石破政権に協力する必要なし

皇紀2684年(令和6年)9月30日

 昨日投開票された大阪府泉南市議会議員選挙に於いて、現職の添田詩織候補が一位当選の快挙を成し遂げました。市民の皆さん、おめでとうございます。

 添田議員について、ここでもたびたび取り上げてきましたが、対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)に敢然と立ち向かう肝の据わった政治家です。今後も引き続き応援します。

兵庫県庁を後にした斎藤元彦知事「また戻ってきたい」…県幹部らに「厳しい言い方で不快な思いさせた」

【読売新聞】 兵庫県議会から不信任決議を受け、自動失職して出直し知事選へ出馬すると表明した斎藤元彦知事は27日、「しばらく知事が不在になる。県民のみなさんに改めておわびしたい」と述べ、県庁を後にした。 斎藤知事は午前の登庁時には「任…

(讀賣新聞社)

 報道権力の手によってすっかり「悪の権化」のように言われている兵庫県の斎藤元彦前知事ですが、氏を取り巻く「紅い兵庫県」の実態は、十日記事十二日記事などで申した通りです。

 斎藤氏がいよいよ失職、次期知事選挙(十一月十日または十七日投開票予定)への出馬という道を歩んだことについては、この程度の精神で「腐敗を極めた貝原・井戸県政の刷新」に挑んでいたことから、せいぜい日本維新の会ですしどうでもよいのですが、ただ「県職員がかわいそうだったから」という頓珍漢な理由で県民が知事選の投票に臨むことだけはお勧めしません。

 敢えて申しますが、腐敗県庁を温存したければ斎藤氏以外を、そうでないなら斎藤氏を再選させるべきです。斎藤氏も苦しいでしょうが、たとえ誹謗中傷されてもそう謳って選挙戦に臨まなければ勝てません。

 また、何よりもその精神で臨まない限り再度知事職に就いたとて意味がないのです。何のための、何をする知事なのか、と。またも兵庫県庁を「日教組や自治労『ゴリゴリ』の公務員天国」にしてはいけないのです。

 しかしながら日本維新の会は、衆議院京都四区の呆れた不祥事(産經新聞社記事を参照)のように、国政・地方の差なく頭のおかしな事件を起こし過ぎています。

 ここ最近の地方選挙に於いて連敗を喫しているのも、齋藤氏の一件と言うよりこうしたことの積み重ねで国民的不信が募った顛末です。後援会事務所にとって名簿は、貴重な支持者という「命」であり、私自身も家族の選挙で、一日の終わりごとに名簿を入れた箱をいくつも抱えて帰宅した(或る疑いが発生して事務所に置いておけなくなった)ことを思い出しました。

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 さて、話は変わりますが、高市早苗経済安全保障担当相が自民党の次期総務会長を打診され、固辞したという報道について、一つ申し上げておきます。

 総務会は、党の最高意思決定機関とも申せますが、高市担当相としては「何が何でも権力に残って影響力を行使すべき」か、はたまた「こんな政権なら距離を置いたほうがよい」か、思案のしどころでしたでしょう。

 結果として固辞したのは、石破茂衆議院議員のような「党内野党」でも総裁になるのを目前にしたからです。利権誘導そのものの菅義偉元首相と、米民主党の飼い犬に堕ちた岸田文雄首相という「犬猿の仲」が手を組んでまで石破氏を決選投票で勝たせたような自民党に、今しばらくは距離を置いたほうがよいかもしれません。

 そう考えたのは、高市担当相だけではありません。小林鷹之前経済安全保障担当相も次期広報部長の打診を固辞しました。つまり、それだけ石破氏が「合わない人」なのです。

 もともと「石破人気」を扇動してきた左寄りすぎる報道権力は、高市担当相を「右すぎ」などと書いて、総裁選挙で逆転負けした原因を述べていますが、敗因そのものは、前述の通り全く違うところにあります。

 麻生太郎元首相は、党最高顧問の打診を受けて権力を維持しようとしていますが、代わって菅氏が党副総裁に就くさまは、麻生元首相から見て極めて不愉快に違いありません。

 先日も申したように、つぎつぎに判明している石破新内閣の布陣は、林芳正(リン・ファンヂャン)内閣官房長官の続投だの、岩屋毅元防衛相が外相だの、中谷元元防衛相がまた防衛相だの、と挙げればきりがないほど呆れた面面です。

