鳩山内閣はダメ社員の集団

皇紀2670年(平成22年)4月10日

 鳩山由紀夫首相の言った「腹案」とは、結局何だったのでしょうか? 政府は、沖縄県宜野湾市にある在日米軍普天間飛行場の移設問題で、同県うるま市の米軍ホワイトビーチ沖に人工島を建造する計画を断念し、岡田克也外相と9日午後に外務省で会談したジョン・ルース駐日米国大使には、地元合意が得られていない鹿児島県徳之島へなどの移設案を協議することはないと拒否されてしまいました。

 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100410/plc1004100008000-n1.htm

 ▲産經新聞:米大使、地元合意に懸念を表明 実務者協議先送り

 自民党・佐藤栄作政権が「沖縄返還」と誇示したかつての日米合意は、まるで日本政府による「沖縄買取」のような状態だったことが分かり、9日には、東京地方裁判所が外務省と財務省に対して「密約」文書の開示を求める判決を下しています。

 占領憲法によって自立できない日本政府が重ねた間違いの正体は、こうして少しずつ明るみになり始めましたが、そもそも琉球処分以降の「沖縄県という日本の行政区分」を無視したような米国の態度に一度でも屈した日本政府に、果たして県内在日米軍施設の問題で主導権を握ることなどできるのでしょうか。

 そこへ鳩山内閣の姿勢はあまりに最悪です。何の計画性もなく企画書を出すダメ社員の集団と断じてほぼ間違いないでしょう。しかも、米国という上司に無計画案を提出して突き返されたような恰好ではありませんか。

 会社員の方なら覚えがおありかと存じますが、私も進学塾企業へ進入のころ、大学勤務とは違って非常に厳しい指導計画立案を求められ、少しでも実現の具体性に欠く部分があれば、統括本部長から「やり直し」を命じられたものです。時には学院長と直接衝突して、深夜・未明まで作業したこともありました。

 こうして私たちは成長し、後継に指導する立場になっていくわけですが、鳩山内閣はまったく未成熟なまま国家権力を掌握してしまった危険な存在でしかありません。今夏の参議院議員選挙の結果、決して民主党に単独過半数の議席を獲得させてはならないのです。

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『鳩山内閣はダメ社員の集団』に2件のコメント

  1. ストリートマン:

    精神年齢が低すぎます。準備も何もないのに「アメリカの言いなりにならない」と言いだす。日本も言いなりが嫌なら普通の国として「自立」を考えてから口にすべきを「腹案」と一諸、何もないのに「腹案」じゃただの「希望」言葉も無茶苦茶な使い方をする。危なくて見て居れない。

  2. 傍聴人:

    いよいよ明後日判決!「りさ」による名誉毀損事件裁判のお知らせ。「りさ」こと犯罪者の成田悦子の公判期日のお知らせ(転送・転載歓迎!)「りさ」こと成田悦子60歳による、名誉毀損事件判決期日◎2010年4月12日 午後3時30分?◎大阪地方裁判所第605号法廷◎内容:判決言い渡し◎被告人:HN「りさ」こと成田悦子(鳥取県米子市河崎1542-17)◎成田悦子は、社民党鳥居正宏氏に対する名誉毀損で、2009年9月30日に逮捕され、大阪拘置所に収監されました。しかし2009年10月23日に保釈。