統一地方選前半の戦犯は…

皇紀2683年(令和5年)4月11日

 九日臨時記事は、配信するつもりなく思わず「つぶやいたもの」ですが、九日投開票の統一地方選挙・前半戦は昨日、その結果が出揃いました。

 まず、党に意見しただけの党員をつぎつぎに除名した日本共産党は、道府県議選で二十四議席も減らし、政令市議選でも二十二議席減らすという党史上最悪の結果に終わりました。

 これは間違いなく、除名の事実に多くの党員の士気が下がったからで、特に共産党候補のような「ほぼ共産党員しか投票しない」事情を抱えていては、それが致命的結果を招くのも無理はありません。党執行部は、それを防ぐべく党員の声に耳を傾けねばならなかったのです。

 共産党のやったことは、河野太郎デジタル相がツイッター上で多くの国民や自民党の地方議員に至るまでブロックしまくっているのと同じ「俺様だけが正しい」「お前らの意見はゴミ」という政党、政治家としてあるまじき態度の露出にほかなりません。

 その自民党は、やはり大阪府・市で全く歯が立ちませんでした。それは、大阪維新の会・日本維新の会が支持されたというより、ここでも申しましたように東京放送(TBS)系極左暴力番組「サンデーモーニング」の御用達発言者で、闘球(ラグビー)リーグワンに於いて「身勝手なおばはん党」とでも言うべき姿を露わにした自民党の自主推薦候補に対し、私の知る限りでさえ党員のほとんどが「死んでも入れたない(投票したくない)」と反発していたからです。

 あのような候補しか担げなかった時点で、自民党の敗北は確定していました。よって多くの大阪府民・大阪市民が統合型リゾート(IR)のカジノ誘致に反対しているにもかかわらず、推進を掲げる維新候補が当選してしまうという「(都構想に絡んでも発症していた)精神分裂症」が繰り返されたのです。

 つまり、維新が手にした「漁夫の利」は、奈良県知事選の結果だけではありませんでした。

 奈良でもまず、自民党執行部に問題があったのは、もはや申すまでもありません。「候補者調整」を反省してみせたしらじらしい森山裕選挙対策委員長が高齢・多選の現職に敢えて引導を渡さなかった理由は、保守分裂を計画したからでしょう。

 その企みは、次期党総裁選に色気を出す器は小さく態度だけ大きい茂木敏光幹事長らと練ったものと思われます。高市早苗内閣府特命(経済安全保障)担当相を潰すべく、初めから分裂選挙の責任をなすりつけようという算段でした。

 しかし、もう一度申しますが、選挙結果の責任は、すべて党幹事長と選対委員長が負うものと決まっています。維新に知事の椅子を譲ってでも高市氏を潰したいという面面の思惑が、果たして多くの自民党員に許されるでしょうか。

 この顛末は、共産党並みに党員の士気を下げ、党員以外の支持者をも呆れさせたに違いありません。その傷の大きさに気づいたころには、自民党が(野党体たらくの現状でも)三度目の下野を経験しかねないのです。

 一部報道では、二階俊博元幹事長も「戦犯」とする情報が流れていますが、以前から申していますように二階氏の美点でもあり欠点でもあるのは、とにかく頼ってきた者を受け入れることにあります。

 二十三日投開票の衆議院議員補欠選で、和歌山一区の公認候補をめぐる混乱が起きたのは、結局決まった門博文候補にも、鞍替えしたがった鶴保庸介参議院議員にも二階氏がどちらにも「頑張りなさい」と肩を叩いています。

 これは、門氏も鶴保氏も志帥会だからというだけでなく、二階氏を頼ってきた荒井正吾奈良県知事にも同じ調子で「頑張りなさい」と言ってしまった、まぁ癖のようなものです。それが時に致命的混乱を招く以上、控えていただきたいというのが多くの自民党員の本音でしょう。

 それで高市氏に責任論が出るのは、とんだ過ちです。維新に席を盗られた平木省氏は、高市氏潰しを企んだ総務省・旧郵政省系ではなく旧自治省系で、奈良県香芝市出身ですし、岐阜県副知事も歴任していました。周囲からの人物評価も全く問題のない候補だったのです。

 維新を保守系政党だと認識している人がいますが、ならば生駒市長時代に事実上の外国人参政権を条例で認めた山下真氏のような者を、知事候補に立てられません。

 彼をめぐって何やら裏切りの裏取引があったようですが、中身のない党勢拡大しか頭にない維新の危険な者たちがわが国のあちこちを汚していく中、高市氏が表舞台から遠ざけられるとすれば、自民党にも未来はないのです。

スポンサードリンク

『統一地方選前半の戦犯は…』に2件のコメント

  1. 日本を守りたい:

    高市早苗は自民党の中の「掃きだめの鶴」 掃きだめの連中にとっては「邪魔だから潰せ」。日本全体が掃き溜めに成って行く。わざわざ八百億円の公費を供与して 大阪はカジノを誘致するという。実際にそう成ったら、三年で マフィアに大阪が乗っ取られるぞ、日本人がマフィアと戦って撃退できるわけが無い。マネーロンダリングの場としてのカジノは、マフィアが 必ず 拠点としている。香港系だか上海系だか朝鮮系だかのマフィアが 大阪を裏支配する事に成る。日本が 否 日本人が 滅亡へのレールをみずから敷いて行くのだ。

  2. 眞次:

    はたしてあの大坂の候補は、自民があの人しか推薦できなかったのでしょうか。
    あえて、あんなのに乗っかったように思てなりません。

    また、奈良に関しては、茂木氏がライバルを追い落とすため。というより、
    安倍元首相暗殺事件の隠蔽が本丸だったのではないか。そのくらいいぶかしく感じております。