高市大臣に「聞かない力」

皇紀2682年(令和4年)12月12日

 東京都の小池百合子知事は、あれほど批判が殺到している太陽光発電パネルの設置義務化に、今月に入っても猪突猛進しています。

 電力確保の問題や環境問題以前に私たち国民の自由を脅かす類いの条例には、断固として反対せねばなりません。

 中共の人権弾圧と虐殺から亡命してきた「世界ウイグル会議」のドルクン・エイサ議長も、これに反対しています。なぜなら、パネルの材料に使われる多結晶シリコンの大半は、旧東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)で強制労働により製造されている疑いがあるからです。

 厚顔無恥な小池都知事は、そもそも豊洲移転問題を騒きたてたのが(環境相時代の部下だった)環境省元官僚の極左暴力活動利権だったことからも、太陽光パネルにこだわる理由とて中共利権に違いありません。

 都知事選挙前に頼まれたか、頼った先が中共の「パネル屋」だったか、その程度のものでしょう。

 ところで、九日記事で扱った長野市の青木島遊園地の閉鎖ですが、市議会に於ける荻原健司市長の残念な答弁を聞く限り、公園跡地の再開発に絡む土建屋利権の臭いがします。

 市議会議員や多くの国民から疑問を呈されてもなお頑なに閉鎖方針を見直さないところを見ると、もうあの土地は再開発が決まっているのでしょう。苦情を言い続けた一人の老人の問題はともかく、やはりそれに捉われて猪突猛進した長野市役所がきっと何かを隠しています。

 行政権力が国民の声を聞かない時は、間違いなくそうです。

 財務省理財局が学校法人森友学園に二束三文の土地を(実は)高値で売り飛ばしたのも、近畿財務局と大阪府の仄暗い部落解放利権に絡んでいました。

 その不始末を主計局と主税局が安倍晋三元首相の二度にわたる消費税率引き上げ保留に腹を立て、何やら安倍首相夫妻(当時)が絡んでいるように捏造したのが「森友問題」です。

 そして、大阪地方検察庁特別捜査部に逮捕される寸前だった近畿財務局元職員が自殺し、結局消費増税を二度にわたって強要された安倍元首相は、暗殺されました。

 安倍元首相が「美しい国」を目指した日本は、一方で国家権力と圧力団体が「汚らわしい国」を支配しているのです。

高市氏「総理の真意理解できない」防衛費の増税方針

高市早苗経済安全保障担当相は10日、自身のツイッターで、岸田文雄首相が防衛費の増額に関し、令和9年度以降、1兆円強を増税で賄う方針を明らかにしたことに対して…

(産經新聞社)

 その挙げ句がこれです。岸田文雄首相が胸を張った「聞く力」は、これまでただの「聴力検査」などと揶揄されてきましたが、国家防衛と積極財政に一家言ある高市早苗内閣府特命(経済安全保障)担当相を政策懇談会に出席すらさせないとは、これからは「聞きたくない声を聞かない力」を発揮していくようです。

 高市氏に加えて西村康稔経産相も排除されましたが、この害悪な小男はどうでもよいとして、この二人を呼ばなかったのは、官邸の旗振りが「韓半島(朝鮮半島)大好きみずほ」な木原誠二内閣官房副長官だからで、岸田首相というより木原氏が「あいつらは呼ぶな」と言ったかもしれません。

 防衛費増強を徴税増強でしか考えられない「幼稚園児政権」は、とにかく内需を破壊し続ける財務省の言うことをよく聞き、自民党・宏池会の伝統たる緊縮財政を護り抜く気です。

 岸田政権に入り、高市氏がいわゆる「場外発言」に及ぶことが増え、一部で批判されているようですが、間違いを正そうと「聞かない力」に対抗するには、場外だろうが何だろうが発信し、国民的共感を集めて間違いを止めるしかありません。

 私たちも高市氏と共に訴えていきましょう。

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『高市大臣に「聞かない力」』に4件のコメント

  1. うたか:

    太陽光が弱くなる時間帯に電力がやばくなるなんてしょぼい電力じゃメイン電源にはできない
    そんなもの推進するな
    曇りや雨、夜には発電できない、実際の発電能力は25%しかないような代物役に立たない
    技術として価値はあるがそれだけ
    現状頼りにしているのは老朽火力、そして老朽化しているからトラブルのニュースもいくつもある
    補助金廃止して火力のバックアップコストも再エネに負担させろ

  2. きよしこ:

    ここまで来ると、もはや立憲や共産といった左派政党の存在感を消すための自民党内のプロレスではないかと疑いたくもなります。本来ならそういった政党が増税反対の声を上げれば良いはずなのですが、あろうことか連中の口を突いて出るのが「大軍拡への道」だの「辞任ドミノ」だの「差別主義者の杉田水脈はさっさと辞めろ」だの、もう論評するに値しない発言ばかりなので、ここは自民党ならびに国民民主党などの増税反対派に頑張ってもらうしかありません。彼らがいることが唯一の救いというか、それしか救いがないのが腹立たしくてなりません。国債に関して真っ当な発信を続けてきた安倍元首相が暗殺されたのって、裏で財務省が糸を引いていたのではないですか?それが笑い話では済まされないほど果てしなく人命を軽視する連中ではありませんか、財務省は。

  3. 日本女性:

    フォーブス誌が小池知事を世界で最も影響力のある女性100人の1人に選んだとか。このレベルの首長を最も影響力があるとして選んだなら、フォーブスもたいしたことないね。

    極左活動家の言い分を聞いて、豊洲市場移転を2年も遅らせた結果、不必要な出費が膨れ上がり、オリンピック前に開通するはずだった環状2号線も、この12月18日にやっと開通。まさか都は開通式には愚かな都知事にテープカットなどやらせないでしょうね。

    ダイヤモンドプリンセス号がもたらした武漢ウイルスの対応に右往左往しているさなか、早々に中国に防護服を送り、今度は支那製太陽光パネルの設置を義務化するとか。あのおかめ顔を見るのも嫌。

  4. 須賀碩二:

    そりゃあ偽カイロ大首席卒業の小池ペテン師だもの、中国からワイロもらってるから・・・・
    ごり押ししてでもやらないと・・・返金しなくちゃならんのでしょうヨ