安倍VS蓮舫で大問題発生

皇紀2676年(平成28年)10月6日

 これで、日本電気(NEC)に続き富士通のパソコンも「危険物」の仲間入りです。

 http://www.sankei.com/economy/news/161006/ecn161006……
 ▲産經新聞:富士通、レノボとパソコン事業統合へ ブランドや工場は存続

 聯想集団(レノヴォ)は、中共共産党の「中国科学院」発祥で、英国・米国・カナダなどの政府機関、特に情報機関がレノヴォ製品の使用を禁止しています。

 このような会社と広く知られるようになってなお今さら統合するなど考えられません。富士通は、東芝にもVAIOにも袖にされ、よほど困っていたのでしょう。残念ながら落ちぶれ果てたものです。

 http://www.sankei.com/politics/news/161005/plt161005……
 ▲産經新聞:【参院予算委】安倍晋三首相と蓮舫代表が再対決 解散、憲法で激論 稲田朋美防衛相も標的に

 さて、五日の参議院予算委員会で、安倍晋三首相と民進党の蓮舫代表の「再対決」に大問題が発生しました。報道各社は、その上っ面をさらって話題にしていますが、産經新聞社さえその大問題に気づいていないため、ここではっきり申しましょう。

 よって上記記事にないのですが、以前ここで申した「来年一月の衆議院解散は、日露首脳会談で成果があればあり得るが、露国の政治的都合で講和締結(領土問題の解決)交渉が進まないため、現段階の分析では、その結果としてあり得ない」ことに絡む質問を、蓮舫代表がしたことだけは分かります。

 大問題は、それに対する安倍首相と岸田文雄外相の答弁です。まず岸田外相が「四島の帰属の問題を解決して、平和条約を締結する」と答え、つづく安倍首相も「北方四島は、わが国固有の領土である。われわれは、四島の帰属の問題を解決し、平和条約を締結する。これが基本姿勢でございます」と答えました。

 これで日露の四島返還合意はなくなったと申して過言ではありません。

 このような「基本姿勢」だから、蓮舫代表に「二島の返還で解決、平和条約の締結は行わないということですね」などと尋ねられてしまうのです。しかしながら、この答弁を聞いた彼女も「その基本姿勢を堅持していただきたい」などと寝とぼけた「安倍政権支援」をやらかしてしまっているのですが。無知蒙昧の恐怖とは、このことです。

 麻生太郎副首相が首相当時、露政府の招待による南樺太訪問への批判に気づき、記者団に「領土帰属の問題があります」と述べたのは、千島列島全島と南樺太の帰属は、未だ国際法上わが国に存するというのが大前提であることを示しており、これを忘れて四島返還交渉に臨む莫迦がどこにいるのでしょうか。

 なぜこう申せるかは、まさに日露講和が未締結だからです。大東亜戦争の結果について日露の合意がまだなく、これらを「所属未定地」などとする外務省見解は、間違い以外の何ものでもありません。

 露政府の都合も何も、日本側が自ら交渉の進展をぶち壊してしまいました。外務省を入れず官邸主導で進めるはずが、すっかり外務省ペースで進んでいます。

 私たち国民は、絶対にこれに抗議すべきです。

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『安倍VS蓮舫で大問題発生』に2件のコメント

  1. 心配性:

    >これで、日本電気(NEC)に続き富士通のパソコンも「危険物」の仲間入りです。
    >聯想集団(レノヴォ)は、中共共産党の「中国科学院」発祥で、英国・米国・カナダなどの政府機関、特に情報機関がレノヴォ製品の使用を禁止しています。

    国が待ったをかける事はできないのでしょうか?

    企業も国家も、あまりにも目先の利益を追求するばかりで、「長期的ビジョン」に欠けている、欠けていた、と感じます。

    「少子高齢化」にしてもそうですね。

    国が建設や介護の現場で外国人労働者の受け入れを進めるようですが、「訪問介護」も外国人ができるようにするらしいですね。
    その他農業分野でも経験者を中心に受け入れるようですが、切羽詰ってから突然ヤケクソになって受け入れを始めないで、もう少し前に日本人が安心して子供を産んで育てられる環境を整える等、努力もすべきでした。

    「『日本人は優秀だ!世界で大人気だ!』と己惚れてはいけない。」とい批判する人が国内外に沢山います。
    日本人は「日本絶賛番組」ばかり見ているから、井の中の蛙になると。
    「日本絶賛番組」ばかり見ているから、ネトウヨ己惚れてしまって、韓国人を下に見て批判するのだと決めつける人までいますね。

    しかし、今日日「俺様は偉い!(エヘン)」と己惚れている日本人なんていませんよ。
    「ここが変だよ日本人」の様に、外国人が日本をボロクソに批判する番組を見るよりはストレスが溜まらないから何となく見ている、という人も沢山いるでしょう。
    上から目線の人々は、特にバブル崩壊から今日に至るまで、日本人がいかに国家や国際社会に対して絶望しているか、憤っているか、怒りをため込んでいるかを知らないのです。

  2. きよしこ:

    なるほど今日の先生の記事を拝見すると昨日の安倍首相と岸田外相による答弁が大問題である理由がよくわかります。ただ「安倍VS蓮舫」の対立構図を演出したいだけのメディアには永遠に理解できないでしょう。わざわざ国会に「自爆営業」をしに行く人間が党首を務める政党は無視することにして、唯一正しい認識を持つ副首相は果たして歴史に残る売国奴になり得る人間に平手打ちの一つでもお見舞いできるのでしょうか。いやもう手遅れなのかもしれませんが。

    とはいえ、いつもなら重箱の隅をつつくような情報を各SNSユーザーも今回ばかりは蓮舫議員の莫迦さ加減を嘲笑するばかりで肝心のこの問題に気づいていません。逆に言えば先生ご自身や、この記事を見た人間しか理解していないことになります。

    だからというわけではありませんが、先の教科書採択に関する汚職事件の時のように改めて動画でこの問題を広く呼び掛けてみてはいかがでしょうか?少なくとも今回の問題に関して既存のメディアが報じる可能性は皆無です。お忙しいとは思いますが、是非ともご検討お願いします・・・