二重処罰が流行り出した?
自民党が「岸破森」政権を選択してしまってから、二重処罰で人を消す手口が流行り始めたのでしょうか。
私は、競馬について全くの門外漢ですが、聞けば昨年五月、禁じられている調整室内への通信機器(スマートフォン)の持ち込みを自己申告した藤田菜七子騎手を厳重注意処分としながら、今ごろになってこれが週刊誌に報じられた途端、日本中央競馬会(JRA)が再度同じ件で騎乗停止処分を発したといいます。
これを受けた藤田騎手は、泣きながら引退届を提出したというのですが、岸破森政権もJRAも一事不再理の原則を完全に無視しており、組織としての言い訳(今さら「持ち込んだという申告内容が『通信した』事実を明かさない虚偽だった」というもの)も、聞かされた側が納得できるものではありません。
最近になって通信機器の持ち込みに関する処分が増えているのは、騎手の世代交代により、一時でもスマホを手放すことへの不慣れや抵抗感を抱く若い騎手たちが増えているからでしょう。むろん規則は規則なので守らなければいけないのですが、今夏にも厳しい処分を受けて奇行に奔り、その直後に自殺してしまった若い騎手もいました。
そもそも通信機器の持ち込みが厳しく禁じられているのは、試合に関する情報漏洩を防ぐためですが、公営とは言え賭博事業だからこそ厳しくせざるをえないわけです。
競馬のみならず競輪や競艇でも厳しい処分が下るそうで、選手たちとは関係のないところで観客が賭博に興じるばかりに「八百長」なども然りですが選手が巻き込まれてしまいます。重ねて規則は規則なのですが、若者たちが賭博事業者に退路を断たれるさまは、どうにも見ていられません。
それでも岸破森政権という行政権力の頂点がやっていることですから、私たち国民の間でも「規則に基づく」と口にしながら人を陥れたり消し去る目的で二重処罰のやりたい放題になります。まさに岸破森政権がもたらす暗黒の時代の幕開けです。
いやはや、これではまるで「反自民」「反アベ」の左翼・極左暴力集団のような因縁のつけ方でしょうか。なるほど安倍晋三元首相を蛇蝎のごとく嫌ってきた対日ヘイトスピーチ(憎悪差別扇動)集団は、このような心情と論理(ロジック)で「訳の分からないこと」をわめき散らしていたわけね、と今さらながら心中をお察し申し上げます。
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ところで、本年もノーベル賞受賞者の発表があり、全く無価値な平和賞に日本原水爆被害者団体協議会(被団協)が選ばれてしまいました。わが国では、非核三原則という出鱈目を口にした佐藤栄作元首相以来の不名誉です。
とは言え非常に興味深いのは、産經新聞社が伝えている通り、わが国に対する米民主党の二度に及ぶ核攻撃を「日本が悪いからだ」とわめいてきた中共・共産党が受賞に批判的態度をとっていることでしょう。
露国でも速報された被団協の受賞を一切無視した中共産党は、さすが「対日ヘイトの国」です。被団協こそ「反体制」の左翼・極左団体にもかかわらず、対日ヘイトのためであれば「味方」とは判断しません。
一方、お隣の韓国では、ついに本物のノーベル賞受賞者が誕生したことに喜びの声が沸き上がっているようです。小説『菜食主義者』などで知られる韓江女史が文学賞を受賞しました。おめでとうございます。
ただ、光州広域市生まれの彼女もまた、決して光州事件の真相には迫らない極めてひ弱な情緒に浸るのみで、北韓(北朝鮮)という脅威に対して韓国人があまりにも無垢である現状を追及したりはしません。政治活動的韓国人が時折見せる「泣きわめいておしまい」というアレです。
兎にも角にもノーベル賞というのは本来、物理学賞、化学賞、医学・生理学賞の三部門(理系)を受賞しなければ、あまり値打ちがありません。私自身が文系なので遠慮なく申しますが、文学賞やまして平和賞だの最近になって設けられた経済学賞だのには、ほぼ値打ちがないのです。
いっそのこと米民主党のバラク・オバマ元大統領でも受賞できたのですから、ウクライナをけしかけた同党のジョー・バイデン大統領か、イスラエル・リクードのベンヤミン・ネタニヤフ首相に平和賞を差し上げればよかったでしょう。皮肉が効いていて、私たちも思わず「平和とは何か」を真剣に考えるようになるというものです。