腰抜け「北方領土の日」
米連邦議会の上院議員だったダン・コーツ国家情報長官に対して「学校へ通いなおせ」などと暴言を吐いたドナルド・トランプ大統領ですが、残念ながらと申しますかこればかりはコーツ長官のほうが正しいと指摘せざるをえません。
それは二点あります。まず、北朝鮮が核兵器放棄の意思を有していないという長官の見解であり、もう一点は、イラン(義国)に核兵器開発の形跡はないという見解です。特に後者は、以前からここで何度も申してきました。
朝鮮労働党の金正恩委員長との関係を「歴史的に良好」と誇示して二度目の米朝首脳会談に臨みたいトランプ大統領が否定したがるのは分かりますが、先日申したように核兵器を手にして放棄した国や地域は一つもありません。北朝鮮は韓国の文在寅政権を誕生させ、史上最も日米韓関係を破壊しつつある現状から見て、コーツ長官の発言を甘く見ないほうがよいでしょう。
また、親イスラエルのトランプ大統領が義国を拒絶するのも、極めて愚かと指弾せずにはいられません。これについては、露国のウラジーミル・プーチン大統領を呆れさせたほど対米従属をひけらかした安倍晋三首相に強い影響を与えた態度であり、日義関係の将来が危ぶまれます。
その露国では「日本に島を返すな」などと官製デモが繰り広げられたのに、わが国のこの腰抜けぶりは何でしょうか。このようなことをしているから、かえって露国に「日本はまだ本気ではない」と思われ、領土交渉が始まりすらしないのです。
このような「北方領土の日」ならやらないほうがまだマシであり、やるからには徹底的に「露国こそ千島列島全島と南樺太の領土帰属が日本にあるままの国際法上の現状を認めろ」と叫ばねばなりません。
支持率が激しく落ち込むプーチン政権が官製デモをやらせるなら、安倍政権こそ自民党員をかき集めて「島を返せ」とやらせるべきです。
皇紀2679年(平成31年)2月1日 10:53 AM
ロシアの関係者は「日本は脅せば何とかなる」という事を本気で語っているという、論客のお話を聞いた事があります。
尖閣諸島問題でも、当初中国政府が「日本は(攻撃力を備えた中国の公の船が、尖閣諸島周辺で睨みを利かす)という新しい状況に慣れるべきだ」という意味不明の主張を盛んに行い、日本国民を困惑させました。
「日本人は脅しに弱い」「法的に正しいかどうかという事よりも、とにかく『既成事実』を積み上げて納得させろ」という暴力的な発想がどこから来るのかと思いましたが、恐らく、その「元凶」は、大昔に書かれた『菊と刀』ではないかと思います。(ぷっ・・)
しかし、野田市の教育委員会や柏の児相の「弱腰対応」や「事なかれ主義」を見ていると、そう思われても仕方が無いのかも知れません(憤)
昨今の、‶欧米列強”による露骨なまでの「治外法権」の要求も、同じ流れではないでしょうかね?
それにしても、この、言い方、何とかならないのでしょうか?
「中国みたい」「全体主義」「宗教裁判」、今度は「スターリンのソ連と同じ」ですか(苦笑) ↓
「スターリンのソ連と同じ」=英紙もゴーン被告捜査批判
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019013000198&g=int