小沢主導の改憲を阻止せよ

皇紀2670年(平成22年)5月3日

 昭和22年5月3日、GHQによる占領統治下で日本国憲法という名の占領憲法が発布されました。翌年7月20日に公布・即日施行された祝日法(国民の祝日に関する法律)により、この屈辱の日が「憲法記念日」となったのです。

 もはや人類が互いに血を流さねばならない時代から脱却すべきである、とする平和の理念をわが国が世界に発信するためにも、占領憲法の出鱈目は忘れ得ぬものと言えましょう。占領憲法第9条がありながら、大日本帝國の統治からはずれた途端に勃発した朝鮮戦争により、法律より上位だったGHQ指令で誕生したのが警察予備隊、すなわち現在の自衛隊です。

 この国軍となるべき自衛隊を合憲化するには、昭和27年4月28日以降、自前の大日本帝國憲法に戻すしかありませんでした。仮に武力の保持を本当に否定するにしても、一旦はそうすべきだったところを、平成22年現在に至るまで日本政府はGHQ指令に従ったままなのです。

 その出鱈目を覆い隠すために政府や憲法学者たちが述べてきた屁理屈の莫迦莫迦しさは、5月1日記事「占領憲法はまるで仮店舗」で平易にご説明申し上げた通りです。

 野中広務元官房長官は4月23日、内閣官房報償費(機密費)から複数の評論家へ盆暮れのたびに数百万円を届ける慣例があったことを暴露しましたが、大して驚かされるような話ではありません。「まぁ、そんなところだろう」という話です。

 目下、フジ・サンケイグループは民主党批判を続けていますが、週刊文春5月13日号に書かれたようなこともあります。それは、中川一徳氏がすでに『メディアの支配者』(講談社刊)で指摘しておられたような、つまりフジテレビ系列の「岩手めんこいテレビ」を盛岡市ではなく小沢幹事長の地元・水沢市(現在の奥州市)に開局させた「フジと小沢の黒い関係」があるというものでした。

 ともすれば、フジテレビも産經新聞も小沢幹事長の手の平の上で小沢批判を展開しているだけかもしれませんし、或いは中川氏が書いておられたように、それでも岩手めんこい開局当時の東京都知事選挙では「フジと小沢が明らかに対立していた」ことから、必ずしも組織的且つ永続的に癒着しているわけではないのかもしれません。現に、開局まもなく本社は小沢幹事長の地元を捨てて盛岡市に移転してしまいました。

 しかし、私たちは長らくメディア報道から「改憲か、護憲か」の両論しか聞かされてこなかったのは事実です。この出鱈目を流布してきたのは、政治家と官僚と憲法学者やジャーナリストたちであり、小沢幹事長が今夏の参議院議員選挙後に目指すと言われている占領憲法の改正を阻止できるだけの力は彼らにありません。

 仮設の仮店舗をリニューアルして本店舗に見せかけ、お客を騙すような行為は絶対に阻止しなければならないのです。小沢幹事長主導の改憲を阻止するためにも、皆様が真正護憲論にたどり着かれるよう、私はこれからも説いてまわります。

第5回「新憲法無効論公開講座」大阪大会

 基調講演 「日本の自立再生への道」 南出喜久治先生

 日 時 平成22年5月30日(日)13:00?16:30

     開場12:30(納会は16:45?18:30)

 場 所 難波御堂筋ホール8階 HALL8A

     大阪市中央区難波4丁目2番1号(電話 0120-010-443)

     地下鉄御堂筋線「なんば」駅下車 13番出口直結

 参加費 2000円

 主 催 錦の御旗のけんむの会

 ◎納会参加費は、3000円

 ◎参加申し込みは、 吉水神社 宮司 佐藤 一彦(素心)まで

  電話 0746-32-3024

 http://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/

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『小沢主導の改憲を阻止せよ』に2件のコメント

  1. ストリートマン:

    団塊世代の憲法改正は「改悪」に成ります。たたき台はあくまで基本は「明治憲法」で有るべき。

  2. KEN:

    遠藤健太郎様いつもありがとうございます。皆様、緊急のお願いです!《緊急拡散希望!!!》【日本を】『日本解体法案』反対請願.com【守ろう】では、意見書文例(緊急):韓国から伝染し国内へ上陸した「口蹄疫」への対処をお願いする与野党議員への意見書(マスコミ用おまけ文例つき)を送信しております。詳細はこちらです。http://sitarou09.blog91.fc2.com/blog-entry-176.htmlご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、 現在、半島経由で伝染病が宮崎県に入り込んだ模様です。http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100502ddm041040107000c.htmlこの件について、政府与党民主党は全く動かず、農水相の赤松大臣は、南米へ行ってしまいました。農水省も政府が動かないので後手後手。政府や農水省が動かないため、そのまんま東さんや、県が依頼して自民党と陸自が動いているそうです。「伝染病の隔離」を県レベルでの対処では、いくら何でも無理がありましすし、県を越えてしまえば、感染対策が遅れてしまいます。皆様、是非、拡散及び送信のご協力をお願い申し上げます。