イタリアのメローニ首相が欲しい
十二日記事の冒頭で触れたチャーリー・カーク氏の暗殺について、米国のドナルド・トランプ大統領と伊国のジョルジャ・メローニ首相がそれぞれ語った内容に、私がこれまで何度も指摘してきたことが含まれていましたが、わが国の報道権力は、少なくともメローニ首相の力強い演説を全く取り上げないので、ここでご紹介しておきます。
トランプ大統領が「暗殺は極左の犯行」であることを強調したのは報じられましたが、彼が大統領執務室で「わが国には極右はいない。ただいるのは極左だ。彼らから見てわれわれが右に見えるだけで、私は至って穏健であることを忘れないでほしい」とまで語ったのは、私が「左翼・極左によれば中道も右翼にされる」と申してきたことに近い意見です。
そして、メローニ首相が演説で「左翼の学者をはじめ、保守派を精神だけでなく肉体的棄損(殺害)に至らしめてもその罪を軽くせよと言うのか」と憤ったのは、安倍晋三元首相が暗殺された際に左翼・極左が示した数多の「殺されて当然」「暗殺が成功してよかった(法政大学教授の島田雅彦氏の言)」という非人道的この上ない暴言に苦しめられた私たち国民にも投げかけられているようでした。
読者ご指摘のように、左翼・極左の暴力性がもはや手がつけられないほど過激化しているのは、それが地球主義(グローバリズム)のほうが都合がよい、例えばジョージ・ソロス氏のような多国籍金融・国際金融資本の「顔役」が焚きつけている、或いは裏で右派・保守派の殺害を直接指示しているのかもしれません。
実際に国際極左暴力集団「ANTIFA(アンティファ)」の背後にそのような勢力がついている、とも言われています。これらを「陰謀論」として片づける自称「冷静な報道」もまた、アンティファの配下に堕ちているかのようです。
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兎にも角にも、メローニ首相の演説は圧巻でした。ただでさえ彼女の息を呑むような美しさに力強さも相まって、つくづく「伊国民は、よい政治的選択をしたもんだ」と羨ましくもあり、私たち国民も「彼らに倣わねばならない」との決意を新たにするものです。
わが国の現政権は、顔も心も何もかも醜くだらしない者たちばかりです。外相の役目など全くこなせなかった岩屋毅氏が石破茂氏の筆頭推薦人になり、前首相の岸田文雄氏が「高市内閣阻止」のために大きく動いて出来た現政権は、完膚なきまでにその面面を叩き潰して二度と私たち国民の目に触れないようにさえしなければいけません。
岩屋氏になんぞ推薦されたらそれこそ迷惑ですが、ともすればこっそり内閣官房長官の林芳正氏を推薦して回るのではないでしょうか。私が彼を「リン・ファンヂャン」と呼称してきたように、私たち国民よりも中共(支那)共産党指導部の顔色を伺うような「売国奴」は要らないのです。
沖縄県石垣市尖閣諸島近海の接続水域に、共産党人民解放軍・準海軍の海警局が武装船を徘徊させてもう連続三百日という過去最悪の事態にある中、昨日午前七時すぎ、またも二隻の武装船が南小島沖の領海に侵入しました。
違法な領海侵犯は、本年に入ってこれで二十六回目です。いわゆる「岸破森進次郎政権」が中共産党軍になめられ、軍靴の音を呼び寄せているからこそ最悪の事態を招いています。
ここから脱却するには、中共産党の戦意をくじく(「日本を挑発するとまずい」と思わせる)外交ができる政権を作るしかありません。現行憲法(占領憲法)のままではそれが難しいのですが、やるしかないのです。
霞が関官僚の言うことをよく聞くため、彼らから評価が高い林氏や、彼らが「莫迦なので操りやすい」と思っている小泉進次郎氏なんぞを次期首相にして、私たち国民はまた「財務省解体デモ」でもやるのでしょうか。
わが国にこそ「メローニ首相」が必要です。