リベラルならまず自分から

皇紀2677年(平成29年)8月21日

【歴史戦】カナダの州議会に「南京大虐殺記念日」制定阻止へ意見書 自民議員有志、「好ましくない論争を引き起こす」

衛藤征士郎元衆院副議長ら自民党の複数の有志議員が、カナダ東部のオンタリオ州で「南京大虐殺記念日」を制定する動きがあるとして、同州議会に「関係国間で好ましくない論…

(産経ニュース)

 以前「米国は既に、西海岸から中共共産党に侵略され始めている」と申しましたが、先日取り上げたシンガポール(星国)の中共人工作員国外追放処分や、豪州レービ研究所の論文からも分かる通り、中共人移民や留学生がまるで侵略工作の責務を負っているかのように立ちまわる例は、移民国家のカナダ(英連邦加州)でも当然顕著です。

 しかも、世界で最も「美男の為政者」と話題のジャスティン・トルドー首相は、私の勝手で申しますとその爽やかな見た目と出自とは裏腹にとても信用ならない政治家であり、恐らくこの手の問題にはうまく対処できないでしょう。

 とはいえ、これは州議会レヴェルの話ですから、わが国が対米・対加ともに各州政府への働きかけを怠ってはなりません。自民党の原田義昭衆議院議員(福岡五区)は、以前より私たち日本人の人権問題に積極的に動いてきた政治家であり、ここが本来リベラル派である(人権問題に取り組む)はずのトルドー首相との違いを見せる、と私は厳しい査定ではありながらもそう思っています。

 ところで、リベラルを気取る偽善と申せば、中日新聞社の「一日も速く時給千円に到達すべき」 という社説が話題になっているようです。(ガジェット通信記事を参照)

 独国が最低時給を千二百円に初めて設定した際、私はわが国がこれに劣る現状を指摘しました。それは何も外国の真似をしろというのではなく、いかにわが国が給与・物価下落(デフレーション)に陥っているか自覚せよという意味でした。

 中日や朝日新聞社、或いは民進党や社民党らの同種の論調は、ただひたすら「時給を上げろ」というだけで経済原理を無視しており、そのような無理をすればわが国の九割に及ぶ中小企業があちこちで姿を消す(経営者たちは自殺に追い込まれる)でしょう。

 にもかかわらず自社は、時給九百十円で学生アルバイトを募集する有り様で、もうこれ以上みっともなく恥ずかしい報道権力の振る舞いはないと申して過言ではありません。彼らの偽善騙しを端的に表したような事象です。この手の話は、普段の会話でもしやすいでしょうから、皆さんも是非取り上げてみてください。

スポンサードリンク

『リベラルならまず自分から』に8件のコメント

  1. POLLUTANT:

    >>中日や朝日新聞社、或いは民進党や社民党らの同種の論調は、ただひたすら「時給を上げろ」というだけで経済原理を無視しており、そのような無理をすればわが国の九割に及ぶ中小企業があちこちで姿を消す(経営者たちは自殺に追い込まれる)でしょう。
    確かに仰有られる通りなのですが、給料は上がるべき、というか上げるべきで、それでペイ出来ないのならば、商売として成り立ってないだけ、という見方に変わる方が望ましいのでは?

  2. 心配性:

    日本が既に、国際社会に対して謝罪や賠償を済ませているという話はさておいて、しばしば「ドイツを見習え」という批判を受けますが、個人的には、ナチスドイツと大日本帝国を、その性質上同列に語るべきではないとさえ思っています。

    戦前の日本は、一蹴されはしましたが、世界で初めて国際会議の場で「人種差別撤廃」を訴えた国です。

    一方戦前のドイツは、優生学などを都合よく持ち出し、「人種差別」を公然と正当化し、自国民であるユダヤ人を排斥し、殺しもしました。

    日本は、台湾や朝鮮において、住民の意思を無視して、(特に戦時中)しばしば強引とも言える同化政策(皇民化政策)を推し進め、反発を買う事がありました。
    日本による支配に抵抗して暴動を起こし、殺人などのテロ行為を繰り返す人々に対しては、軍隊や警察が出動して容赦ない弾圧を加える事もありました(霧社事件など)。

    一応立派な事を言っては見たものの、行動がしばしばおかしかったのと、公然と「人種差別」を正当化して自国民を虐殺する事は、その性質において異なると思います。

    それから、近頃、某公共放送などが「東京大空襲」などを正当化する動きを見せているようですが、そこまでする必要はないと思います。
    「焼夷弾」は普通の爆弾ではありません。
    住宅密集地や人口密集地に投下して、木造家屋諸共日本の庶民を「火あぶり」にして殺す事を目的として投下されたものですから、この上なく残虐であり、「虐殺」と言ってもよいと思います。

  3. 遠藤 健太郎:

    皆さん、いつも貴重なご意見を賜りありがとうございます。

    POLLUTANT様
     だから何度もデフレーション脱却が最優先だと申し上げています。その前の段落をもう一度よく読んでください。デフレーション脱却と彼らのいう「時給を上げろ」「最低賃金を上げろ」の主張はまるで似て非なるものです。

  4. 00:

    私は経済には詳しくはありませんが。
    昔、社会福祉の現場にいたことがあります。その時感じたことですが、社会福祉もお金がないとどうにもならないところがあります。
    社会が豊かになるにつれ予算が増え、それがすべてではありませんが福祉の改善がありました。
    日本社会全体が一つの船と考えると、全体が浮かびみんなが良くなることが望ましいです。
    中小企業も金の卵を産むガチョウであるのは確かですから、給料を上げてガチョウを殺すのはまずいと考えます。
    もちろん、給料を上げるなと言っているのではありません。しかしそう単純ではないと思います。

  5. 00:

    言い忘れましたが、マスコミが悪いはそのように思います。
    無責任にあおるな。自分をみつめろ。自分にできないことを人に勧めるんじゃない。

  6. POLLUTANT:

    生意気な事を言って、申し訳ありませんでしたm(__)m
    勿論私もデフレ脱却が一番なのは分かっております。ただ、
    >>、そのような無理をすればわが国の九割に及ぶ中小企業があちこちで姿を消す(経営者たちは自殺に追い込まれる)でしょう。

    このような意見に乗じてブラック企業が賃上げをしてない事が問題だと思ったものですから…。
    一昔前にブラック企業の代名詞のゼンショーが夜間の時給を千円以上にしても人が集まらないとかニュースがありましたが、そのカラクリが三人体勢じゃないと仕事が回せないのに二人にして時給を上げるというものだったと記憶してますが、この野党の無責任な言を利用(梃子)にしてブラック企業を潰せれば幸いかと思いましたものですから・・・。

  7. 遠藤 健太郎:

    皆さん、いつも貴重なご意見を賜りありがとうございます。

    POLLUTANT様
     いえいえ、とんでもないことでございます。ご意見を賜った主旨は理解しました。私としては、いわゆる「アベノミクス」でデフレーション脱却を掲げたはずの安倍内閣が消費税率の引き上げで思いっきりブレーキを踏み込んだことに苛立っており(政策提言を繰り返しても財務省が阻むのかうまくいかないので)、どうしても申したいことを申しただけですので、どうぞ今後も忌憚なくご意見を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

  8. 00:

    税金の申告時関係者と話したことがあります。
    世の中には、自分の生活を切り詰めて、従業員のため頑張っている経営者がたくさんいる。
    報道はされませんが、いい話はたくさんあるんですよ。

    余計なことを述べました。すいません。