自衛隊内の下克上?左翼のせい?

皇紀2685年(令和7年)9月11日

尖閣諸島の国有化13年、離れぬ中国海警局船…領海侵入も常態化「警備なければ怖くて漁できない」

【読売新聞】 沖縄県石垣市の尖閣諸島が国有化され、11日で13年となる。中国海警局の船が同諸島周辺の接続水域(領海の外側約22キロ)を航行した日数は9日までに連続295日に上り、国有化以降、最長を更新。尖閣周辺では、操業する日本漁船…

(讀賣新聞社オンライン)

 東京都の石原慎太郎知事(当時)が沖縄県石垣市尖閣諸島に対する政府の態度に業を煮やし、都の所有計画を宣言したのを封じ込めるためだけに国有化した当時の民主党政権はその後、文字通り何もしませんでした。

 あれから十三年。讀賣新聞社の記事は、ここで連日のように申してきたことの「まとめ」になっています。石垣の漁師さんたちを守る、私たち国民の領土を守る政策をめぐり、中共(支那)共産党に遠慮するなどあってはなりません。

 国民を守らない、領土を守らないような政府は、政府ではないのです。政権が自民党(当時の安倍晋三首相)に戻り、私たちが「海上保安庁は石垣の漁船をこの海域から追い出すな」という訴えが通り、今では第十一管区海上保安本部(那覇市)の巡視船が毎日のように漁船の安全を見守り、中共産党(海警局)の武装船を追い出しています。

 その活動は、石垣市議会の仲間均議員から漁業関係者の惨状を伺った時から始めたものです。あれから中山義隆市長の誕生(革新市政からの大転換)を支援し、今や「尖閣防衛」を当たり前にしましたが、先月十七日に五選を果たした中山市長の言葉にもお目通しください(産經新聞社記事を参照)。

 ■動画提言-遠藤健太郎公式チャンネル(YouTube)チャンネル登録お願いします!
 最新動画【C国に抗議】実は共産党軍は日本と戦っていない?~日本改革党・せと弘幸候補

 尖閣防衛の意思など微塵もなく国有化した旧民主党政権の残党・立憲民主党は、新執行部人事に着手し、幹事長に安住淳氏、代表代行に近藤昭一氏、選挙対策委員長に逢坂誠二氏を起用するという「自民党よりも悪手の『いつもの顔ぶれで回してます』」を発表しました。

 報道権力を立法権力の末端(安住氏)が脅迫し、生粋の左翼・極左に党第二の顔を任せる野党こそが自民党の延命に手を貸してきたのです。「安い野党」が「安い与党権力」を生んできました。

 私が先の参議院議員選挙で落選を惜しんだ浜田聡前議員は、日本自由党を結党して孤軍奮闘しています。日露戦勝百二十年の今月五日に、公表されました。

 現下の国会には、浜田前議員のような多くの議員を「ハッ」とさせる丁寧な質疑のできる政治家がいません。躍進した参政党は、いよいよ力の見せ所です。

 私が参政党応援の理由とした安藤裕議員の活躍に期待し、大いに自民党と財務省を揺さぶってもらいたいと思っています。

むしずが走る…上司に暴言を吐いた1等陸尉、懲戒処分に 朝霞駐屯地、性別を公表せず 通報で発覚、自分の言葉が違反になるとわからなかった47歳…上司2人に対し「階級に応じた仕事をしてください」

 陸上自衛隊朝霞駐屯地は9日、上官らに対して暴言を繰り返していたとして、同駐屯地陸上総隊司令部所属、1等陸尉(47)を停職11日の懲戒処分にしたと発表した…

(埼玉新聞社)

 そこで最後に、八月二十一日記事で扱った防衛省・自衛隊内部の問題について、少し言わせていただきたいのです。先の記事では「自浄作用なき組織」との批判について述べましたが、それには大きな契機がいくつもありました。

 陸上自衛隊朝霞駐屯地で起きたことの詳細がわからない以上、推測を交えながら申すほかありませんが、生意気な自衛官が組織の規律を無視して暴言を吐き散らしたというよりは、その組織の規律(上官の指示)自体に問題があったのでは、と。

 この上官二名に問題があったかどうかもわかりません。しかし、処分を受けた一等陸尉が指弾せずにはいられなかった問題が自衛隊の中にあったはずです。

 そもそも自衛隊が「パワハラだのセクハラだの」と言い出してから組織の規律がおかしくなり始めました。これは、誰が私にそう指摘したかについては伏せます。

 以前に私が「氏(姓)に『五』のつく者を二度と防衛大学校や自衛隊に入れるな」と冗談交じりに申したことがありましたが、上官が下士官を暴力行為で虐待していいとは決して申していません。今回の場合は、むしろ下士官が上官に楯突いたわけです。

 このようなことは、企業などでもよくあります。上司の指示や策にどうしても得心がいかず、意を決して反抗した経験は、私自身にもありました。

 楯突かれた上官や楯突いた陸尉が悪かったというより、私たち国民が逃げ続けた現行憲法(占領憲法と、今回のような内部事情がわざわざ公表されたことといい唯唯諾諾と見逃し続けた左翼・極左のポリティカル・コレクトネス(綺麗事莫迦)が自衛隊に及ぼした悪影響の顛末ではなかったでしょうか。

 次期首相が「誰になるか」という今、どうしてもこの問題を提起しておきたかったのです。

スポンサードリンク

コメントをどうぞ