JR総連の虚言と革マル派

皇紀2682年(令和4年)10月4日

 暗殺されてなお「反アベ」、国葬儀が終わっても「反国葬」のもともと対日ヘイトスピーチ(日本憎悪差別扇動)活動家連中は、多くの国民から感涙を絞った菅義偉前首相の弔辞に難癖をつけ始めました。よほど悔しいのでしょう。

 私は二十六日記事で、菅前首相の「次の一手」を牽制する批判をしましたが、決して安倍晋三元首相に対する数多の批判を蒸し返しませんでした。これは、細心の注意を払ったことです。

 菅前首相について二言(本当はもう一言あったが)申したのは、近いうちに「ほらね」と言わざるをえない状況になる可能性を皆さんに情報提供したかったからで、現に弔辞の内容については「思わず目頭が熱くなり、国葬儀の意義を強調するもの」と絶賛しました。

 しかし、ヘイトスピーカーたちは、やれ「エピソードの使いまわし(リテラ)」だの「電通が演出した(テレビ朝日)」だの「歴史を利用した安易な演出(サンデー毎日・エコノミスト)」だのと、屁理屈をこねまわしての嫌がらせに血道を上げています。まるで「感動した国民は阿呆」とでも言いたげに。

 これは、安倍元首相の国葬儀そのものを揶揄する手口であり、どうしても安倍元首相に対する「悪印象」を私たち国民に植えつけようとする報道権力の常套です。

JR総連が井手正敬氏発言に抗議声明

全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)は3日、JR西日本元社長の井手正敬(まさたか)氏が産経新聞の取材に対し、国鉄改革は労使問題が現時点でも未解決であり「終焉…

(産經新聞社)

 国葬儀の反対行進にも、かつて北朝鮮の文在寅工作員を大統領にしようと韓国の朴槿恵大統領(当時)の弾劾要求行進にまで出動していた全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)は、明らかにこの声明で嘘をついています。

 西日本旅客鉄道(JR西日本)も極めて問題の多い鉄道会社であり、産經新聞社の単独取材に答えた井手正敬元会長の言葉にあまり重みを感じないのも事実ですが、労使問題としては、前述の破壊活動系(総連系)に当たるJR西日本労働組合(西労)と、組織率としては九割を超える西日本旅客鉄道労働組合(西労組)に分裂している現状からしても、氏が指摘していることにほぼ間違いはありません。

 或る視点に立てばそもそも総連は、かつて分割民営化に反対した国鉄労働組合(国労)に対し、新しいJRに残りたい一心で国鉄と一緒になって差別した程度の姑息なこと極まりない連中です。

 JRで働く者の給与上昇になど何ら関心があるように見えません。日本教職員組合(日教組)らと同様、危険思想に基づく破壊活動にしか関心がないのです。

 そのような総連の声明に「革マル派とは一切関係ない」と書かれていたようですが、もう既に松崎明総連・東日本旅客鉄道労働組合元顧問の例が明らかになっています。

 松崎氏は、極左暴力集団の一つである日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(革マル派)副議長にして前述の「国労差別」に加担した側の国鉄動力車労働組合(動労、のちの総連)元委員長でした。

 この種のあからさまな嘘を平然とつく行為は、本来働く者のための団体がすることではありません。

 公安の地道な調査が続けられる中、総連と革マル派の関係は政府の公式見解であり、いくらわめいてみたところで真実を隠せないのです。

 国会に蔓延し始めた「わめくだけの政治活動」と同じく、本気で私たち働く国民の給与上昇を実現させる気などありません。それがほとんどの労働組合の正体です。

 これだから「極左暴力集団」と呼称され指摘されているということを、私たちも改めて認識しなければなりません。昔の話ではないのです。

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