「反国家」といったオウム

皇紀2678年(平成30年)7月7日

【オウム死刑執行】なぜこの時期に執行…?なぜ7人? 慶事・五輪控え年内決着 幹部を先行

麻原彰晃死刑囚らの死刑執行は、なぜこの時期になったのか。死刑囚については、共犯者の逃亡中や公判中には執行をしない運用がなされてきた。今年1月、地下鉄サリン事件で…

(産経ニュース)

 西日本を中心に豪雨被害が拡大していく中、昨日記事冒頭で申し上げた通り旧オウム真理教の松本智津夫死刑囚ら七人の死刑が執行されました。

 まず私が初めに思ったのは、平成七年一月に阪神淡路大震災が発生し、多くの被災者がまだなお呆然としている最中の三月、地下鉄サリン事件を起こした旧オウムは、そんな被災者たちを報道からも国民的関心からも置き去りにしましたが、重大な危険が差し迫った西日本豪雨災害の中、彼らは「またも私たちの邪魔をした。最期の瞬間まで迷惑な存在だった」ということでした。率直な想いなので、表現が不適切でしたらお詫びします。

 国土交通省と法務省が話し合って執行日を決めるわけではありませんから、法務省は準備してきた通りに執行したわけで、本来であればとっくに彼らに罪を償わせるべきだったのであり、七日の執行が誤りだったということはありません。あくまで彼らは、最期までそういう巡り合わせだったということでしょう。

 にもかかわらず、彼らの死刑執行に異議を唱えた「死刑制度に反対する」とか何とかの「市民の会」は、もはや私には旧オウムと同質の組織に見えます。

 「国が悪い」という思い込みが松本元死刑囚を増長させ、「反社会」「反国家」を標榜するようになって大量殺戮殺傷事件を起こしました。これは極端な反応ですが、対日ヘイトスピーチ(反日)活動家たちの思考回路に極めて酷似しています。

 一般に「左翼」といわれる対日ヘイトは、ひたすら憎悪を煽る後ろ向きな思想であるのに対し、そもそも「右翼」とされる保守派は、祭祀に基づき人と自然を敬い、畏れを胸に何ごとかに備える前向きな思想のはずです。

 この備えに於いて、松本元死刑囚が何も語らなかったのは(彼の性質上か、創価学会の関与か)想定内のやむを得ないことだったのであり、「事件の全容が明らかになっていないのに死刑を執行するなんて」という考えは、一種の「甘ったれ」でしかありません。実行犯の元信者の元死刑囚たちの証言と、状況証拠から私たちが次の可能性に備えるしかないのです。

 いつまで執行を待てばよかったというのでしょうか。いつまでも罪を償わせないことは、彼らにとってよいことだとでも思ってのことなのでしょうか。死刑制度に対する考えはともかく、松本元死刑囚らの執行に異議を唱えた市民団体の連中は、その自身の思想に拘泥して目が曇っているとしか思えません。

 「反国家」「反日」が増長すればこのような事件を起こす者がまたいつでも現れるということを、私たちが裁判記録などの一刻も早い公文書化を求めて研究することで、自ら防いでいくしかないのです。

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『「反国家」といったオウム』に5件のコメント

  1. やす:

    松本智津夫死刑囚の死刑執行が行われたとしても、この男に殺された人間は帰ってきませんし、遺族の無念が晴れることはありませんが、一つのケジメはついたと思います
    何故この時期にとはよく言われますが、何とか死刑までこぎつけただけでも良しとして、どうしてここまで教団を増長させてしまったのかを個人的によく考えるのですが、松本智津夫死刑囚を増長させたのは、この男に依存しようとした多くの人間の心の弱さであり、ロクでもない政治家を当選させて日本国家を悪くしてしまった多くの国民の写し鏡とまったく同じ構図です
    オウム教団幹部は超エリートばかりだというのは有名ですし、それと比べたら松本智津夫死刑囚はカス同然なのに、何故カスに騙されたのかと考えると、戦後教育での価値観で作られた偏差値秀才と言われる人達の欠陥だったのではないかと思っていて、肝心の考える力が育ってないから豊富な知識を松本智津夫死刑囚が凶器へと利用しただけなのかもしれませんね
    そういう意味で個人的にこんなテロ教団を作り出した根本は間違いなく教育問題にあると思ってます
    私は松本智津夫死刑囚とその幹部達だけではなく、日本の左傾化教育に関わってきた日教組の連中も全員処刑すべきだと思います
    本来なら松本智津夫死刑囚なんて単なる詐欺師で終わっていた男のはずで、教育の間違いが如何に恐ろしいかを国民全員がよく考え、何度も言っている教育の問題から見直し、日本人としての誇りを取り戻していくことが、松本智津夫死刑囚のような大悪党を作り出さない一番の方法だと私は考えます

