夫婦別姓と女系容認のアベコベ
結局、これが稲田朋美氏(福井一区)の正体なのです。私が椿原泰夫先生からお手紙を頂戴し、先生の余命(平成二十八年没)を覚悟して以来「これでもう稲田氏を応援する理由はない」と腹をくくったのは、稲田氏が高市早苗元経済安全保障担当相の誹謗中傷を党内で言いまくっている、と別の自民党議員から聞いてしまったからです。
そこへさらに、地元・福井県で発行している保守系紙に対し、極めて非礼な態度をとったことを発行人から伺い、これが「稲田氏は保守派でも何でもない」と断定するに至る決定打となりました。それからほどなくして、同性愛や性不特定などの方がたへの憎悪と偏見を煽るようないわゆる「LGBT法」を推進する稲田氏を目撃することになるのです。
■動画提言-遠藤健太郎公式チャンネル(YouTube)チャンネル登録お願いします!
最新動画【イジェミョン候補】あぁ北朝鮮左翼の当選確実?日本も危ない!
稲田氏が旧姓併記に難癖をつけ始めたのは、高市元担当相らが推進しているからで、それ以外に理由が見当たりません。なぜなら「だからどうする?」という問いに対する答えが全くないからです。
結婚後の男女のいずれかが旧姓を併記することを、まるで在日韓国・北韓(北朝鮮)人の通名と同じであるかのような誤解を私たち国民に与えようとしており、それをもって「保守層に媚びを売れる」とでも計算したような形跡が見られます。
旅券(パスポート)の旧姓併記については、公式チャンネルの該当動画でも説明している通り、既に外務省が各国へ通達しており、わが国はわが国の法や制度に基づく「都合」があって何がいけないでしょうか。
日本経済団体連合会(経団連)からも「旧姓併記では足りない」といった声が上がっていますが、間違いなく戸籍の混乱を起こし、やがて戸籍不要論に繋がる「女性差別」という悪魔を隠した夫婦別姓(別氏)に手をかけるような政治家は、二度と人権を語る資格がありません。
よって夫婦別氏の諸外国に対し、わが国が人権問題を提起すべきです。「あなた方は一周遅れているよ」と。
夫婦別氏を否定しながらも解決策を示さず議論を漂流させようとする稲田氏の言動は、LGBT法を推進した時とよく似た性質のものです。あの時も「女性浴場に男性が入るようなことはない」と言いながら実際にはあれから、そのような事件が何度も起きています。
万世一系の皇室についても、どこの馬の骨ともわからぬ者が「女系を導入しよう」などと勝手に言うのは、男女平等と何の関係もありません。それを言うなら、現行典範(占領典範)に於いて「男系男子」と規定していることについて、これを「男系の男女」と改めるか否か、まず天皇陛下に御伺いを立てなければいけません。
そもそも占領典範の無効を確認して皇室典範(正統典範)と、皇室会議ではなく皇族会議の復元をもってすべて天皇陛下に御返ししてから議論すべきことです。その上で「女系」というのは、皇室にないこと(皇室が御認めにならないこと)ですから、ないことを議論するほど不毛なものはありません。
讀賣新聞社に何を期待されてのことか存じませんが、米民主党政権当時の対日諜報機関でしかなかった讀賣が皇室を愚弄するような記事を書いたとしても、大した驚きはありません。朝日新聞社も毎日新聞社も皆、当時の連合国軍に頭を下げて存続できた報道権力であり、一切信用などしてはいけないのです。
物事の理(ことわり)を知りもせず、考えもせず、家系に女性を入れない差別制度を「選択自由でいいじゃん」とありがたがる一方で、家系を守る皇室を「どっでもいいじゃん」と吐き捨てる者の、何と軽薄なことでしょう。対日破壊工作でしかない左翼・極左に、決して主導権を握らせてはいけないのです。