 まぁ、一年以内に倒すべき暫定内閣ですし、まさに「君子危うきに近寄らず」という高市担当相らの判断は、正しいと思います。

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『石破政権に協力する必要なし』に2件のコメント

  1. ナポレオン・ソロ:

    240930―3 「君子危うきに近寄らず」は現状を表現するにぴったりですね
    今日は ソロです。
     まぁ石破の不人気の態は「是程かと」言う迄酷いレベルなので、オソラク10/27の総選挙で空前の大敗北を喫して引責辞任がしか待って居ませんね。 まぁ当人の政治姿勢を俯瞰してみれば、丸で小学生並みの「僕総理大臣になりたい」ダケなので、自分の意内閣で日本の為になる事なんて、自分の頭で考えた事が無いのでしょう。

    だから、シナと密かに通じているのに、そのシナの包囲陣であるNATOのアジア版なんて、得意の「裏切り行為」を平気で言い出せるのですが、シナが此れを訊いて何も感じない筈が無いし、例え「ポーズだけ」と言い訳しても、許してくれないから、態々林を官房長官に留任させたのだし、完全に無能が解って居る岩屋を防衛大臣に再度したのでしょうね。

    然し、自己の布陣の内閣で一体何が変わると言うのか? 丸々岸田の「何もしない内閣」ヲ継承しているじゃありませんか? 之で国民が石破の評価を挙げる事は先ず有り得ません。ヤヨエマスゴミがどの様に評価しても、既にマスゴミへの国民の信用もゼロですからね。マスコミ関係者は既存のマスゴミから距離を置いた新たな勢力に集結すべきですね。

    まぁ、その前に各企業がもぅマスコミのCMを出港しても、史調理tsyが1桁になるのは見えているので、マスコミもCM料を大幅に下げざるを得ないが、そうなると当然起こる提供番組の質の低下は、更に視聴率を下げるはtらラ機しかしないので、ABCやTBSは勿論、NTVやFTV も存続が怪しくなるのは言う迄も無い事でしょう。

    すると、TVが眼ぢあ媒体の王座から降りざるを得なくなりますから、残るのはNHKと新聞系のTV局以外の所謂「2番手TV」しか残らないが、居イウ総相手が減ったので、楽な戦い課と言えば「然に非ず」で敵の本命はスマホやPCです。 そして、この傾向は代わりになる情報提供手段が登場する迄続くと思われます。

    最後に、斎藤元知事ですが、知事選迄後1ヶ月以上も有るので、その間に今回敵に回った遺臣とかとは縁義理をして、基本未所属で立つのが王道ですが、在野保守と言う新たな勢力が自民党に信用失墜で俄かに膨らむ可能性が有りますから、逆に、その新勢力の支持を得るべく右動くのが、良いと思います。 私も神戸市民ですので、斎藤さんに1票投じます。

  2. きよしこ:

    遠藤先生が指名を列挙した面々は当然のことながら、「生きる粗大ゴミ」と称しても足りない村上誠一郎を起用するに至っては、もはや石破内閣は発足前に脳死状態ではありませんか。いち早く入閣が決まった加藤勝信財務大臣や、小野寺五典政調会長らの心中は想像するのも憚られます。政治の仕組みが分かり始めて以降、時の政権に対しては(あの民主党政権の時でさえ)寛容なつもりでしたが、今回ばかりは国政選挙での大惨敗と一年以内どころか一刻一秒も早い退陣を願わずにはいられません。総務会長就任を固辞した高市氏に対し(「幹事長就任を希望した」という報道もあってか)やれ「大人げない」だの「人間として未熟」だの宣っている連中もいるようですが、沈没すると分かっている船に誰が好き好んで乗り込むというのでしょう。選挙での惨敗の責任を彼女に押し付けるための打診に決まっているではありませんか。「危うい」どころか百害あって一利なしの「政権もどき」の政治遊びに付き合うほど高市氏も我々国民も愚かではありません。

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