  2. 心配性@我は蛮夷なり:

    豪雨災害のお見舞いを申し上げます。
    私の住む地域は、以前は度々河川が氾濫、甚大な被害が出たそうですが、護岸工事をしっかりやった為か、今は何とか無事です。
    「コンクリートから人へ」のやり過ぎが正しかったのか、今一度振り返る必要があるかも知れません。

    先日(7月5日)の読売新聞のタイトルは、「韓国の若者親日じわり」「就職希望や旅行者増」というものです。
    日本での就職や移住を希望する若者が増えているそうで、中には「日本に住むという夢をかなえたい」と望む人までいるそうです。

    韓国では少子化に歯止めがかからず、出生率も過去最低で、一方、若者の就職口が国内に無いという状況。
    民団などは、就職難にあえぐ母国の若者を、できるだけ多く日本企業に就職させようと奔走しているようですが、韓国は大変そうですね。

  3. やす:

    松本智津夫死刑囚にあるのは異常な権力欲と恨の精神だと私は思っていて、何でも自分の思い通りにならないと気が済まない性格であり、一方で追いつめられると尻尾巻いて逃げ出すというまさに支那スタンダードそのままの人間です
    そんな支那人同然の人間に利用される偏差値秀才達という構図は、このまま日本が第二の支那に成り下がった場合の姿を体現していたと思うんですよね
    それによって一番迷惑するのは多くの国民であり、支那では毎日どこかで暴動が起きていて、日本の支那化が進めば同じようになります
    個人的にこの事件はテロ教団だけの問題で片づけるのではなくて、そんな教団を増長させ松本智津夫死刑囚という化け物を作り出した教育問題を筆頭とした日本全体の問題として捉えるべきだと思います
    直接テロ行為を行わないまでも、松本智津夫死刑囚と同類の人間は世の中に沢山いますし、有名な所では間違いなく東京の緑の妖怪が一番近いと思ってます
    第二第三の松本智津夫死刑囚を作り出さないためにも、教育問題の見直しは急務であり、それによって将来の大悪党の芽を潰すために国民全体の精神武装を育てることが一番大事だと思います

  4. きよしこ:

    今週は(自分が夜勤だったこともありますが)サッカー日本代表の敗戦に始まり、文科省局長による裏口入学、九州地区を襲った豪雨(我が家も両親が避難しましたが被害は皆無でした)、オウム真理教幹部らの同時死刑執行や千葉での震度5弱の地震など、本当にめまぐるしく過ぎて行った感があります。ツイッターを観ていると「#救助」の呟き(というより救助要請)が絶え間なく流れてくるのですが、自分の身が安全だと極めて不謹慎ながら、とても同じ国で救助を待っている人がいるなんて実感がわきません。「どう頑張っても、できないものはできない」が信条なので、被災者された方々の身の安全を願いながらも私自身は淡々と生きていくしかありません。

    今回の死刑執行で感じたのは、彼らを時にバラエティ番組などに出演させて「本当は面白い人たち」というイメージを植え付けたメディアに限って死刑の執行や死刑制度そのものに疑問を投げかけていることに対する偽善と違和感です。執行の時期が早いか遅いかは別としても、ただ「生き延びるために沈黙する」という狡猾な手段に浪費された時間は、事件の被害者や家族を苦しめた時間でもあり、「犯罪者の人権は何よりも尊い」とでも言いたげな連中はその事実に対して全く向き合うことも無く今を生きる私達を攪乱し破滅と混乱に導きます。おそらくこの手の連中は「被災地が大変な時に外遊なんぞけしからん」と言うに決まっていますが、そもそも「備える」ことを否定する人間になど、人権や行政について居丈高に語ってもらいたくないものです。

  5. あき:

    オウムがソビエト共産と関係が有った、と言うのは以前から言われていたけれど本当に、どうだったのかと思う。 この事件でしゃしゃり出てきた有田ヨシフ、江川とか日本の共産党反日左翼在日などどこまで関わってたのか?とか、思う。  連中だけでと考えるには大掛かり過ぎ、野放しにされ過ぎだった様に思う。  桜井誠さんのラジオは面白かったです。
     何時も思うのが、被害者の事・被害者の方達にこそ支援するのが当たり前なのにやられ損がまかり通っている事に怒りしかありません。  どうなっているのか詳しく知らないので偉そうにと思られるかもしれないけど、せめて安心して病院などにかかれ、他の家族が安心安全に暮らせるようにして欲しい。なぜ、反日糞パよくや、犯罪者に金が渡るようにされているのか?!異常です。