しかも、そのほかでも、モナコは国民が優遇されて公務員は
    代々モナコに住んでいる国民しかなれない。
    (日本は外国人も公務員になれるという世界から見たらありえない
    制度になっている。カルト防止法もスパイ防止法もまだない。)
    モナコは外国人からの帰化は確か条件が厳しくてほとんどできないのでは?

    あと、モナコはもうカジノ産業には頼っていなくて、モナコのカジノは
    閑古鳥が鳴いているとか?(バカンスシーズンはどうか分かりませが)

    カジノ、時代遅れなのではないでしょうか?
    しかも、結局ばくち。お金を動かすだけで何ら知恵や技術や産業が
    産まれるわけでもない。単にそれを取り締まる権益者が生まれるだけ。

    日本はもっとまともな産業に投資をすべきですね。

    それよりも、無駄使いをしなければ日本、お金溜まっていくのでは?
    反日国へのODAなどをカットして、親日国への投資と開発を拡大させれば、
    確実に日本へのリターンも増えるのですが。

    まずは、さっさとカルト、スパイ防止法を制定して、議員や公務員の
    中身を先祖代々日本に住み、日本の学校で教育を受けたまともな
    保守系になるように洗濯して、海外に流れる巨額のお金を内需拡大に
    向ける事からではないでしょうか?

    灯台下暗し。

    まずは国内改革ですよね。
    普通だと思っていたことが普通じゃない。
    今となっては日本人の振りをした生粋の日本人では無い人達の声が
    大きくなる仕組み(マスメディア)が出来てしまっているのでなかなか
    難しそうですが、やっていかなければいけないのでしょう。