女性とトランス活動家の戦争

皇紀2683年(令和5年)10月22日

性別変更「手術要件」堅持を 女性団体、最高裁に要請

性同一性障害の人が戸籍上の性別を変更する場合、性別適合手術を要件とする現行法の規定の合憲性が争われている家事審判を巡り、女性有志の市民団体「女性の定義を守る会…

(産經新聞社)

 法や制度は、例えば六月二十二日記事の移民・難民問題や、今月二日記事の宗教法人法と詐欺カルトの問題などで申したように、性善説で作ると必ず犯罪の温床になります。わが国はこれまで、何度この種の間違いを繰り返してきたことでしょうか。

 民族が同性愛や性倒錯などを緩やかに認め合った「世界で唯一」と申して過言ではない先進国がわが国だったのですが、以前申した通り民法が規定する婚姻制度は、子を産む可能性のある関係性に対する法的保護が目的であり、それ以上でも以下でもありません。

 法として同性と婚姻が結びつかないのはそのためで、これを強引に結着させる制度を設けた場合、主として金銭的保護を目当てにした犯罪を誘発、社会的混乱を招く可能性があります。それで傷つくのは、多くの同性愛者に違いなく、異性愛者が彼らに対する不必要な疑念を抱いてますます対立してしまうでしょう。

 一方、性同一性障害の場合、心と体の性が一致していないわけですから、戸籍上の性別変更まで認めるのは、やはり性別適合手術を要件としなければなりません。例えば、安易に「私は女」という言葉だけで女性の私的空間(お手洗いや浴場など)へ男性を潜り込ませるわけにはいかないのです。

 手術や術後に肉体的のみならず精神的苦痛が伴うのは分かりますが、それほど厳格にして初めて「権利」というものは認められます。翻って女性たちが「女性の定義」を守り始めるに至った今日の社会的混乱は、いわゆる「LGBT法」をゴリ押しすることで岸田文雄首相が生み落とした権利闘争の扇動という犯罪的行為によるのです。

「女性スペース守れ」有志デモに罵声 新宿

女性トイレや更衣室など「女性専用スペース」の利用は生物学的な女性に限るべきだと主張する女性有志のデモ活動が21日、東京都新宿区であった。性被害は女性が男性から…

(産經新聞社)

 そこで私たち国民は、岸田首相が牽引した政治の顛末、この混乱を直視しなければなりません。街中で、まるで左翼団体に極左暴力集団が噛みつくような騒乱を誘発したのです。

 何やら「女らしさ、男らしさから自由になろう」などと訴える団体に、しばき隊だか何だかのような集団が暴言を吐き散らしていくという醜さは、私たち国民が街中なんぞで決してお目にかけたくない代物であり、欧米型の権利闘争を輸入してしまったわが国の過ちを痛感させられます。

 先述の「女性の私的空間」を女性の利用に限るのは当然としても、ならば「女らしさ、男らしさ」を大切にすべきです。わが国が文化の一部にさえした性倒錯の魅力は、歌舞伎などに代表される女装(または男装)の「らしさ」の美であり、現在諸分野で活躍している女装家の皆さんも、それぞれが思う「らしさ」を自由に表現しています。この「らしさ」を否定すれば、元も子もありません。

 いわゆる「LGBTQ」の急進的団体は、対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)を吐き散らす左翼や極左暴力集団との繫がりがあるようで、今回の騒動でもそれが事実であることを伺わせました。「それ差別です」などと言って回る活動家こそが私たち日本人にヘイトを吐きまくるのです。

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『女性とトランス活動家の戦争』に2件のコメント

  1. 波那:

    アメリカでは体は男性なのにトランスだからと女性専用更衣室に入って着て着替えされた事を女性水泳選手が訴えてましたよね。トランス差別をするなと言うなら、最低限のプライバシー、基本的人権を守られない実態こそが甚だしい女性差別でしょう。「私、女性なの」と言うだけでフリーパスなんて、地上に変態の天国の出現。

    女子更衣室に「男性」 水泳選手の抗議に法律の壁 | ワシントン・タイムズ・ジャパン
    https://washingtontimes.jp/2023/07/16/7945/

    2023年7月13日、イリノイ州スプリングフィールドで開催された集会で、女子ロッカールームにいる生物学上の男性に異議を唱えたためにYMCAの水泳チームから追い出されたというアビゲイル・ウィーラー(16歳)の代理として、元NCAAディビジョンIスイマーのケイトリン・ウィーラーとポーラ・スカンランがスピーチした(写真提供:Independent Women’s Forum)。

    By Valerie Richardson – The Washington Times – Thursday, July 13, 2023

     トランスフォビア(トランスジェンダー嫌い)というレッテルを貼られることを恐れて、生物学的男性の女子ロッカールーム使用に反対することにちゅうちょする女子がいる一方で、アビゲイル・ウィーラーさん(16)は毅然と声を上げた。以下略

    この記事さっき見つけたのですが、遠藤さん、これって本当の事なんでしょうか?
    http://totalnewsjp.com/2023/10/01/kishida-629/

    「岸田自民党は杉田水脈を公認せず、政界引退させる方針」

    岸田文雄総裁率いる自民党は杉田水脈衆議院議員(中国比例単独)を来る衆議院選挙に出馬させず、事実上政界引退させる方針です。

    杉田水脈さんは安倍晋三元首相が見出した保守の女性闘士です。日本と日本人の為に戦っているからこそ売国左翼に叩かれる。

    そんな杉田さんを守らないどころか、左翼と結託して永田町から放逐しようとしているのが、岸田文雄総裁と茂木敏充幹事長です。

    私は「国士を切り捨てる岸田文雄とその一味こそ政界を去れ」と主張します。(山口敬之氏日本メルマガ)抜粋

  2. あい:

    トランスは男でも女でも無い
    第3種だね