御即位の礼に接して…

皇紀2679年(令和元年)10月22日

 今上陛下の御即位を賜り、本日「即位礼正殿の儀」が宮中で執り行われます。その模様は、政府広報オンラインのページで拝見できます。午後十二時五十分ごろからの中継です。

 いわゆる「祝賀パレード」といわれる「祝賀御列の儀」は、来月十日の日曜日に延期されましたが、世界各国から参列する国家元首らを招いての「饗宴の儀」は本日、予定通り宮中で開かれます。

 改元を迎える頃も雨でしたが、御即位の礼も台風二十号から変わった温帯低気圧の影響で東京都内は雨の予報です。なお、御即位の礼関連行事は本日以降も続きますが、金曜日から土曜日にかけて非常に強い台風二十一号が関東地方に接近する可能性があります。

 よくこれらを「穢れを払うかのような雨」と喩えるのですが、そもそも先帝陛下の御譲位が現行典範(占領典範)と現行憲法(占領憲法)の「天皇は国民の意思によって存し、国民が不要といえばいつでも引きずりおろせる」性質によって引き起こされたものである以上、現世個人の意思の集積による破壊行為だったと申せるもので、いわば「全く自然な流れではなかった」のですから、自然が穢れを払っているようにはまるで見えません。

 そもそも自然に対する畏怖の念を忘れ、祭祀を忘れて皇室を有難がっているだけの民族に、穢れを払う雨の恩恵を受けることができましょうか。

 世に「めでたい」とされる日に申し訳ないのですが、先人たちより受け継がれたものを粗末に扱いながら、表層だけをなぞって浮ついているさまは見るに堪えません。

 先人の警告むなしく(全てではないが)治水を怠った河川が氾濫し、堤は決壊し、またも多くの命が奪われ、再び嵐の直撃を受けて近くの道から黒煙が上がる日(よりによって首都高速道路千代田トンネル内で車両事故)の、何がそれほどめでたいものか。私たち国民に突きつけられた課題の大きさを思い知る日です。
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第11回 救国の提言講演会<東京>
日 時 令和元年10月27日(日曜日)午後18時30分(10分前開場)~
場 所 文京区シビックセンター 3階案内図 アクセス・地図
内 容 「令和を迎えて~日米韓関係の将来」
     ・文在寅政権の行方 ・関西電力問題と地方行政と日米原子力協定 など
講 演 遠藤健太郎(一般社団法人日本政策協会理事長)
参加費 1,000円(資料代・お茶&お茶菓子代込み)
お申込 こちらから
    ご氏名、参加人数をお知らせください。

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『御即位の礼に接して…』に3件のコメント

  1. miku:

    まさにおっしゃる通りです。今回の御代がわりに、天照大神による「祝福」は得られなかった。大嘗宮の建物が茅葺きから、板葺きに変えられてしまったことも、怒りを買ったのだと思います。

    「左翼が政権を握ると、大地震に見舞われる」と言うセオリーがありましたが、安倍政権が左翼顔負けの売国政策を推し進めたことで、自然災害が頻発しています。

    先の台風は、東京に上陸した途端、勢力を弱めましたが、それも警告、最後の情けのように思えてなりません。次にくるのは、大地震か?防ぐには「日本人全員の覚醒」が必要ですが、未だその兆しは見えません。最近では、来たる危機を一人だけ知っていた、ターミネーター1のサラコナーのような心境で毎日を過ごしています。

  2. 心配性@我は蛮夷なり:

    関東は朝から土砂降りの暴風雨で、各地に洪水警報が出されていたようです。
    東日本は、今日一日中風が吹き荒れ、雨が断続的に降り続いています。
    最悪の天候ではありますが、出だしが最悪なのでこれから良くなるかも・・と期待を込めたいと思います。

  3. やす:

    即位礼正殿の儀直前まで大雨だったにも関わらず、始まる時間になったとたん青空が広がり虹が出たとネットでも話題になっています
    我が国が神の国であることをまざまざと見せてくれたと私は思います
    気象予報で説明できるのかもしれませんが、それ以上の人知の及ばぬ力が作用したと私は信じていますし、これだけ歴史の連続性を失い女性天皇などという我が国始まって以来最大の国難を迎えている現在において、天照大神の霊が我が国をまだ見捨ててはいないということではないでしょうか
    私はそう信じています
    もしこれが女性天皇による即位の礼だったとしたら、こうはいかなかったかもしれませんし、ますます天候が荒れていたかもしれません
    だからこそ大事にしなければいけないし、我が国は神々によって守られた世界最古の歴史を持つ国であり、その象徴が天皇陛下であることを今回の奇蹟的な出来事で強く再確認した思いです
    その歴史と伝統を破壊する売国奴達は神の敵以外の何者でもなく、必ず地獄に落ちます
    私は正直直前まで降っていた雨は天照大神の涙雨のような気がして、もう神の加護が受けられない我が国になるのかなという不安がありましたが、今回の事で少し安心しました
    少し前の15号19号による台風被害は国民の生命と財産を守るようにという警告だったのかなと私は解釈していまして、政府が災害対策に予算をかけていれば防げたものが多かったと思ってます
    即位礼正殿の儀と台風がそのことをハッキリ示してくれたと思いますし、国民全員が気付かないといけないと思いました
    神の国を守るのは私達自身であると私は強く思いました