殺処分で補助金…狂った農政
同性愛者であることを公表し、新宿二丁目で「俺は国会議員だぞ」などと見回り中の警察官を恫喝したこともある立憲民主党の石川大我参議院議員が六日、参議院予算委員会で、岸田文雄首相に「私はいつ愛する人と結婚ができるようになるんでしょうか」と質問したというとんだ笑い話。
「知らねぇよ」としか申しようがありません。先月六日記事で申した通り「同性婚」という本来存在しない言葉を認めることは、当然のように同性愛者も異性愛者も認められる人権の基本とは、全く別の話なのです。
同性愛者の婚姻を認めることは、行政の役割から逸脱した越権行為でもあり、実は私たち国民の平等を脅かします。あるべき法的根拠を著しく欠いた「特別扱い(えこひいき)」になるからです。
立法府の国会議員に選出されながらそのようなことも分からない石川議員は、極めて莫迦げた質問をしたことで、その資格を既に失いました。立民が「国会の不要物」と言われるのは、こうした議員による時間と予算の無駄を重ねるからでしょう。
一方で、同じ立民でも逢坂誠二衆議院議員は、ほんの少し違うようです。決してわが国のための政治を訴えてきた政治家ではありませんが、酪農が抱える問題を岸田首相に問いただしました。
ここでも、輸入している脱脂粉乳を国産に置き換えるための差額を、乳代一キログラム当たり二円以上も農家に負担させてきた間違いを指摘しましたが、このような自民党型農政を一刻も早くやめさねばなりません。
牛乳を搾れば搾るほど負担させ、乳牛を殺処分すればするほど補助金を出すなど、私たち国民の食糧確保を否定した頭のおかしな政策としか指弾しようがないのです。コメの減反で補助金を出してきたのと似ています。
しかし、こうした農政の間違いには、生産者への対策もさることながら生産体制そのものの対策を怠っている点も指摘せねばなりません。自民党型農政の問題点を、そのまま農業協同組合(JA)やホクレン農業協同組合連合会に置き換えるのは軽率です。
目下、鳥インフルエンザが原因とされる卵の価格高騰を招いていますが、搾りたての牛乳が捨てられている一方で乳製品の価格も高く、バターの品薄状態も変わらないのは、いわゆる「用途別価格制度」の硬直化が招いています。牛乳にするのかチーズにするのか、はたまたバターにするのかによって乳業の買取価格が違うのです
給与下落・物価下落(デフレーション)のまま物価だけが外的要因によって高騰を始めたスタグフレーションでは、単に「安すぎた」物の値段が上がって喜ばしいことは何もありません。価格維持のための工作とか、武漢ウイルス(新型コロナウイルス)狂乱によるものというより、そもそも需給均衡というより需要の変化に対応できない制度になっており、且つほとんどの飼料が輸入品でずっと高騰しているのです。
生産者や乳業の社員たちばかりが涙を呑んでいるとするなら、そのような農政は間違っています。この点に気づかされたのは、実は日韓問題で某所へ話し合いに行ったついでに出た話でした。今後、内需回復策の要望と共にこの問題も取りあげていきます。
そして、末筆ながらこうした活動に対するご支援、ご声援を賜っていることに、改めて衷心より御礼申し上げます。特にK様やT様をはじめ、匿名の方がたに至るまで、断続してご支援をいただいておりますこと、感謝に耐えません。
おかげさまでどうにか、夜行バスで行って夜行バスで帰ってくるといったことも「思い立ったら吉日」のようにできています。
皇紀2683年(令和5年)3月13日 2:26 PM
食糧の自給は重要な防衛の柱の一つと思います。
兵糧攻めにされても困らないためにです。
どうぞこの問題を掘り下げていただきたく、お願いと共に期待、応援しております。
皇紀2683年(令和5年)3月13日 8:21 PM
農政のことに関しては全く存じ上げませんが、牛を処分すれば補助金がもらえるという仕組みになっていることは最近知りました。祭祀国家とは思えぬ極めて罰当たりな所業と言えるでしょう。木材や野菜の間引きでもあるまいし、まさに欧米型唯物主義の成れの果てとしか思えません。家畜を粗末に扱う風潮が放置されたまま対象が外国人労働者にまで広がり、人間をモノのように金で取引して回す経済に未来はありません。日本の経済は日本人で回すという至極当然の基本に立ち返るべきです。
話変わって私事ですが、昨日より花粉症の症状が酷く、目の痒みは殆どないのですが鼻水鼻詰まりに加え喉の痛みまで発症し、耳まで塞がりました。インフルエンザを疑っていますが、寒さのピークは過ぎたとはいえ、急激な温度変化で体調を崩したのだ思います。皆様もどうかご自愛ください。