小西文書は旧郵政系の仕業

皇紀2683年(令和5年)3月7日

 常陸宮の正仁親王妃華子殿下の実姉で旧華族・津軽家(津軽義孝伯爵)の長女でいらした西田泰子さまが四日、亡くなられました。衷心よりお悔やみ申し上げます。

 宮内庁が昨日、公表しました。華子殿下は、この日より三十日まで忌服されます。

小西氏公表の「放送法文書」は総務省内の「旧自治」「旧郵政」の些細なバトルの産物?(髙橋 洋一) @gendai_biz

「捏造文書だ、本物なら辞職という」というやりとりだけが大げさに報道されているが、その裏側は総務省内の争いという実にくだらない話というのが筆者の邪推だ…

(現代ビジネス|講談社)

 さて、安倍晋三元首相に徹底批判されていたことが「安倍晋三回顧録」(中央公論新社刊)で分かった文部科学省の前川喜平元事務次官ですが、顔を真っ赤にして反論してみたところで、文科省の大失態から更迭、退官に追い込まれ、天下り先を失った恨みを安倍元首相にぶつけ続けたのは、あまりに恥知らずと指弾するほかありません。

 当時すぐさまここに晒しましたが、文科省も旧文部省系旧科学技術庁系の省内覇権争いから、文字通りの怪文書が出回りました。

 旧大蔵省(財務省)入省以来、総務省大臣官房参事官(総務相補佐官)なども歴任した高橋洋一氏は、四日記事で取り上げた立憲民主党の小西洋之参議院議員が持ち出した怪文書について、総務省内の旧自治省系旧郵政省系の権力闘争から出たものである可能性を指摘しています。

 私も、十分ありえる話だと思いました。ちなみに、総務省出身の小西議員自身が旧郵政系です。

 では、もう一度ここで四日記事から、公開された文書に私が目を通して「追記」した部分を再掲します。

高市大臣「結構ですよ」

 まず一枚目の右上に「厳重取扱注意」とありますが、文書のいわゆる「てにをは」だけで数時間もかけて修正する官僚が通常「取扱厳重注意」と記載するのを、このような間違い方はしません。

 さらに「高市大臣と総理の電話会談の結果」という例の部分の表題も間違えています。官僚は格の順を絶対に間違いませんから、このような場合は通常「安倍総理と高市大臣の電話会談の結果」と表記します。しかも、このページの作りがあまりにも雑(素人が作ったような感じ)で、高市総務相から安倍首相に電話した「日時不明」というのも、官僚の文書作成手続きとしてまずありえません。

 このわずか三点をもってしても、この文書が正式に総務省によって作成されたものでないことが分かります。

(三月四日記事|遠藤健太郎公式ブログ)

 いわゆる「小西文書」が総務省公式の行政文書とは言えない「怪文書(本物に偽物を混ぜたもの)」と断じた三点について、当然ながら元官僚の高橋氏も全く同じことを指摘しています。これは、官僚が作成した文書に何度も目を通したことがある人なら、私のような民間人でもすぐに気がつくのです。

 さらに高橋氏は、高市早苗総務相(当時)に対する説明(大臣レク)の部分について、配布先がおかしい点も指摘しています。なお、高橋氏が「旧行政管理庁」と記載しているのは、すなわち「旧総務庁」であり、正確には総務省は、旧自治省、旧郵政省、旧総務庁の統合(橋本龍太郎元首相の行政改革)によって発足したものです。

 高橋氏は文末に、やはり奈良県知事選挙のことに言及しています。私は逆に、四日記事の文頭で高市氏への嫌がらせが横行していることを申しました。

 今さらこのような怪文書が出回り、軽率にして軽薄な小西議員の手に渡って日の目を見たのも、奈良県知事選が絡んでいると思います。そして、旧自治系の礒崎陽輔元首相補佐官(元参議院議員、大分選挙区)をめぐる参議院議員大分県補欠選挙のことも確かにあるでしょう。

 総務省内の旧郵政系が高市氏と礒崎氏を蹴り落そうとしているのです。許されざる国家公務員の権力闘争によって歪められる選挙に抗えるのは、私たち国民であることを忘れずに。

 ※ 一応総務省は、これを行政文書と認めたいようですが、先述の通り「本物に偽物を混ぜたもの」である以上、偽物の部分について、厳格な精査を求めます。

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