尹大統領よ、日韓修復どこへ
尹錫悦大統領(国民の力)に課せられた使命は、北韓(北朝鮮)工作員だった文在寅前大統領(共に民主党)が完全破壊した日米韓関係の修復です。そのためには、韓国政府がこれまで繰り返した対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別)の一切をやめねばなりません。
そのためにわが国政府が打った布石は、安倍晋三元首相の「韓国の対日ヘイトには一切応じない」という方針によって示されましたが、岸田文雄首相の(内政共に)中途半端な態度が「逆戻り」現象を招いています。
ついに亡くなられた方が百名を超えそうな能登半島大地震で、気象庁は一日、島根県隠岐郡隠岐の島町竹島にも津波注意報を発令しました。わが国の施政下にあるわが国の領土ですから、当然です。
それを大東亜戦争後の「どさくさに盗んだ泥棒」がさも自分の領土のように、竹島に注意報を出したことにさえ外務省へ抗議してきました。外交部も国防部も、韓国政府のどこもかしこも未だ「中共・北韓主導の対日ヘイト体制」そのままなのです。
また、三日付で英国紙ザ・タイムズが掲載した「韓国旅行記」に、国際水路機関(IHO)通りの日本海表記がなされていたとして、韓国政府が莫迦騒ぎを起こし、聞いたこともない「東海(トンヘ)」併記を強要しました。泥棒が盗品以外にも勝手に名づけたものを「その名で呼べ」と他者に向けてわめき散らす態度は、まるで気のふれた犯罪者が逮捕時に意味不明なことを叫んでいるようなものです。
日韓関係は、こうした恩讐を払拭し、未来へ向けて走り出さねばなりません。隣国どうしの小競り合いは、世界各国の例を見ても大いにあるものと諦めても、わが国の領土・領海を犯す行為をわが国政府が決して見逃してはならないのです。
わが国が日韓関係修復のために改めねばならないのは、対日ヘイトに一歩も譲らないということに尽きます。旧年十二月四日記事でも申したように「譲る」とか「頭を下げておく」といったことを二度としてはなりません。
対日ヘイトのつけ入る隙を与え、それを醸成させてしまうわが国政府の「腰砕け」こそが日韓関係破壊の根源であり、安倍元首相が示した「二度と謝罪などしない」という政府方針が誕生を促した尹政権でも変わらずこの有り様なら、その修復はもう期待できないでしょう。
実のところわが国は、それでも全く構わないが、日米にまたも見放されて困るのは韓国です。韓半島(朝鮮半島)が北韓の侵略で全赤化し、現韓国人が人権という人権をすべて奪われても構わないなら、どうぞ対日ヘイトに興じていればよろしい。
わが国政府が韓国のためにとらねばならない態度は、たとえ苦しくてもこれ以外にないのです。