左翼司法は人をもてあそぶ
九月七日記事で申した岸田内閣の「年内総辞職」が光文社配信記事にも書かれるようになりました。
第二百十二回臨時国会では、国民民主党の玉木雄一郎代表が憲法改正について、岸田文雄首相に対し「公約どおり今の任期中に憲法改正を実現するのであれば、この臨時国会が勝負です。臨時国会で憲法改正条文案を取りまとめ、来年の通常国会で発議しないと間に合いません」と詰めましたが、岸田首相に「来年」はないかもしれないのです。
全く減税にもなっていない政策で、衆議院の解散総選挙ができるほど内閣支持率が上がるわけなどなく、そのまま岸田首相が消え、さんざん高市早苗経済安全保障担当相を「蚊帳の外」へ追いやった木原誠二衆議院議員(東京二十区)は、国会からいなくなるのでしょう。
さて、二十三日記事で申した件ですが、最高裁判所大法廷(裁判長=戸倉三郎長官)が性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律(性同一性障害特例法)の一部を「違憲」と判断してしまいました。
さんざん指摘してきたことですが、わが国の法科(法学部、法科大学院)は、理系ではなく文系に分類されているため、彼らのほとんどが司法試験に合格して司法修習を経ても、いわゆる「1+1=2」という基礎的思考ができません。
よって万人に公正でなければならない司法の基本は、初めから著しく損なわれており、例えば「1+1=2」からどこまで情状酌量の余地があるかといった判決ではなく、裁判官が現行法の文章をこねくりまわすという「文藝評論」を始めてしまうのです。
それが法廷に於ける「法解釈」であり、いわば日本共産党の不破哲三(本名=上田建二郎)氏が「マルクス主義いじり」で書籍を出し続けているようなのと、やっていることがほぼ変わりません。
その結果、性同一性障害の人びとが裁判官十五名の「盆栽いじり」のような法解釈で、見事に弄ばれてしまいました。先に指摘した通り、心と体の性を合致させたいと願う彼らの性別適合手術を「生殖不能手術」に書き換えた卑怯な左翼弁護士の入れ知恵(駄文)に裁判官までもが乗っかり、これを厳格なる戸籍の性別変更条件から外しておきながら、そのくせ変更する性別の性器に似た外観を備えていること(外観要件)の「評論」を避けたのです。
つまり、一例として、男性器のまま「私は女性」という「自称・元男性」が女性の私的空間(お手洗いや浴室など)に入ることを、決してこの判決では法的に許していません。
性同一性障害の人びとにとって、これほど「どうしていいか分からない」判決もないでしょう。それはすなわち、私たち多くの国民の困惑と懸念を拡大させただけなのです。
法を「本能」ではなく「理性」で考える(こねくりまわす)からこうなりました。左翼傾向から始まった今回の騒動は、やはり「理性と意思と心情」で人を支配する左翼的思考が社会的混乱を喚起して終わったのです。
戸倉最高裁長官には、相応の責任を負わせねばならないでしょう。
皇紀2683年(令和5年)10月26日 9:48 AM
役人栄えて国滅ぶ
戦前と全く一緒ですね
皇紀2683年(令和5年)10月26日 11:29 AM
古い憲法・法律をそのまま放置して、司法が個人的思想信条や社会情勢の変化に対応して判断を変える、という体制がおかしいでしょう。
現状そもそも立法府とそこから選出される内閣が国民の意思を反映していないという問題がありますが、本来は、
立法:社会情勢の変化に対応して国民の要望・要請に応じて、憲法・法律を制定・改正・廃止する。
司法:現行憲法・現行法の立法時点の立法趣旨に忠実に滅私奉公的に判断する。
であるべきだと思います。
皇紀2683年(令和5年)10月26日 12:44 PM
全員が同じ意見なのも気持ち悪いです。国民審査は全員×で決定
皇紀2683年(令和5年)10月27日 6:05 PM
ー 宇宙・生命より ー
皇紀2683年(令和5年)10月27日 10:37 PM
この最高裁判決は、最高裁に国会同意人事を導入する憲法改正を後押しした画期的判決と後に評価されるでしょう。