米、韓国が先の惨めな中身

皇紀2682年(令和4年)5月23日

韓国メディア「日本より先」 米大統領アジア歴訪で

米大統領がアジア歴訪で日本より先に韓国を選んだ―。韓国メディアはバイデン大統領が日本に先立って韓国を訪れたのは異例の対応だと報道。尹錫悦新政権に対する期待の大…

(産經新聞社)

 米民主党のジョー・バイデン大統領が今回の東亜歴訪で、通常わが国と韓国の訪問順をひっくり返したことには、既に「大した意味はない」と発表済みですが、いざ訪問を受けた韓国側は大はしゃぎでした。

 彼がわが国よりも先に訪韓したのは、尹錫悦大統領(国民の力)が就任したてであり、彼が選挙期間中から掲げた日米韓関係の修復を確認しなければならなかったからです。

 当時から私はここでも申しましたが、共に民主党の李在明候補ではなく尹候補が当選すれば、米政府は韓国に対し、少しは融和的態度を示す用意がありました。それを示唆することで、李候補の落選を強く願ったからです。わが国も事情は同じでした。

 確かに米民主党政権は、大東亜戦争で火の海にしたわが国を未だに「無視」するような傾向があり、何度でも中共人に担がれ、わが国との対比を鮮明化しようと韓国のほうを重視するふりまでしがちです。

 しかし、既にバラク・オバマ政権時、日韓関係が悪いのは「もはや韓国のせい」だと気づいた米民主党は、当時の朴槿恵大統領に例の「日韓合意」を迫ったほどで、副大統領として動いたバイデン氏はそれをよく知っています。何かとわが国側に「日本が謝って事を収めろ」としてきた米民主党が、韓国側に「もういい加減にしろ」と迫るに至ったのがこの時でした。

 実際、先に訪韓したバイデン政権にとって、尹新大統領に確認したかったことはそれだけでした。ほかに重要な案件は、特になかったのです。

 その証拠に、アントニー・ブリンケン国務長官は、訪韓に随行せず、二十一日から明日までの訪日日程から随行しています。国務省としては、対韓案件に重要なものがなく、日本とは(安倍晋三元首相提唱のクアッドなど)亜太平洋外交・防衛戦略などで大きな課題が山ほどあるためです。

 外遊に国務長官がわざと来なかったことを、或いは訪日にしか随行しなかったことを、韓国の報道権力は伝えているのでしょうか? これを知れば、莫迦騒ぎに興じて文字通り「莫迦をみた」と多くの韓国国民が気づくでしょう。

 そもそも文在寅前大統領に「文首相」といい間違えた過去もあるバイデン大統領が、またも尹新大統領に「文大統領」といい間違えた今回の訪問で、やはりバイデン大統領が使い物にならない老人だと改めて分かりました。

 彼の訪問を受けても、大した価値など初めからないのかもしれません。とすれば、ますますブリンケン国務長官が来たか否かが優先順位の鍵を握るでしょう。

 そのようなことよりわが国にとっては、英連邦豪州の政権交代が重要課題になりました。九年ぶりに労働党が二十一日投開票の総選挙で勝利し、アンソニー・アルバニージー党首が次期首相になります。

 ブリンケン国務長官も、わが国とこの問題を話し合うはずです。豪労働党政権は、中共に媚びて日米を袖にする傾向が強く、アルバジーニー氏が現スコット・モリソン首相(自由党)の外交方針を「大きく変えることはない」と表明していても、到底信用なりません。

 クアッド(日米豪印戦略対話)の一翼を担う豪州がまたも「媚中・反日・反米政権」に転げ落ちることは、それこそアルバジーニー氏に厳しく釘を刺して防がねばならないのです。

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『米、韓国が先の惨めな中身』に1件のコメント

  1. 名無し:

    アメリカ大統領が、日本より先に韓国訪問!この異常なはしゃぎっぶり!見てて、微笑ましい。でも儒教の国にとっては、序列がいちばん!なんですね?我々日本人にとっては訪問順番なぞ、それ程大事でなく会見内容こそ!だと思います。案の定アメリカが日本の国連常任理事国入り、支持したとかで、発狂状態ですが?多くの日本人は今更国連の常任理事国なんぞ、今回のウクライナへのロシア侵攻問題で、何の役にも立たないことを学習したと思います。今更メンバーになっても、せいぜいATM扱い、金づる扱いです!