習近平も高市首相に逆らえません

皇紀2685年(令和7年)11月1日

日中首脳会談、「互恵」推進で一致 高市首相、「人権」で懸念も表明:朝日新聞

 高市早苗首相は31日午後5時すぎ、訪問先の韓国・慶州で、中国の習近平(シーチンピン)国家主席と初めて会談した。会談後、首相の記者団への説明によると、両首脳は、日中双方の共通利益のために協力する「戦略…

(朝日新聞社)

 昨日記事の最後に、高市早苗首相が中共(支那)共産党の習近平氏と日中首脳会談を行えるかどうかで「(高市首相に対する)報道権力の評価が分かれる」と申しましたが、わが国との調整で中共側が実現を求めてきたというのですから、もはや高市外交の成功を認めるほかありません。

 亜州太平洋経済協力会議(APEC)参加国首脳との挨拶の中、ついぞ高市首相に笑顔を見せてしまった習氏は、改めて日中首脳会談の冒頭で硬い表情を見せました。これで思い出されるのは、安倍晋三元首相に仏頂面で握手したかつての場面です。

 かくして中共人民に虚勢を張る習氏が高市首相を(首脳会談を断りたくても)無視できなかった理由は、まさに左翼・極左が寄って集って莫迦にした東南亜諸国連合(ASEAN)首脳会合での熱烈歓迎と、日米首脳会談でのドナルド・トランプ大統領と高市首相の蜜月ぶりにあり、且つ中共産党を脅かしかねない現下中共経済の転落にあります。

 そしてもう一つは、以前にも申したように海上保安庁を所管する国土交通相を、高市首相が創価学会公明党から(創価公明の自爆でしたが)奪還したことにありました。中共産党の自由が利かなくなった海保行政を習氏が警戒しているのでしょう。

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 その兆候は、日中に先立って行われた米中首脳会談に表れていました。習氏は、トランプ大統領に対して希土類(レアアース)の輸出規制導入を停止し、輸出を継続する旨を明言し、双方貿易摩擦による報復措置を一年見送ることで合意したのです。

 トランプ大統領の軟化は、米財界の要請に応えたものですが、あれほど希土類に関して主導権の掌握を誇示してきた習氏が柄にもなく折れた背景には、中共産党が人民の蜂起すら恐れているのではないか、と。それほど中共経済が死にかかっているのかもしれません。

 だからこそ内閣支持率が各社平均七割にも達し、ともすれば長期政権になるかもしれない高市首相を無視できず、ここで首脳会談を蹴っても「得がない」と判断したのでしょう。まして高市首相の対中強硬はよく知られており、中共としては懐柔しておきたい、或いは意外にも私たち日本人の(対日人口侵略を進める上で)対中感情に注視してきたことが伺えます。

 高市首相は、会談の冒頭で示した「日中間の懸案と課題」についてその後、沖縄県石垣市尖閣諸島の周辺に中共武装船団が徘徊し続けていること、希土類の輸出管理、中共での日本人拘束日本人の安全確保、さらには台湾に対する威圧、東支那海のみならず南支那海での共産党人民解放軍の侵略的態度、香港特別行政区や旧東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)などでの人権侵害に至るまで習氏に対してはっきりと口にしました。

 北韓(北朝鮮)による日本人拉致事件にも言及したというのですから、三十分間の首脳会談は、高市首相が「具体的に、もう率直に申し上げた」と述べた通りだったでしょう。概ね外務省が「忌憚なく話し合った」と表現する時は、すなわち揉めたわけですが、習氏が高市首相に厳しい言葉を浴びせられ続けたことは間違いありません。

 ともすれば米中首脳会談でトランプ大統領が敢えて台湾問題に言及しなかったのは、日米首脳会談で高市首相が「私から言う」と主張し、トランプ大統領が「よし任せた」となったせいではなかったかと推察します。

 その上で「懸案があるからこそよく話をする」「日中首脳の対話を重ねたい」と締めくくったのも見事であり、よって先述の通り左翼の報道権力が高市外交を非難しにくくなりました。あとは、このまま高市首相に対する人格攻撃性差別的誹謗中傷しか手がありません。

 しかし、それを左翼がやればやるほど私たち国民の多くが彼らの正体に呆れかえり、ますます左翼野党の凋落を招くだけです。中共・北韓系左翼たちを困惑の沼へ叩き落した高市首相は、就任からわずか十日にして圧倒的成果を上げたと断じてよいでしょう。  

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『習近平も高市首相に逆らえません』に2件のコメント

  1. 日本を守りたい:

    私は、高市さんには、「トランプを引き連れて二人で靖国参拝」を期待したが、それは高望みに過ぎたのか。実現したら、日米の「対等」化への第一歩と成る はずだった。そして、更に、いずれは、米国大統領をして「米国民を代表して、原爆投下を謝罪する」と表明させる。 それこそは、「国家百年の計」の 道半ばであるも 最終目的「日本国・日本人の 主権と独立の回復・達成」を確実化させる 破天荒な飛躍。これが実現できたら、シナ・朝鮮も「日本の歴史の噓と捏造」「反日デマ宣伝・反日教育」が出来なくなる。日本人の「自虐史観からの脱却」「日本人としての自己の確立」が実現できる。議員も官僚も地方自治体の首長も、「ダボス会議に招かれたら 鼻高々、得意満面となる愚かさ・弱さ」 虚偽・欺瞞の邪悪な権威への「盲従」を 捨て去る事が出来るだろう。自分の頭で考えて、自分の心で決断する 自由と責任を自覚・実行する者に成るだろう。ようやく、日本人が、自己の主体と成るのだ。敗戦から 家畜化されて来た八十年、遅すぎたとはいえ、歴史を創る「新たなる時」の始まりだ。

  2. きよしこ:

    公明党の自爆もなかなかのものでしたが、高市首相就任以降の左翼勢力の自爆と凋落には分かっていたものの呆れを禁じえません。いわゆる岩盤支持層でさえ、いやそうだからこそ政権が進むべき道を誤ろうものなら即座に批判する準備はできているのに、あの連中の口をついて出るのはおおよそ批判とは呼べない人格攻撃と「それってオマエのこと?」と言いたくもなる卑劣な性差別ばかりではありませんか。中には高市首相が女性であることさえも否定するような発言さえ見られ、「いよいよここまで堕ちたか」と、もはや批判する気すら起きなくなりました。まだ10日しか経っていないというのに。

    先の総裁選まではそれなりに機能していたかもしれない「高市降ろし」は彼女自身の卓越した外交手腕により「人でなし炙り出し器」に進化し、我が国(というより世界的にも)のフェミニストやら反差別団体やらこそが「ガラスの天井」であったことをまざまざと見せつけてくれました。
    恐らく臨時国会においても左翼勢力の醜悪さは収まるどころか増長の一途を辿るでしょうが、それが高市首相が持つ「衆議院解散」のカードの破壊力を増大させることに気付く頭があれば左翼になどなっていないでしょう。

    高市首相が誕生した10月21日は、我が国の左翼勢力の命日となったのです。

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