子供予算は政争の具じゃない

皇紀2683年(令和5年)1月4日

加古川市長「明石市の人口増による税収増は数字のマジック」 泉市長の市政運営に疑問

 兵庫県加古川市の岡田康裕市長は23日の定例会見で、明石市の泉房穂市長の〈人口増→税収増→子育て支援などの財源〉という好循環実現の主張について言及し、財政分析か

(神戸新聞社)

 令和五年の統一地方選挙は、道府県と政令指定都市の首長と議会議員選挙が四月九日、政令市以外の市区町村の首長と議会議員選挙が同二十三日に投開票されます。

 そのため一言申しておきますが、兵庫県明石市の泉房穂市長が自身の派閥を作って同市議会議員選に臨もうとしていることに、どうか警戒してください。

 何度暴力行為に及んで謝罪してもまた繰り返してしまう泉市長は、ついに政界を引退して院政を敷き、極左暴力言論を伝導する活動にでも耽る気でしょうが、私たち国民にとって大いに迷惑です。

 泉市長がその口先で語る「子供のための予算を拡充」することは、全く間違っていません。言葉だけなら全面的賛成であり、むしろ政府が率先してやることです。

 「国(正確には政府)がやらないから明石でやった」と胸を張って見せる泉市長ですが、彼がやったことは、単に近隣市町村から人口を奪ったにすぎません。

 そこには、もちろん大阪府を含む近隣自治体の怠慢がありますが、それぞれの事情が異なり、子育て支援を拡充したくてもできない市町村もあります。泉市長は、ただそこに目をつけ、子育て支援金をぶら下げて人心につけこんだだけです。

 わが国全体を見渡した時、泉市長の大言壮語とは裏腹に、少子化地方財政の問題も何も解決していません。

 同県加古川市の岡田康裕市長が指摘したことは、まさにその点であり、支援金を目当てに明石へ引っ越した家族が増えたように見えて、実は地方税収統計ではその実態も見えないというのです。

 だからこそこれは、政府が主導していかねばならないのですが、いかんせん最大の少子化対策が内需回復にあることを理解できていない政府は、岸田「宏池会緊縮財政」政権になってますます何もしません。

 防衛予算のために空前の大増税(国民からの収奪)に奔るかと思えば、子供予算のために「子供税」を新設する議論まで出ています。本当にこの政権は、予算を組み替えないために新しい予算を全て増税で対応する気です。

 これは、何としても止めねばなりませんが、止めれば子供予算がつかないのでしょう。怒りを通り越した呆れを禁じえません。

 子育て環境の整備は、政府の予算から地方が行えばよいですが、支援金をちらつかせた自治体同士で人を奪い合うだけの地方行政は、政策として否定すべき恥です。

 明石市が人口を増やし、その分だけ出生率を向上させたように見えるのは、行政の基本政策として一切何の参考にもなりません。

 まやかしの「泉派」から、これ見よがしに「子育て中の母親」を含む数名を立候補させる予定だといいます。見栄えに騙されて「安物買いの銭失い」にならないよう、何卒ご注意願いたいのです。

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『子供予算は政争の具じゃない』に2件のコメント

  1. きよしこ:

    報道権力が白いものを黒と呼んでまで泉市長を英雄の如く扱うのは彼が旧民主党系だからに決まっています。もし自民党系なら最初の暴言騒動で政界から抹殺され、表舞台からの引退を余儀なくされていたに違いありません。しかしSNSで何でも可視化されるようになった時代、もはや犯罪的とも言える暴言をなかったことにはできません。何を企んでいるのかは知りませんが、「泉一派」の思うような結果にはならないでしょう。そもそもそんな「前科」のある人間と行動を共にしたいと思う候補者がいますか?リスクこそあれメリットなど何もありません。

    とはいえ現政権の経済子育て政策にも期待できるところは微塵もありませんので、あとはどうやって「防衛税」「子供税」という暴挙を民意で阻止するかにかかっているのだと思います。

  2. 鹿の瀬:

    遠藤様

    市民ですが、同感です。
    泉さんは、マスコミ対応が上手です。見せ方がうまい。なかなかの策士です。
    次の選挙は「泉派VS反泉」でしょうね。
    自民党真誠会の石井ひろのり市議がツイッターで『泉房穂市長の御言葉を検証する明石市民の会』を紹介されてます。
    う~ん、これはいろいろと参考になりますね・・・。