NHKは何がしたいのか?

皇紀2682年(令和4年)12月5日

高齢層の“紅白離れ”指摘に「現場にお願いしてテーマにふさわしい番組になれば」NHK前田会長

NHK前田晃伸会長の定例会見が1日、東京・渋谷の同局で行われた。先月16日、大みそかの「第73回NHK紅白歌合戦」の出場者を発表した。今…

(日刊スポーツ新聞社)

 日本放送協会(NHK)の紅白歌合戦を私が見なくなって、もう二十年以上経つでしょうか。そもそもNHKを見ないので、いい加減に消費者契約法違反の放送法という事実を適示し、正しく改めてもらいたいのです。

 しかしながら国会の承認を必要とするNHKの予算に問題がないか否かの議論を提起するとすれば、とりあえず「紅白歌合戦」の出演陣が「(NHKが胸を張る)日本の公共放送」としてふさわしいかどうかを指摘しなければなりません。

 韓国の公共放送であるKBSも毎年、年末年始に「歌謡祭」「芸能大賞」「演技大賞」を開催、放送しています。その歌謡祭に、わざわざ日本の歌手が招待されているのを見たことがありません。

 一方、NHKの紅白歌合戦には、なぜか韓国の歌手たちが招待されています。これが「NHK国際歌謡合戦」とかいう番組なら、各国の歌手を招くものでしょうが、長年わが国のいわゆる「大晦日」の風物詩だった番組がもはやわが国の番組かどうかも怪しくなり、視聴率が低迷しているのです。

 そのことに気づかない、或いは気づいていてやっているNHK側の釈明にもなっていない発信に、もうNHKが長年の視聴者(国民)のための番組を作る気はないのだな、と。

 視聴率を気にする必要がないNHKは、だからこそ作れる番組があり、どうせテレビなんぞ見ていない若者に合わせることなく、むしろテレビ東京がやっている「年忘れにっぽんの歌」でも見習ってはいかがかと思います。

 紅白歌合戦の視聴層は、TWICE(トゥワイス)はともかく明らかにIVE(アイブ)やLE SSERAFIM(ル・セラフィム)を知らないでしょう。知らないグループの歌を楽しみにする人は、そう多くないはずです。

 彼女たちを呼ぶために幾ら使うのでしょうか。これだから受信料徴収に国民的理解が得られないのです。「公共放送として」と言われても、一切そう思えません。

 こうしたNHKの問題に取り組むと公言していた政治家は、場外乱闘ばかりで何ら役に立たず、放送法の改悪すら進行する始末です。これまでの国会で、真摯にNHK問題を突いたのは結局、故三宅博元衆議院議員ではなかったでしょうか。

 一つの案としてのスクランブル放送化などの議論を喚起し、抵抗しなければ、NHKの傍若無人につき合わされ続けます。これは言い続けましょう。

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『NHKは何がしたいのか?』に2件のコメント

  1. 自由貿易反対:

    まずは手始めにBSをスクランブルにしてもらいたい。BSの番組は払っている人にだけ見せれば良いのです。

  2. きよしこ:

    昔は紅白の開始を歌手以上に緊張して震えながら待っていたものですが、歳のせいか大晦日でも早く寝た方が体に良いと思い、さっさと寝ます。一応録画はするのですが、早送りで見ても内容のくだらなさが分かります。民放も酷いので本当にテレビを捨てようかと思案しています。
    とっくに愛想を尽かされているのに若者に媚びた結果、誰も聞いたことのない、しかもデビュー前の韓国人グループを出場させるという暴挙に至ったNHKは高齢者からも着実に反感を買っています。
    日本改革党の沓澤亮治氏が主催したNHKスクランブルデモの参加者を見ても若年層よりもむしろ中高年の多さが目を引きます。この映像を見てNHKは何を思うのでしょうか。
    https://youtu.be/s31MhXR-bpA
    今回のワールドカップにおいても守秘義務の名の下に電通に支払った放映権料を一切明かしません。国民から半ば強制的に徴収した受信料を何だと思っているのでしょう。朝ドラだの大河どらまだの観る連中の気が知れません。
    https://youtu.be/H932RhSLMN4