岸田内閣に「来年」はない
一部報道にも出ましたが岸田文雄首相は、党役人事・内閣改造について、麻生太郎副総裁と茂木敏光幹事長、木原誠二内閣官房副長官を留任させる意向だといいます。(追記 やはり木原氏は外すそうです)
木原氏をしれっと外すための改造だったはずが、蓋を開ければ他に誰もなりたがらないため、代えようにも代えられないのかもしれません。因みに時期は、尼ジャカルタで開かれる東南亜諸国連合(ASEAN)首脳会議と印ニュー・デリーで開かれる二十か国・地域(G20)首脳会合を経た今月末で、且つその条件は、岸田内閣の年内総辞職で既に話がまとまっているとの噂です。
今秋十月との話もあった衆議院議員解散総選挙は、岸田内閣では行えないとして、このような政治日程になるのでしょう。岸田倒閣で動いてきた中、あくまで現時点で自民党内から聞こえてきた噂ですが。
そこでもう一つの噂もご紹介しておきましょう。岸田倒閣は、実は菅義偉前首相も画策してきました。ともすれば岸田首相の「次」に、菅氏が小泉進次郎元環境相を立たせ、岸田内閣で失墜した自民党の支持率を反転させようというのです。
倒閣までは同じほうを向いてきましたが、やはり思惑の違う勢力とは到底手を組めません。まるで中身も経験もない小泉氏では、その政策も米中の言いなりになるでしょう。
中共と言えば、二階俊博前幹事長の訪中も暗礁に乗り上げてしまいました。やはり原因は、一日記事で申したことに尽きます。中共が「来られても困る」と言っているのではなく、二階派が「行っても得がない」と見極めているのです。
もはや岸田内閣がボロボロなのは間違いありません。武漢ウイルス(新型コロナウイルス)狂騒後の乱世ですから、「お公家左派」の出番ではなかったのです。ということは、誰が次に相応しいか、今後そのために動きます。
最後に、岸田内閣が中共以外の輸出先を取り付けるよう水産業界を支援するという話がありましたが、この東京放送(TBS)系大分放送(OBS)の報道もおかしな話をしています。
東京電力福島第一原子力発電所の処理水放出に対する中共の嫌がらせは、今この瞬間に「中共向け」の出荷が止まったということであって、何度も申してきましたが、そもそも国産品でさえ中共に買い叩かれて私たち国民の手に入らなくなっていた、つまり国内向けが不足する問題が生じていたのですから、直ちに国内流通に回すよう政府が支援すべきなのです。
それをよもや「売れないので捨てます。お金をください」という補助金利権にすり替えられるなら、処理水がどうのではなく、いよいよ私たち国民の「魚離れ」が致命的進行し、水産業の未来は完全になくなります。漁業関係者の皆さん、それでいいのですか?
地産地消と言いながら、自分たちの食糧も確保できず、何かが起きれば一億二千六百万人の国民がつぎつぎと餓死していくならば、私たち日本人は、大東亜戦争後の地獄をもう一度味わわされることになるのです。街中に飢餓児童が寝ころび、あちこちに骨と皮だけになった遺体が転がるでしょう。
そうはさせないのが国家の行政力です。もう一度、私たち日本人に日本のお魚を食べさせろ!