外国人また不起訴も石破のせい
昨年四月二十二日記事の冒頭でも取り上げた海上自衛隊の哨戒ヘリコプター「SH60K」二機の墜落事故ですが、ようやく伊豆諸島(東京都八丈支庁)鳥島沖の海底から機体の引き揚げ作業が始まり、昨日までの二日間で二機とも回収、機内から複数のご遺体が確認されました。改めて衷心よりお悔やみ申し上げます。
約五千五百メートルもの深海から引き揚げねばならなかったため、米国の対外有償軍事援助(FMS)を頼って海自が米海軍に作業を依頼した結果ですが、一千万ドル(約十五億円)で隊員の帰還が叶ったと思えば、米軍の機材に依存せざるをえなかった防衛行政の構造的問題に対する「モヤモヤ」はさておき、適切な判断と支出でした。
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ところで、自民党の西田昌司参議院議員(京都府選挙区)が現在の首相を指して「今の体制では参院選を戦えない。党総裁選を実施し、新たなリーダーを」と述べたことに、私たち国民の中からも多くの反応がありました。
敢えて申しますが「そんな理由」で党総裁の首を挿げ替えるなら、政権交代ではなくただの「政権ロンダリング」です。私は自民党に対し、そもそも石破茂氏を新総裁に選んだこと、先の衆議院議員総選挙で党としては大敗したことを徹底批判し、直ちに総裁(首相)を選びなおしてほしい旨を何度もさまざまな人を通して陳情しました。
その時に「ぬるい返事」しかしなかったのは、あなたたちなのです。西田氏(今夏改選組)は、石破氏を引きずり降ろさなければならない私たち国民にとっての大義をよくご存じでしょうが、十一日記事の最後に申したことも踏まえ、このままでは本当に参院選でも自民党が大敗します。
党内で「また西田さんが吠えてる」くらいにやり過ごされてしまうなら、私たち国民はもう黙っていませんよ。参院選は、政権選択を目的とはしないものの、二度あること(下野)は、きっちり三度あると思え。
さて、またまたこのような事件が起きてしまいました。昨年末にも別の恐ろしい事件が埼玉県川口市の女性を襲っていた(産經新聞社記事を参照)ところ、行政と司法の致命的限界によって繰り返されたのです。
埼玉県警察がおかしな対応をするのは、恐らく「外国人に対する憎悪感情を扇動するな」という県庁からの指示に従ってのことでしょうし、以前より言われている「言葉が通じない外国人相手の事件を扱いたがらない」という指摘も該当するでしょうが、それは地方検察庁も同じで、よって私たち国民と同じ法律では裁かれません。
クルド人かどうかすらも隠蔽し、川口市内で犯行に及んだ犯罪者の住所が東京都新宿区になっていることや、難民申請からの仮放免外国人をかくまう北韓(北朝鮮)系左翼・極左のアジトとの関係など、私たち国民が追及しなければならない疑惑だらけの事件ではありませんか。
しかし、一つ冷静に申しますと、この種の性犯罪の起訴率は、実のところ六割程度です。そこには、証拠がないなどの不十分(冤罪も多い点に留意)による「嫌疑なし」または「嫌疑不十分」もあれば、示談が成立したことによる不起訴処分もあります。
いたずらに外国人だけが不起訴になるわけではないのですが、ただ、こうしたわが国法治の慎重を教わった外国人が面白がって日本人を襲撃する事件を見逃せません。また、そうした事件の発生を否定できない現状に、わが国が置かれていることを知らねばならないのです。
それも何もかも、一国の首相が左翼系法務官僚たちに何を言われようとも「強制退去」「外国人労働者受け入れ中止」を英断しないせいであり、石破氏では一ミリも役に立たないことを「自民党が知らなかった」とは言わせません。